いろいろなタイプの鼻水を吸引できると謳う、コンビ 電動鼻吸い器 S-80。「しっかり吸える」と評判です。しかし「音がうるさい」「洗うパーツが多い」といった口コミもあるため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位の鼻吸い器とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行っているので、鼻吸い器選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
フィットネス・マタニティ商材を担当。現役でパーソナルトレーナー活動をしつつ、2歳児のママとしても奮闘中。前職では大手フィットネスクラブで健康に関わるさまざまな業務に携わってきた。現在はマイベストにて、アスリートやパーソナルジムトレーナーとして培ってきた知見を活かし、プロテインやマッサージガンなどをはじめとしたフィットネス商材を300商品以上比較検証。また、搾乳器などのマタニティ商材も担当し、実際の育児経験を活かし、ママ目線でのコンテンツを届けている。全米ヨガアライアンスRYT200の資格を保持し、第20回ジャパンクラシックパワーリフティング選手権大会63kg級優勝・2016年世界クラシックパワーリフティング選手権大会女子63kg級16位の実績も持つ。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
コンビ 電動鼻吸い器 S-80は、サラサラ・ドロドロ鼻水も十分に吸引できる自宅用がほしい人におすすめ。実際に擬似鼻水で検証すると、低粘度の鼻水を約14秒・高粘度の鼻水を約19秒で吸い取り、いずれも比較した全商品の平均値を下回りました。「しっかり吸える」との口コミどおり、鼻水のタイプを問わずサッと吸引できるでしょう。
扱いやすさも高評価。吸引圧を鼻水の状態にあわせて調整できるのが魅力です。大小2種類のノズルを鼻の穴の大きさや鼻水の量によって使い分けられるうえ、ダイヤルでパワーを3段階に調整可能。鼻に入れるノズルは柔らかいシリコン製で、比較した硬いプラスチックノズルとは異なり、赤ちゃんの繊細な鼻にも使いやすいでしょう。
一方、手入れのしやすさはいまひとつ。「洗うパーツが多い」との口コミ同様パーツが9個と多く、チューブの中まで洗浄が必要です。比較した同じ電動据え置きタイプには、パーツが少なくチューブの洗浄が不要な商品もあったなか、手入れに手間がかかります。ただ、チューブやノズルは簡単な薬液消毒や、煮沸・電子レンジ消毒が可能です。
「音がうるさい」との口コミどおり、吸引時の稼動音が平均で77.17dBと大きいのも気がかり。比較したなかでも、本品のような電動据え置きタイプは稼動音が大きく、夜間に使いにくいものが多めでした。とはいえ比較した手動タイプの多くは静かに吸引できる反面、吸引力は控えめ。吸引力を優先するなら、電動据え置きタイプがおすすめですよ。
持ち運びやすさも低評価に。サイズが大きめで1kg以上と重いため、自宅で使用したい人向きです。専用のキャリングバッグも付属しません。上位商品には、コンパクトで持ち運びやすい電動ハンディタイプながら十分な吸引力を持つ商品も。吸引力と持ち運びやすさを両立する鼻吸い器がほしい人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
そもそも鼻吸い器とは、家や外出先で手軽に鼻水を吸い取れるアイテム。鼻水が出たときにサッと吸引できて、鼻詰まりによる不快感を和らげる効果が期待できます。鼻詰まりにより呼吸が苦しく、なかなか寝つけない子どもにおすすめですよ。
今回ご紹介するコンビ 電動鼻吸い器 S-80は、鼻水のタイプに合わせて吸引圧を変えられる商品。ダイヤルを回して吸引圧を調整すれば、ネバネバ・ドロドロ・サラサラなど、タイプの異なる鼻水に対応できると謳っています。
販売元のコンビは、ベビーグッズ・ウェアからペット用品まで、幅広い事業を展開する大手ベビー用品ブランド。電動鼻吸い器は据え置きタイプのほか、ハンディタイプも取り扱っています。
種類は、コンセントに挿して使う電動据え置きタイプ。電動のハンディタイプや口吸い・スポイトタイプに比べて、吸引力が高い傾向があります。新生児から使える仕様で、音圧を下げた静音設計とアピール。赤ちゃんが寝る前でも使いやすいよう配慮されています。
鼻水に触れるチューブやノズルといったパーツは、薬液・煮沸・電子レンジで消毒・除菌が可能。衛生的に使えるでしょう。スペックの詳細は以下のとおりです。
<スペック>
サイズは幅23×奥行10×高さ13cmで、ホースを除いた重さは約1kgです。本体にホースホルダーがついており、コンパクトに収納できるよう工夫されています。ノズルが床につきにくいので清潔に保管しやすいでしょう。
