AIを使った動体検知機能を搭載する屋外用防犯カメラ、Anker Eufy Security Solo OutdoorCam C22。「夜でもきれいに映る」と評判です。一方で、「夜間の人物検知がお粗末」「遠隔で角度調整できない」と気になる口コミも存在し、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の7つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の屋外用防犯カメラとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、屋外用防犯カメラ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
Anker Eufy Security Solo OutdoorCam C22は、高いところに設置できる人におすすめです。設置方法を確認したところ、比較したなかには壁に穴を開けてビス留めする商品もあったのに対し、マグネットでくっつけるだけと簡単でした。マグネットがつかない場所でも、付属の金属プレートを両面テープで貼れば問題なし。簡単に取りつけられるぶん盗難のリスクがあるため、人の手が届きにくいところに設置しましょう。
算出した水平画角は107度と、広範囲を映せます。口コミにあった「夜間の人物検知がお粗末」との懸念を覆しセンサー感度も良好で、昼間でも夜間でも7m離れた場所の動きを検知しました。比較したなかには頭の上で手を振らないと反応しない商品もありましたが、腰の位置で動く手にも反応。PC作業のような細かな動きも見逃さず、しっかり記録に残せます。
動体検知すると自動で撮影を開始。スマホに通知が届くので、不審な人物の侵入がすぐにわかる設計です。スマホを使って警告音を発したり、映像のなかの人物に話しかけたりと威嚇できるのも魅力でした。内蔵マイクとスピーカーは、屋外にいる家族に呼びかけるなど日常でも活躍するでしょう。唯一、「遠隔で角度調整できない」との口コミどおり、スマホからカメラを動かせない点は惜しいところでした。
昼間の画質は人相を確認できるほどクリア。歩行者だけでなく、動きの速い自転車に乗った人の顔も確認できます。比較したなかには数字が読めない商品もあったなか、ナンバープレートも認識可能。夜間では視認性が落ちたものの、「夜でもきれいに映る」と評判だったとおり人物の服装・性別を確認でき、侵入者の特徴を見落としにくいでしょう。「隅々まで鮮明に確認できます」との謳い文句にも頷けます。
クラウドサービスがなく、microSDカードやネットワークHDDのNASを用意しないと保存できないところはデメリット。とはいえ、月額費用がかからない点は魅力でもあるので、ランニングコストを抑えたい人にはおすすめです。設置が簡単で画質のきれいな本商品。盗難されにくい場所に設置できる人は、ぜひチェックしてください。
実際にAnker Eufy Security Solo OutdoorCam C22 と比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
Anker Eufy Security Solo OutdoorCam C22 よりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
TP-Link
動体検知直前から録画できる。バッテリー式で設置も簡単
TP-Link
高画質で、動体検知から遡って記録できる。お手頃価格が魅力
TP-Link
画質にこだわる人におすすめ。服の文字も識別できる
今回ご紹介するEufy Security Solo OutdoorCam C22は、モバイルバッテリーなどのスマートフォン関連の商品で知られるAnkerが2022年に発売した屋外用防犯カメラ。フルHDの解像度と130度(※公称値)の広角レンズにより、「隅々まで鮮明に確認できます」と謳っています。
人・ペットなどの動きを検知する機能にはAIを活用。検知対象や通知方法はスマホアプリからカスタムできます。暗闇で動体検知すると周囲約3mの範囲を明るく照らすスポットライトも搭載し、夜間のカラー撮影も可能です。
電源ケーブルは約6mと長く、幅広い場所に設置可能。IP67の防塵・防水性能も備えているため、屋根のない庭にも設置しやすいでしょう。スペックの詳細は以下をご確認ください。
今回はAnker Eufy Security Solo OutdoorCam C22を含む、人気の屋外用防犯カメラを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
1番の魅力は撮影範囲の広さです。商品から90cm離れた場所の画角中央部分に目印を置き、目印から左右の画角の終わりまでの長さを計測しました。測定値をもとに水平画角を算出したところ107度あり、広範囲に撮影できることがわかりました。
