高級感のあるおしゃれなボトルが目を惹く、ICONO エキストラバージン オリーブオイル FRUITY。「サラダとの相性がよい」「ボトルが遮光性に優れている」など高評価の口コミを見かけますが、実際のところどうなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の3つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のnakatoやBERTOLLIなどのエキストラバージンオリーブオイルとも比較。検証したからこそわかった、ほんとうのメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較行いましたので、エキストラバージンオリーブオイル選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
ICONO エキストラバージン オリーブオイル FRUITYは、パンやサラダにオリーブオイルを日頃からつけて食べたい人におすすめです。パンにあわせたところ、辛味や苦味を控えたフルーティな味わい。比較した商品には、BARBERAのように小麦の香りを感じにくいものもあったなか、爽やかでフレッシュな香りはパンの味を邪魔しませんでした。
比較したなかでパンとの相性が好評だったのは、本品とヴィラブランカのみ(執筆時点)。パンとよくなじみ、モニターからは「ほどよいフレッシュな青草さのある香りが残り、後味がまろやか」との意見も聞かれました。メーカーが、苦味を抑え青臭さを際立たせた味わいを謳うのにも納得です。
また、「サラダとの相性がよい」という口コミにも共感できました。比較したなかには、かなり苦味が増した商品もあったのに対し、モニターからは「甘味・苦味・辛味のバランスがよい」と好評。オイル自体があっさりしているため、幅広い食材とあわせておいしい料理を味わえるでしょう。
容器には高級感のある遮光瓶、ブラックボトルを採用。比較したなかには、遮光加工された黒っぽい容器の商品が多い一方、セブン&アイのように遮光加工のない透明ガラスだったものも。「ボトルが遮光性に優れている」との口コミどおり、光や空気で風味を損ないにくいといえるでしょう。少なくとも劣化はするので2~3か月で使い切れる量を選んでくださいね。
しかし、酸度はわずか0.17%と希少である分、1本(500mL)あたりの価格は税込3,180円(執筆時点)と、高め。比較したヴィラブランカのオリーブオイルは、国際基準である酸度0.8%以下でも、同じ500mLで1000円台(執筆時点)でした。とはいえ、国際オリーブ協会(IOC)からも認定を受けたオーガニック商品。ギフトとしても喜ばれるでしょう。ぜひ購入してみてくださいね。
ICONO エキストラバージン オリーブオイル FRUITYは、品質を追求したオリーブオイル。実の詰まったオリーブのみを選別し、収穫後4時間以内に搾油して作られています。
酸敗臭や発酵臭などが一切なく、国際オリーブ協会(IOC)も認証済み。本物のオーガニックなエキストラバージンオリーブオイルをご紹介します。
MORE(モア)社から発売されているICONO(アイコノ)は、世界各国でオリーブオイルの受賞歴をもつブランド。乾燥したアタカマ砂漠にある自社農場にて、オリーブの実を栽培しています。
今回は、ICONO エキストラバージン オリーブオイル FRUITYを含むエキストラバージンオリーブオイル17商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
各商品を実際に使ってみたところ、ICONO エキストラバージン オリーブオイル FRUITYには主に4つのメリットがありました。1つひとつ紹介していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
また、比較した商品には、BARBERAのように香りの主張が強く、小麦の香りを感じにくいものもあったなか、青リンゴのような爽やかでフレッシュな香りはパンを邪魔しません。
さらに、メーカーが苦味を抑え青臭さを際立たせた味わいを謳うとおり、モニターからは「ほどよいフレッシュな青草さのある香りが残り、後味がまろやか」との意見も。パンになじみやすいため、これからエキストラバージンオリーブオイルに挑戦する人にもおすすめですよ。
<パンとの相性がのよさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
9人中7人のモニターが、「サラダとの相性がよい」と回答。辛味がほとんど感じられず、苦味も控えめでした。サラダの苦味とうまく調和し、マイルドな味わいを楽しめそうです。