ボトルは透明で、鼻水の吸引量や状態をひと目で確認できる設計。汚れも見えるため、洗いやすいと謳っています。吸引ノズルは、鼻の穴にぴったり密着して吸える「しっかりノズル」と、出てきた鼻水も吸いやすい小さめの「そっとノズル」の2種類を用意。付属品の一覧は以下のとおりです。
<付属品>
今回は、コンビ 電動鼻吸い器 S-80を含む、鼻吸い器全28商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、吸引力の強さの検証です。
低粘度の疑似鼻水30mL・高粘度の疑似鼻水5mLを吸引し、すべて吸い上げられるまでの時間を測定。なお、鼻ノズルが2種類ある商品は小さいノズルで、吸引力を調節できる商品は中間の強さで検証しました。
吸引力の強さは優秀です。低粘度の鼻水は、比較した全商品の平均値18.35秒(※執筆時点)を下回る約14秒で吸引。高評価基準の13.5秒はわずかに上回ったものの、比較した商品には30秒以上かかるものがあったなか、スピーディに吸引できました。
高粘度の鼻水を吸う速度は約19.7秒で、全商品の平均値43秒(※執筆時点)の1/2以下。高評価基準の35秒も大きく下回り、非常に吸引力が強いといえます。比較したなかには高粘度だと途中で詰まる商品もあったなか、スムーズに吸い取れました。
<検証結果>
比較したなかでも、電動据え置きタイプはコードレスの電動ハンディタイプや手動のスポイトタイプに比べ、吸引力が強いのがメリット。鼻水の状態に関わらず、短時間でしっかり吸引できるでしょう。
次に、扱いやすさ・手入れのしやすさの検証です。
扱いやすさの検証では、取り回しやすさや持ち手の太さに加え、ノズルの柔らかさや吸引力の調整機能があるかなどをチェック。加えて、消毒方法・洗うパーツの数・ノズル洗浄ブラシの有無などを確認し、手入れのしやすさを評価しました。
扱いやすさも高評価。持ち手の太さは1.7cmと細めで、片手でも簡単に吸引できました。鼻の中に入れるノズルは、柔らかいシリコン素材。比較した硬いプラスチックノズルに比べ、鼻の粘膜が繊細な赤ちゃんにも使いやすいでしょう。
比較したほかの商品には少ない、吸引圧の調整機能がある点も魅力。ノズルが大小2種類ついているうえ、鼻水の粘度や子どもの様子に応じて吸引の強さを3段階で変えられます。シーンに合わせて便利に使えますよ。
しかし電源コードつきで、コンセントの近くでしか使用できないのはやや難点。自宅のみで使う場合はそれほど問題ないものの、場所を選ばずサッと使用したい人には向きません。詳しい検証結果は以下のとおりです。
手入れのしやすさはいま一歩です。「パーツが多い」との口コミどおり、洗うパーツは9個と比較したなかでも多め。同じ電動据え置きタイプには4個と少ないものもあったなか、洗い始めるまでに時間がかかりそうです。
チューブの中まで洗う必要があるのもネック。同じ電動据え置きタイプには、チューブ内の洗浄が不要の商品もありました。専用の洗浄ブラシも付属しないため、毎回の洗浄を手早く済ませたい人には向かないでしょう。
ただ、チューブやノズルといったシリコン製パーツは、煮沸・薬液・電子レンジでの消毒に対応し、清潔さを保てます。なかでも薬液消毒はつけ置きするだけと簡単なので、忙しい子育ての合間にも対応しやすいでしょう。
続いて、持ち運びやすさの検証です。
カバンに入れて持ち運ぶことを想定し、軽さ・大きさをチェック。加えて、持ち運びに便利な付属品がついているかを確認しました。
持ち運びやすさは低評価です。幅・奥行・高さを測ると、3辺の合計は49cmと大きめ。比較したなかでも本品のような電動据え置きタイプは、サイズが大きい傾向が見られました。比較した電動ハンディタイプやスポイトタイプはコンパクトでカバンに入れやすかったのに対し、お出かけ用には向きません。
重さの実測値も1.12kgと、比較した商品内では重めです。同じ電動据え置きタイプには1kg未満の商品もあったなか、気軽に持ち運びにくいでしょう。専用キャリングバッグも付属しないため、外泊先などに持っていく場合は別途バッグを用意する必要があります。
とはいえ、自宅メインで使用する場合は、不便に感じることは少ないといえます。外出先に携帯したい人は、電動ハンディタイプやスポイトタイプなどと使い分けるのも手ですよ。なおノズルキャップは、本品を含めて比較したほとんどの商品に付属していませんでした。
最後は、吸引時の静かさの検証です。
実際に吸引中の音を騒音計で測定。鼻吸い器から10cm離れた場所から測り、30dBを上限に静かなものほど高評価としています。なお、吸引力を調節できる電動タイプは、最大・中間・最小の平均値で評価しました。
吸引時の静かさも、評価が伸び悩みました。稼動音は平均77.17dBと、比較した全商品の平均約56dB(※執筆時点)を大きく上回る数値。静音設計と謳っているだけに惜しい結果です。
