取り回しのよさを謳う、コメリ ウーバマン 18V充電式ディスクグラインダー UB18VAGBLBFS。Amazonや楽天市場などで取り扱いがないため口コミや評判が少なく、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のAbedenや藤原産業などのディスクグラインダーとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ディスクグラインダー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
DIYアドバイザー・DIY工作アドバイザー・日曜大工士。乙種第4類危険物取扱者免状を取得しているほか、フォークリフト運転技能講習を修了。2023年まで、ホームセンターの資材館の販売員として電動工具・建築資材・農機具などの接客に従事。現在はマイベストにて、インパクトドライバーや丸ノコなどの電動工具を中心に徹底的に検証。メーカーや価格を問わず、ユーザーが「買ってよかった」と感じられるようなコンテンツ制作に日々努めている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
コメリ ウーバマン 18V充電式ディスクグラインダー UB18VAGBLBFSは、初心者のはじめの1台におすすめ。比較したほかの商品にはハンドル径50mm以上のものが多いなか、37mmと細身で握りやすく感じました。両手で支えるためのサイドグリップの位置を、3か所から選べるのも便利。使い慣れていない人でも、安定感よく使える工夫が詰まっていますよ。
場所を選ばず使えるコードレスタイプで、屋外での作業にも活躍します。肝心のパワーも申し分なく、太さ10mmの鉄の丸棒を3.37秒で切断できました。比較した商品には8秒以上かかるものがあったなか、スムーズにカットが完了。木工加工やアングル材の切断など、幅広く使用できるでしょう。
安全機能も豊富です。スイッチをオフにするとすぐに回転が止まるブレーキ機能や、スイッチオンの状態でバッテリーを装着しても回転しない再起動防止機能を搭載していました。ただ、負荷がかかったときに自動で回転を停止する過負荷保護機能はないので、覚えておきましょう。
運転音も比較的落ち着いています。起動時の騒音レベルは87.3dB(デシベル)、鉄を切断している際の騒音レベルは97.4dBを記録。比較した商品には鉄の切断時の音が100dBを超えるものが多かったなか、良好な結果です。とはいえ大きな音が出るので、聴覚保護具を用意することをおすすめします。
別売りのバッテリーを、同シリーズのインパクトドライバーやチェーンソーと併用できるのも魅力のひとつです。初心者はもちろん、お得に電動工具をそろえたい人も、ぜひ検討してみてください。
そもそもディスクグラインダーとは、円盤状の刃や砥石を回転させて、材料を切断したり研磨したりする電動工具のこと。刃や砥石などのアタッチメントをつけ替えて、金属や木材など幅広い材料を加工できるのが魅力です。
今回ご紹介する、ウーバマン 18V充電式ディスクグラインダー UB18VAGBLBFSもそのひとつ。プロが求める耐久性・操作性・パフォーマンスを兼ね備えたと謳う、コメリのオリジナルブランド「UBERMANN(ウーバマン)」の一品です。
タイプは、回転数8,500min-1の低速型モデル。砥石の外径は100mmで、総重量は2.1kgです。
DC18Vのリチウムイオンバッテリーを使用するコードレスタイプで、取り回しのよさと作業性の高さもアピールしています。サイドハンドルの取りつけ位置を変更できる点も見逃せません。
付属品は以下のとおりです。バッテリーと充電器はついていないので、別途購入してくださいね。なおバッテリーは、ウーバマンシリーズのインパクトドライバーや丸ノコなどと併用可能です。
<付属品一覧>
今回はコメリ ウーバマン 18V充電式ディスクグラインダー UB18VAGBLBFSを含む、ディスクグラインダー全12商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、作業効率や疲労感に関わるパワーを検証しました。
検証項目は切断のしやすさと研磨のしやすさの2つ。切断のしやすさは太さ10mmの鉄の丸棒を切断するのにかかる時間、研磨のしやすさは1×4材を30秒間研磨したときの削れ具合で判定しました。