比較したなかには水平画角が68度しかない商品もあったのに対し、死角は少なめです。広い庭も隅までしっかり監視できるでしょう。「隅々まで鮮明に確認できます」という謳い文句にも頷けます。
動体検知した直後から録画が始まり、スマホに通知が届きます。センサーの精度を確認すると、昼間も夜間も7m離れた距離の動体にしっかり反応しました。「夜間の人物検知がお粗末」との口コミを覆し、明るさに関係なく広い庭でも不審な人物をしっかり記録できるでしょう。
比較したなかには頭の上で手を振ったり、カメラの前を横切ったりと大きな動きがないとセンサーが反応しない商品もありました。対して本商品は、腰の位置で動く手にも反応します。PC作業をしている人にも反応する精度で、トラブルのときも撮り逃すことなく必要な映像を記録できそうです。
スマホを使った機能も充実しています。カメラが動作・サウンドを検知すると、自動で録画を開始してスマホアプリに通知が届く機能を搭載。万が一不審な人物が侵入してきても、アプリの警告音ボタンを押せば音で威嚇できました。
カメラにはマイク・スピーカーが内蔵され、映像のなかの人物と会話ができるところもメリット。不審人物に声かけができるほか、家族が屋外で作業をしているときにも呼びかけられ日常的に活躍しそうです。Googleアシスタント・Amazon Alexaが使えるため、声で操作できるところも便利でした。
一方で、比較したなかにはスマホアプリを使ってカメラの角度調節・ズームが行える商品もあったのに対し、本商品は非対応。「遠隔で角度調整できない」と口コミで指摘されたとおり画角から外れた対象物は撮影できません。気になる人は2台用意して対角線に設置するなど、死角が少なくなるように工夫するとよいでしょう。
手軽に設置しやすく、賃貸に住んでいる人でも使えるところもメリットです。設置方法を確認したところ、マグネットがつく場所であればくっつけるだけで設置できました。
マグネットがつかない場所に設置したい場合は、両面テープがついた金属プレートを貼ることで設置可能。比較したなかにはビスを使って固定する商品もあったのに対し、壁に穴を開けられない賃貸の人でも設置しやすいところが魅力です。デメリットは、ビスで固定するタイプよりも簡単に取り外せること。盗まれにくいように高い場所に設置することをおすすめします。
電源供給用のUSBケーブル1本をつなぐため、設置の際は配線の処理が必要です。比較したなかには配線不要のバッテリー式の商品もあったことをふまえると少々手間ですが、一度設置すれば取り外す必要がないところはメリットでした。
撮影した動画の画質も良好で、昼間の映像では歩行者はもちろん自転車で移動する人の顔も確認できました。比較したなかには読み取れない商品もあった、ナンバープレートの数字も認識可能。不審者・不審な車の情報をしっかりと記録できそうです。
一方で、暗くなると解像感が落ちました。暗闇では歩行者・自転車のどちらも人相がわからず、ナンバープレートの数字も確認できません。
とはいえ、比較したなかには暗闇に人物がいることがわかる程度の商品もあったなか、人物の性別・服装などの特徴を認識可能。「夜でもきれいに映る」と評判だったとおり、防犯カメラとして十分役立つレベルの画質でした。そのうえ、動きを検知すると周囲を照らすスポットライト機能を使えば、目的の人物をはっきりと照らして記録できます。
Anker Eufy Security Solo OutdoorCam C22にはたくさんのメリットがある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
クラウドサービスがないところがデメリットです。比較したほかの多くの商品は月額費用を支払うとクラウド上に一定期間動画を保存できましたが、本商品はmicroSDカードやネットワークHDDであるNASを用意しないと録画できません。microSDカードを使う場合、外されると記録が残らないため手の届きにくい高い場所に設置しましょう。
とはいえ、そのほかにはとくに使いにくさを感じませんでした。撮影した動画はスマホアプリからチェック可能。「イベント」ボタンを押すとアクティビティごとに区切ってチェックできるので、目的の映像までたどり着きやすいでしょう。
リアルタイムでの確認も可能。PCで確認したい場合は、アプリ経由では見られないのでスマホにデータをダウンロードしてPCへ送りましょう。クラウドサービスがない点は不便ですが、費用が継続して発生しない点は魅力ともいえます。ランニングコストを抑えたい人にはおすすめですよ。
盗難リスクの少ない場所に設置するならこれで十分でしょう。SDカードの購入が必要ですが、サブスクに入って月額費用を支払わなくてよいところは魅力です。
