1食400kcalで33種の栄養素が摂れるHuel ブラックエディション バニラ。インターネット上では「飲みごたえがあってお腹に溜まる」と評判な一方で、「あまりおいしくない」という気になる口コミも存在し、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の3つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位商品など人気の完全栄養食とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、完全栄養食選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
大学では栄養学を専攻し、管理栄養士の国家資格を取得。レシピメディアの制作チームにて、レシピ監修や品質管理を担当。マイベスト入社後、これまでの経験を活かし、多くの食品・健康食品・キッチン用品を比較検証してきた。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、食事を通してユーザーの生活を豊かにするために日々の業務に取り組んでいる。
すべての検証は
マイベストが行っています
良い
気になる
Huel ブラックエディション バニラは、腹持ちのよさは魅力ですが、飲む量が多くて味を甘く感じやすいのが気になるところ。比較したなかには程よい甘さのものもあったなか、本商品はバニラの強い甘味が特徴。500mlの量を飲むのは大変と感じる人もいました。「あまりおいしくない」という口コミどおり、甘味が苦手な人は飲みにくいと感じるかもしれません。
また、毎回計量したうえでシェイカーに入れて作る必要があり、飲み終わったあとは洗う手間がかかります。時間がない状況などさっと空腹を満たしたいときには向かないでしょう。袋を開けてそのまま食べられるパンやバータイプの商品ならより手軽に食事を済ませられますよ。
「飲みごたえがあってお腹に溜まる」という口コミどおり、水に溶かして飲む粉末タイプながら1杯で満腹感を得られるのは魅力。3時間後でもほとんどの人が腹持ちのよさを実感していたため、朝食やおやつの代わりにするなら十分といえます。
甘いものが好きで、程よい満腹感を得られる粉末タイプがほしい人なら候補の1つになるでしょう。より食べやすく手軽なものがほしい人は、高評価だった上位商品も検討してみてください。
実際にHuel ブラックエディション バニラと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイ完全栄養食と、腹持ちのよさ・食べやすさ・摂取の手軽さ、それぞれの項目でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
Huel ブラックエディション バニラのデメリットが気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
Huel ブラックエディション バニラ味は、低糖質・低GI・グルテンフリーが特徴の完全栄養食。1食40gの高たんぱくで、バニラ味のほかにもバナナ味・チョコレート味・コーヒーキャラメル味・ストロベリークリーム味・ソルテッドキャラメル味・ノンフレーバーとバリエーションが豊富な点も魅力です。
メーカーの「Huel Limited.」は2015年にイギリスで生まれた完全栄養食の製造・販売を行う会社。日本では高たんぱくな「ブラックエディション」のほか、栄養豊富な「完全栄養プロテイン」などのラインナップが販売されています。
今回はHuel ブラックエディション バニラを含む完全栄養食12商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
水分に溶かして飲む粉末タイプながら、飲んですぐは程よく満腹感があるのが魅力。実際に試飲したモニターからは「飲みごたえがある」と好評でした。口コミどおり飲んだ直後はしっかりとお腹に溜まるといえます。
比較したなかだとカレーやパンといった食事タイプの商品は食後数時間経っても腹持ちが続く傾向に。本商品は水分に溶かしてドリンクとして飲む粉末タイプでありながら、食後3時間後も腹持ちが続くという声が多く挙がりました。咀嚼しないので普通の食事ほどの持続性はないものの、朝食やおやつの代わりにするなら十分といえます。
<腹持ちのよさに関するモニターコメント>
コメントは一部抜粋
ここからは、Huel ブラックエディション バニラの気になる点を紹介します。後悔しないためにも、自分の用途や求めるものとあっているか確認しておきましょう。
食べやすさの検証では、クセの少ないバニラ味を評価する人と強い甘さが強いと感じる人がいて意見が分かれました。「あまりおいしくない」という口コミがありましたが、バニラの風味・甘さをしっかりと感じられる商品なので、甘いのが苦手な人だと飲みにくいと感じるかもしれません。