騒音値の目安として、70dB以上はセミの鳴き声や電車内と同レベルとされています(参照:環境省)。「音がうるさい」という口コミどおり、夜間に使用する場合は音の大きさが気になる可能性があるでしょう。
比較したなかでも、本品のような電動据え置きタイプは稼動音が大きめで、就寝時に使用しにくいデメリットが。寝ている子どもを起こしたくない人は、就寝前に吸引を済ませておくことをおすすめします。
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コンビ 電動鼻吸い器 S-80は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトで販売中。ビックカメラ・ヨドバシカメラのオンラインショップでも取り扱いが確認できました。値段は取扱店舗によって異なるので、購入する際にリサーチしてみてくださいね。
鼻吸い器の基本的な使い方をご紹介します。上手に吸えないときの対策方法も解説するので、実践してみてくださいね。
<使い方>
①子どもを寝かせて頭が動かないように脚で固定する
②ノズルを鼻の穴に対して水平に差し込む
③ノズルの先をゆっくりと動かして鼻水を探す
④小鼻を横に軽く引っ張って広げる
⑤約3秒ほど吸引し、離す動作を数回繰り返す
鼻水をなかなか吸えないときは、鼻を蒸しタオルで温めてみましょう。鼻水が柔らかくなり、吸いやすくなりますよ。お風呂あがりに吸引するのもおすすめです。
最後に、手入れの手間が少なく高評価だった商品をご紹介します。
丹平製薬のママ鼻水トッテ 電動鼻すい器 NM8080は、時短で手入れできる電動据え置きタイプ。洗うパーツが4つと少ないうえ、チューブに鼻水が入らないので洗う手間が少なめです。吸引の開始・終了がボタン1つで操作できるのも利点。吸引しながらでも片手で操作できるでしょう。
持ち運びやすい商品がほしいなら、ノッピーNOPPY+ SS-19がおすすめ。手に収まるサイズかつ180gと軽量で、外出用にぴったりです。パーツが少なく分解・組み立ても簡単。毎日の手入れも負担になりにくいでしょう。コンパクトながら高粘度の擬似鼻水を27秒で吸い取れ、吸引力も優秀です。
タイプ | 電動据え置きタイプ |
---|---|
幅 | 22mm |
奥行 | 9.5mm |
高さ | 13.6mm |
本体サイズ | 幅22×奥行9.5×高さ13.6mm |
本体重量 | 1020g |
本体重量. | 1020g |
対象年齢 | 0か月~ |
ノズルの素材 | 不明 |
電源 | コンセント |
吸引力 | −55kPa±15%(最大吸引圧) |
吸引力の調節機能 | |
消毒方法 | 薬液消毒、煮沸消毒、電子レンジ消毒 |
消毒可能パーツ | 先端ノズル、タンク(上下)、逆流防止弁、シリコーンチューブ、ドレンタンク |
持ち運び | |
交換可能パーツあり | |
防水加工 | |
ノズルの種類数 | 1種類 |
ノズルの長さ | 不明 |
逆流防止弁付き | |
大人も使用可能 | |
すべり止め加工 | 不明 |
付属品 | 鼻水タンク一式、専用ACアダプター、シリコーンチューブ、取扱説明書兼保証書・添付文書 |
分類 | 管理医療機器 |
管理医療機器認証番号 | 303AKBZX00025000 |
届出番号 | 不明 |
ママ鼻水トッテ 電動鼻すい器をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
タイプ | 電動ハンディタイプ |
---|---|
幅 | 154mm |
奥行 | 42mm |
高さ | 70mm |
本体サイズ | 幅154×奥行42×高さ70mm |
本体重量 | 180g |
本体重量. | 180g |
対象年齢 | 0か月~ |
ノズルの素材 | 不明 |
電源 | 電池 |
吸引力 | パワフル:-62kpa ±15%/ソフト:-33kpa ±25% |
吸引力の調節機能 | |
消毒方法 | 煮沸消毒、電子レンジ消毒、薬液消毒 |
消毒可能パーツ | すみずみ吸引ノズル、パワフル吸引ノズル |
持ち運び | |
交換可能パーツあり | |
防水加工 | 不明 |
ノズルの種類数 | 2種類 |
ノズルの長さ | 不明 |
逆流防止弁付き | 不明 |
大人も使用可能 | |
すべり止め加工 | 不明 |
付属品 | すみずみ吸引ノズル、パワフル吸引ノズル、取扱説明書、医療機器添付文書 |
分類 | 管理医療機器 |
管理医療機器認証番号 | 301AGBZX00040000 |
届出番号 | 不明 |
NOPPY+ SS-19をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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