撮影範囲(水平) | 107度 |
---|---|
カメラの遠隔操作可能 | |
アプリ対応OS | iOS、Android |
良い
気になる
本体幅 | 66mm |
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本体奥行 | 58mm |
本体高さ | 66mm |
録画保存方法 | microSDカード、NAS(ネットワークHDD) |
フレームレート | 15fps |
撮影範囲(対角画角) | 不明 |
最大動画保存期間(無料) | |
クラウド月額費用 | |
連携可能外部サービス | Google、Alexa |
電源 | 常時給電式 |
解像度 | 1920×1080p(フルHD) |
威嚇機能 | |
同時管理可能台数 | 不明 |
防塵・防水 | IP67 |
特徴 | 目立ちにくい |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
7,425円
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販売価格:7,425円
ポイント:0円相当
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(150件)
Anker Eufy Security Solo OutdoorCam C22は、月額費用がかからないところが魅力でしたが、SDカードの管理が手間に感じる人もいるでしょう。ここではクラウド上に映像を保存できる商品をご紹介します。
アトムテックの「ATOM Cam 2」には、無料・有料のクラウドサービスがあります。無料版の録画機能は、動体検知から12秒間だけと制限があるため、画角内に動体がある限り撮影を続ける有料版に登録するのがおすすめです。映像は14日間クラウドに保存され、スマホ・PCの両方から確認できました。
画質を確認したところ、昼間は歩行者・自転車に乗る人の両方で顔をはっきり認識できます。暗くなると人相がわからなくなるものの、服装・性別は確認でき、不審な人物の特定に役立ちますよ。センサーは暗所ではたまに反応が悪くなりましたが、7mの距離でも反応。PC作業をしていても反応したため、撮り逃しは少ないでしょう。
首振り機能がなくスマホから角度を変えるられませんが、水平画角は103度と広く庭の隅まで記録しやすいのは利点。マイク・スピーカーが内蔵され、不審な人物への声かけも可能です。警告音もだせるので、威嚇したいときに便利だと感じました。
壁に穴を開けなくても、マグネットで設置できるところも魅力のひとつ。簡単に取り外しできるため、できるだけ手の届かない場所に設置するとよいでしょう。価格が3,980円(※2024年8月時点・公式サイト参照)とお手頃なので、屋外用防犯カメラで迷っているならぜひ使ってみてください。
COOAUの「電池式防犯カメラ AR-W602」は、広い庭に設置したい人におすすめ。算出した水平画角は90度ですが、スマホを使って遠隔操作で画角を調整可能。水平方向に355度見渡せて、広い庭やガレージも隅まで録画できます。
動体検知の精度も申し分なく、腰の位置での動きにも反応。暗闇では5mまでしか反応しませんでしたが、昼間は7m離れても検知して感度は良好です。昼間の映像では歩行者だけでなく、自転車で動く人の顔も確認できる画質のよさ。ナンバープレートも読みとれて、不審な車も特定しやすいでしょう。夜間は人相がわかりにくかったものの、服装・性別は確認できました。
動画はリアルタイムで見られるほか、クラウド上に最大30日間保存されてアクティビティ単位で確認できます。電源はバッテリー式ですが、ソーラーパネルが付属するので最初に設置すれば充電の手間を省けますよ。一方で、設置にはビスが3つ必要で、壁に穴を開けたくない人には不向きでした。使う環境を選びますが、広い場所の防犯対策をしたい人は検討してみてはいかがでしょうか。
Anker Eufy Security Solo OutdoorCam C22は、Anker公式オンラインストアで販売中です。価格は税込8,990円でした(※2024年8月時点・公式サイト参照)。公式オンラインストアの会員になると、最大10%の還元が受けられたり製品の保証期間を6か月延長したりと限定特典が受けられるので、この機会に検討してみてください。
そのほか、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでの販売も確認できました。どのECサイトでも公式ショップを運営していたので、ポイント還元などを考慮してお得に購入できるところを選びましょう。
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