太さ10mmの鉄の丸棒を切断するのにかかった時間は、3.37秒。比較した全商品の平均が5.48秒(執筆時点)、なかには8秒を超えるものがあったなか、スピーディに切断できています。
研磨のしやすさの検証では、1×4材を30秒間研磨すると5mm削れていました。比較した商品のほとんどが優秀な結果を残しており、本商品も例外ではありません。
検証の結果、コード式とバッテリー式に大きなパワーの違いは見られませんでした。取り回しのよさを考慮するなら、バッテリー式の本商品を選ぶとよいでしょう。
次に、操作性を検証しました。
効率的に作業を進めるにはパワーが強いだけでなく、思いどおりに扱えるかどうかが重要です。そこで、持ちやすさ・動かしやすさ・電源スイッチの押しやすさ・振動の少なさの4項目について評価を行いました。
操作性はトップクラスの高評価を獲得。ハンドル径が37mmと細身なのが魅力です。比較した商品には50mmを超えるものが多かったなか、フィット感があり握りやすく感じました。全面にグリップがついていて、滑りにくさに配慮されているのも利点です。
スイッチはスライド式で、軽い力でオン・オフを切り替えられました。比較した商品には片手で操作できないトグルスイッチのものやスライドが固いものがあったなか、スムーズに操作可能。使い勝手にこだわる人に向いています。
なお、スライドスイッチは操作しやすい反面、うっかり電源が入りやすいという側面も。事故を防ぐためにも、使わないときはバッテリーを外しておきましょう。
リチウムイオンバッテリーを搭載したコードレスタイプなのも魅力です。比較したほかの商品にはコード式のものが多く、取り回しのよさは本商品に軍配が上がりました。庭やガレージなど、電源がとれない場所でも作業しやすいのがうれしいですね。
かなり振動が少なく、沈むように切断できるのも特徴。比較した商品には振動が大きく長時間は使いにくいものがあったなか、安定感を感じられました。謳い文句どおりの取り回しのよさ・作業しやすさで、効率よく仕事が進みそうです。
次は安全機能・便利機能の検証です。安全機能については、スイッチを切ったときにモーターの回転がすぐに止まるブレーキ機能があるか、スイッチが入った状態でバッテリーを差しても起動しない再起動防止機能があるかなどをチェック。
便利機能は、回転数を調節できる変速型か・本体を支えるサイドグリップがあるか・負荷に応じて回転数が変わるオートモードがあるかの3項目を確認しました。
安全面も高評価です。スイッチを入れた状態でバッテリーにつないでも回転しない、再起動防止機能を搭載。加えて、起動したときの反動が少ないソフトスタート機能もついていました。
ブレーキ機能も優秀。比較したなかにはスイッチ停止後、回転が止まるまでに6秒以上かかるものがあったなか、2.91秒とスピーディに停止。安全面を重視する場合は有力候補になるでしょう。
なお、負荷が大きくなったときにモーターが停止する過負荷防止機能は、比較したほとんどの商品と同様に搭載していませんでした。安全機能の詳細は以下のとおりです。
便利な機能についても、評価は悪くありません。回転タイプは、回転数が8,500min-1の低速型。材料に応じて回転数の調節はできないものの、回転する力(トルク)が強く、レンガやコンクリートをはじめとする硬い材料を切断するのに向いています。
力を込めやすい細身のグリップを採用しているうえ、両手で本体を支えるためのサイドグリップも付属。比較した多くの商品にもついていましたが、本商品はサイドグリップの位置を3か所から選べるのが特徴です。左右・上部から選択でき、自分好みの握り心地に調整可能ですよ。
最後に静音性を検証しました。TASI TA8000 SERIESという騒音計を使って、ディスクグラインダーが回転しているときに耳元で聞こえる音を計測。研磨作業や磨き作業を想定し、無負荷で回転させたときの音を評価しました。
その結果、起動時の騒音レベルは平均87.3dBと、比較した全商品の平均約89dB(執筆時点)より若干小さめ。鉄の切断時も比較した商品の多くが100dBを超えていたなか、97.4dBと比較的落ち着いていました。
とはいえ、環境省によると約90dBはパチンコ店内と同程度の騒音レベルとのこと。使用時は、イヤーマフなどの聴覚保護具を用意してくださいね。
サイズ(砥石外径) | 100mm |
---|---|
給電方式 | バッテリー式 |
タイプ | 低速型 |
回転数 | 8,500min-1 |
