スワップポイントで稼ぐには？おすすめ通貨や必要資金を解説

スワップポイントで稼ぐためのコツは、金利差の大きい通貨ペアを選ぶこと。スワップポイントは2種類の通貨の金利差によって利益を得る仕組みであるため、金利差が

特に、メキシコペソや南アフリカランド・トルコリラなど新興国通貨を含む通貨ペアがおすすめ。2022年、インフレ抑制を目的として利上げが続いた米ドルも金利が高まっており、多くのFX会社でスワップポイントが高く設定されています。

なるべくスワップポイントが高いFX会社を選ぶことも、FXで効率よく利益を得るために重要です。FX会社が提示するスワップポイントは短期金利市場による影響も反映されており、同じ通貨ペアであっても数値は異なります。

どのFX会社を選ぶかによって、1日あたり最大200円の収益差が生まれることも。短期間で見れば小さな額に感じるかもしれませんが、年間で7万円以上もの差が発生するケースもあります。

mybestでは、スワップポイントの高さに着目してFX初心者におすすめのFX会社を徹底比較しました。スプレッドや取扱通貨ペア数についても詳しく紹介しているので、参考にしてくださいね。

スプレッドが狭い通貨ペアやFX会社を選ぶことも、スワップポイントで利益を得るためのコツです。スプレッドとは売値と買値の差であり、FX取引における手数料のような役割を担っています。

スプレッドが広ければ広いほど、スワップポイントで得た利益が相殺されてしまうため要注意です。また、通貨の価格が変動せずに利益や損失が発生しなかった場合、スプレッド分のみが取引結果に計上される点も覚えておきましょう。

スプレッドは通貨ペアやFX会社によって異なります。国内外の財政状況、取引量などの影響を受けて価格が急激に変動する可能性もあるため、こまめに最新情報をチェックしましょう。

複数のFX会社で取引を行う方法もおすすめです。複数のFX会社を活用することで、スワップポイントの差を利用する「さや取り」という手法が使えます。

メキシコペソをA社で買い、同時にB社で売ると仮定しましょう。A社のメキシコペソの買いスワップが＋50円、B社のメキシコペソの売りスワップが-20円とした場合、発生する利益は50-20＝30円。このような方法をとることにより、為替変動によるリスクを最小限に抑えながら効率的にスワップポイントを得られます。

ただし、リスクが少ない分リターンも少なくなってしまうことを念頭に置いておきましょう。両方の会社でスプレッドが発生するため、必ずしも利益が得られるわけではない点にも注意が必要です。

スワップポイントは毎日変化するため、こまめにチェックしましょう。スワップポイントを算出する基準になっているのは超短期金利であり、毎日の資金需給に影響を受けて変動する可能性があります。

特にその影響を大きく受けやすいのは、レパトリエーションの時期でしょう。レパトリエーションとは、企業や投資家が国外で運用している資金を自国の通貨に買い戻すこと。なかでも、企業の決算が集中する2月～3月・8月～9月・年末は金利市場が不安定になりやすいので注意が必要です。

対策をせずにポジションを放置したままだと、気づいたときには損失が膨らんでいることも。スワップポイントの変動を予測したスワップカレンダーを閲覧できるFX会社もあるので、こまめに活用することをおすすめします。

スワップポイントがマイナスになると支払いが生じる点にも注意しましょう。低金利の通貨を買い、高金利の通貨を売るとスワップポイントがマイナス（マイナススワップ）になってしまい、支払いを行わなければいけません。

特に、トルコリラやメキシコペソのような高金利通貨をペアに含む取引では、高いスワップポイントの支払いが求められます。米ドル/円やユーロ/円のようなメジャーな通貨ペアでも、2022年以降は金利差が開いている傾向にあるため、常にマイナススワップを考慮しながら取引を行いましょう。

レバレッジをかけすぎると、ロスカットされてしまう可能性があるため注意しましょう。ロスカットとは、損失が一定の基準に達した際、FX会社が強制的にポジションを決済する仕組みのことです。

スワップポイントによる利益を得るには、ポジションを保有し続ける必要があります。ポジションの保有期間が長ければ、その分為替変動による影響を受けやすくなるでしょう。

レバレッジを高く設定している場合、少しの為替変動でも損失が大きくなるためロスカットされるリスクが高まります。スワップポイントで稼ぐことを目的とするなら、レバレッジは2～3倍ほどに抑えるとよいでしょう。

高金利通貨には、価格が不安定になりやすい特徴があります。特にトルコリラのような新興国通貨は通貨の流動性が低く、政治的な不安要素やインフレリスクを抱えるケースも少なくありません。

金利が高ければ高いほど、伴うリスクは大きくなります。急激に価格が変動したことで、スワップポイントで得た利益を一気に失ってしまう可能性も。高金利通貨と相関性の小さい通貨ペアにも分散投資し、リスクを最小限に抑えるようにしましょう。

為替損益やスワップポイントなど、FX取引で得られる利益は課税対象になります。税率は一律20.315％で、内訳は所得税15％・住民税5％・復興特別所得税0.315％です。

FX取引による利益は「先物取引に係る雑所得等」に分類され、給与所得とは別で税額を計算する申告分離課税として扱われます。そのため、FX取引で得た利益から経費を差し引いた金額が年間20万円以上であれば、確定申告を行わなければいけません。

FX取引で利益を得た場合は、自分が確定申告の対象かどうか必ず確認するようにしましょう。確定申告の方法について詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。