比較した粉末タイプのほとんどは水に溶かしても粉っぽさが残りましたが、本商品も同様に粉末特有のザラつきやダマを感じやすくなっています。粘度が高く、飲んだときにドロッとした舌触りが気になるという意見が多く見受けられました。粉末タイプに飲み慣れていない人は口当たりに違和感を覚えるかもしれません。
コメントは一部抜粋
90gの粉末を500mlの水に溶かして作る必要があり、摂取は手軽とはいえません。毎回計量が必要なうえシェイカーで振って作るので、時間がないときには不向き。使用する水の量も500mlと多く、ダマにならないよう粉末を混ぜ切るのも難しくなっています。
また、飲み終わったあとは使ったシェイカーを毎回洗う必要があり、こちらも手間がかかって手軽とはいえません。袋から取り出してそのまま食べられるパンやバータイプの商品と比べると手間がかかるため、さっとお腹を満たしたい人には不向きといえます。
種類 | 粉末 |
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食事摂取基準の栄養素を網羅(過剰摂取が想定される栄養素以外) |
良い
気になる
内容量 | 1500g |
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1包装あたりの糖質量 | 19.0g(1食88gあたり) |
1包装あたりのタンパク質量 | 40.0g(1食88gあたり) |
1包装あたりの脂質量 | 18.0g(1食88gあたり) |
1包装あたりの食物繊維量 | 3.0g(1食88gあたり) |
30〜49歳男性が1日に必要な摂取量の1/3を超えている栄養素 | タンパク質、n-3系脂肪酸、ビタミンD、ビタミンE、ナイアシン、ビタミンB12、ビタミンC、鉄、亜鉛、銅、セレン、クロム、モリブデン |
栄養成分表示 | タンパク質、脂質(飽和脂肪酸、n-3系脂肪酸、n-6脂肪酸、コレステロール)、炭水化物(糖質、糖分、食物繊維)、食塩相当物、亜鉛、カリウム、カルシウム、クロム、セレン、鉄分、銅、マグネシウム、マンガン、モリブデン、ヨウ素、リン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、塩化物、コリン、ルテイン、一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸、中鎖脂肪酸、トランス脂肪、緑茶エキス |
製造国 | 英国 |
主要原材料 | えんどう豆タンパク、ひまわり油パウダー、亜麻仁油パウダーなど |
低GI食品 | |
グルテンフリー | |
トランス脂肪酸フリー | |
甘味料無添加 | |
保存料無添加 | |
香料無添加 | |
酸味料無添加 | |
着色料無添加 |
ここでは、Huel ブラックエディション バニラとは異なる特徴を持った商品をご紹介します。よりおいしく手軽に摂取できる商品がほしい人は、ぜひこちらもチェックして検討してみてくださいね。
マージェリック もがな 完全栄養食カレーは、とにかくおいしいカレータイプの完全栄養食。食べやすさの検証では比較したなかで最も評価が高く、普通のレトルトカレーと同じように食べられるとモニターからは好評でした。
バータイプや粉末タイプの商品と異なり、食事タイプなので腹持ちがよい点も魅力のひとつ。比較したなかでは最も腹持ちのよさの評価が高く、食後3時間後も空腹をほとんど感じませんでした。
一方で作るのに湯煎が必要と手間がかかります。食べたあとにお皿を洗う手間もかかるため、パンやバータイプのように手軽に食べられるとはいえません。とはいえ、おいしく腹持ちもよいので、おいしさにこだわるのであればこちらの商品がおすすめです。
ベースフード BASE BREAD チョコレートは、とにかく手軽に食べられるのが魅力の商品。作る手間がかからないパンタイプで、袋を開けてそのまま食べられます。食べたあとに洗いものも発生しないので、職場などでさっと空腹を満たしたいときなどに向いています。
パン自体は小さめですが、腹持ちはよいといえます。試食したモニターからは「よく噛んで食べるのでお腹がふくれる」と好評で、食後3時間後も空腹を感じにくい結果となりました。
一方で食べやすさの検証では、人によって好みが分かれました。チョコレート味でありながら甘味が少なく、ほろ苦さを感じやすいのが気になるところ。甘いパンが苦手な人だと食べやすいと感じるかもしれません。手軽に食べられる商品がほしい人は、ぜひこちらの商品も検討してみてくださいね。
Huel ブラックエディション バニラ味は、huel公式サイトで購入可能です。また、執筆時点ではAmazonでも取り扱いが確認できました。
執筆時点での値段は17食×2袋で税込13,750円(公式サイト参照)。定期購入だと20%オフの税込11,000円で購入できます。Amazonだと1袋から購入できるので、少量のみ購入したい人はぜひチェックしてみてください。
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