良い
気になる
砥石内径 | 15mm |
---|---|
幅 | 約113mm |
奥行 | 約313mm |
高さ | 約128mm |
最大出力 | 不明 |
電圧 | 18V |
電流 | 2.5Ah |
総重量(実測値) | 2,110g |
ハンドルの太さ | 約37mm |
コードの長さ | 不明 |
ソフトスタート機能 | |
ブレーキ機能 | |
付属品 | 安全カバー、ダストカバー左右各1個、ロックナットレンチ、ゴム付きインナーフランジ、ロックナット、オフセット砥石、サイドハンドル、取扱説明書 |
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コメリ ウーバマン 18V充電式ディスクグラインダー UB18VAGBLBFSは、Yahoo!ショッピングで購入可能。全国一律送料無料で購入できるので、お得に購入したい人は要チェックです。
また、コメリの公式オンラインショップからも購入可能。価格は執筆時点で税込15,800円(※公式サイト参照)です。公式サイトからは近くの店舗の在庫状況も確認できるので、現物で握りやすさや重量をチェックしたい場合は確認しておきましょう。
ウーバマンの製品をはじめて購入する人は、バッテリーと充電器も忘れず購入してください。バッテリーは軽くて持ち運びやすい18V電池パック2.5Ahと、大容量の18V電池パック5Ahの2種類です。
ディスクグラインダーを使用するときは、材料を万力やクランプで固定します。回転の振動で滑らないよう両手でしっかり握り、研磨する場合は軽い力で材料に当てて作業しましょう。
金属を切断する場合は、火花が顔や体に当たらない体勢で作業するのがポイント。奥から手前にゆっくり引いてくるように動かしてください。材料や砥石の破片が飛んでくるリスクがあるので、保護メガネを着用し、手を保護するために革製手袋やゴム製の作業用手袋を使うのがおすすめです。
粉塵が舞い大きな音も出るので、防塵マスクやイヤーマフなども準備しておくとよいでしょう。
最後に、リーズナブルかつ使い勝手もよかった商品をご紹介します。
Abedenコードレスディスクグラインダー HY-3011も、初心者の入門用にぴったりです。ECサイト経由で、7,000円程度で購入できます(※執筆時点)。手頃ながらパワーや操作しやすさも十分。作業内容によって回転数を調節できる変速型なのもうれしいポイントです。
細かく回転数を調節したい場合は、藤原産業 SK11 コード式変速ディスクグラインダー SDG-1050VSもチェック。回転数を3,100~10,000min-1の範囲で6段階に調節でき、さまざまな材料の加工に使えます。ECサイトでは7,000円程度で販売されている(※執筆時点)ので、手に取りやすいですよ。
サイズ(砥石外径) | 100mm |
---|---|
給電方式 | バッテリー式 |
タイプ | 変速型 |
回転数 | 9,800min-1 |
良い
気になる
砥石内径 | 不明 |
---|---|
幅 | 不明 |
奥行 | 不明 |
高さ | 不明 |
最大出力 | ‐ |
電圧 | 18V |
電流 | 不明 |
総重量(実測値) | 1,994g |
ハンドルの太さ | 約40mm |
コードの長さ | 不明 |
ソフトスタート機能 | |
ブレーキ機能 | |
付属品 | 不明 |
サイズ(砥石外径) | 100mm |
---|---|
給電方式 | コード式 |
タイプ | 変速型 |
回転数 | 3,100~10,000min-1 |
良い
気になる
砥石内径 | 15mm |
---|---|
幅 | 205mm |
奥行 | 275mm |
高さ | 72mm |
最大出力 | ‐ |
電圧 | AC100V |
電流 | 11A |
総重量(実測値) | 2128g |
ハンドルの太さ | 約55mm |
コードの長さ | 約2m |
ソフトスタート機能 | |
ブレーキ機能 | 不明 |
付属品 | ハンドル、研削砥石、ロックナットレンチ、カーボンブラシ |
藤原産業 SK11 変速ディスクグラインダー SDG-1050VSをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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