比較したなかには、サラダの苦味と相まって、かなり苦味が増した商品もあったのに対し、モニターからは「甘味・苦味・辛味のバランスがよい」との声が聞かれました。オイル自体があっさりしており、「サラダとの相性がよい」との口コミにも頷けます。
また、「柔らかく香っていてオリーブのフレッシュさを感じる」と、香りもモニターから好評。幅広い食材とあわせやすく、よりおいしい料理を味わえるでしょう。
<サラダとの相性のよさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
また、遮光加工がされた黒っぽい容器を採用している比較した商品が多いなか、セブン&アイのように透明ガラス瓶を使用していたものも。「ボトルが遮光性に優れている」との口コミどおり鮮度を保ちやすく、最後までおいしく味わえるでしょう。
劣化しにくいといえど鮮度は少なからず落ちるので、2~3か月で使い切れる量を選んでくださいね。
酸度はわずか0.17%と、最高級・最高品質エキストラバージンオリーブオイルの判断基準である、0.8%以下をクリア。保存料などの添加物を加えず、風味に悪臭などの欠陥が1つもないと謳われています。
さらに、ラテンアメリカで開催されたエキストラバージンオリーブオイルの大会では金賞を受賞。料理人が食の逸品を紹介する「料理王国100選2019」にも選定されました。いわゆる本物のエキストラバージンオリーブオイルにこだわる人にはぴったりの商品でしょう。
ICONO エキストラバージン オリーブオイル FRUITYにはたくさんのメリットがある反面、デメリットもありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
一般的にエキストラバージンオリーブオイルの酸度とは、遊離脂肪酸(中性脂肪)の含有率を示し、こちらは0.17%と非常に低値。酸度が低いものは希少であるため、価格は上がりがちです。また、価格が高いことで使用量を控え、鮮度を保ちやすいとされる約2か月を超えてしまう可能性も。
また、比較したなかには、酸度0.8%以下でも同じ500mLで1000円台で買える(執筆時点)ヴィラブランカもありました。マットブラックボトルには高級感がありギフトなどにはぴったりですが、毎日気軽に使いたい人には不向きでしょう。
容器 | 遮光瓶 |
---|
良い
気になる
内容量 | 500mL |
---|---|
100gあたりのカロリー | 900kcal |
原産国 | チリ |
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500mLあたりの価格は1,000円弱。毎日の料理に、気軽に使用したい人に使いやすいでしょう。
一部のモニターからから辛味や苦味を感じる声は聞かれたものの、爽やかな香りがうまくカバー。クセが少なく風味が穏やかなので、サラダとパンどちらとも相性は良好でした。
キノコや野菜と和えてマリネにしてもおいしく味わえるでしょう。
また、アヒージョなどの料理に使用して、加熱調理することも可能。シンプルな料理でも、一気におしゃれになりますよ。
<フタの開け方>
①ボトルの先端にある金色のテープ紐を、時計まわりにまわして外す
②浮きあがった黒い保護フィルムを剥がす
③フタを反時計まわりにゆっくりとまわして終了
開封の際には、フィルムの断面などで手を切らないよう注意してくださいね。
エキストラバージンオリーブオイルとは、オリーブの実を搾り、ろ過したなかでも最高級のバージンオリーブオイルのこと。0.8%以下という低酸度をクリアした鮮度の高さや、果実由来の香り・味わいを特徴とします。
対する、(ピュア)オリーブオイルは、エキストラバージンオリーブオイルに認定されなかったものを精製し、風味を補うためにバージンオリーブオイルを足したもの。
日本は国際オリーブ協会に非加盟で、JAS(日本農林規格)では最高品質の証である酸価2.0mg以下のものをエキストラバージンオリーブオイルと定義しています。酸度で表すと約1%であり、国際基準で定められている0.8%以下という設定を満たしていない商品でも、日本国内ではエキストラバージンオリーブオイルとして認められて販売されるのが現状です。
国際基準を満たす製品と日本基準の製品では、香りや味わいに差がある可能性はあるものの、日本基準の商品でも料理への使用は問題ありません。国際的に本物と認定されたものにこだわるなら酸度0.8%以下の商品を推奨しますが、使用目的や好みに応じて選んでくださいね。
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