TEKNOS テクノイオン搭載リモコン冷風扇風機 TCI-008は、暑さとニオイ対策を同時にできる商品をお探しの人におすすめです。テクノイオンという独自機能が搭載されており、除菌と消臭ができると謳っています。実際に商品を稼働させてみると、広範囲に風が広がり、30分でモニターの体表温度が少し下がりました。湿度が上がって蒸し暑くなるため換気は必要ですが、風が当たる部分はひんやりとします。タンク内に付属の保冷剤を入れれば、より心地よい風に当たれますよ。使い勝手がよいのも魅力です。風量調節以外に自然風・おやすみ風といったモードもあり、快適に過ごせる設定が見つかります。タンクやフィルターは丸洗いでき、内部のカビ対策も万全。遠隔操作用のリモコンも用意されていて、ユーザーへの配慮が感じられました。販売価格は、執筆時点で税込10,780円(公式サイト参照)。イオンを発生させる付加機能がありながらも、特別高くはありません。気になる人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
C:NET 水冷風扇 CRA106WHは、冷風機能を長時間使える商品をお探しの人におすすめです。5.0Lの大型タンクを採用しており、最長10時間持ちます。朝まで冷風機能が使えるので、暑くて寝苦しい夜にもうってつけですよ。実際に商品を使用した結果、稼働から30分でモニターの体表温度が少し下がりました。気化熱を利用する特性上、湿度は大幅に上昇しますが、カラッと暑い日は風が触れる部分がひんやりして快適です。専用保冷剤が2個同梱しており、昼間に長時間使うときは、交換しながら使い続けられます。調整機能が充実しているのもポイントです。3段階での風量調節に加え、リズムモード・徐々にやさしい風になるスリープモードがあり、シーンに合わせて設定できます。左右のスイングもできるので、家族で使うときも風が当たりやすいですよ。水がこぼれないようにタンクにフタを付ける、リモコンは絵と文字の両方で記載するなど、細かな配慮も見られました。切タイマーも最長7時間までと長めに設定できるので、機能性も涼しさも重視したい人は、ぜひ検討してみてください。
結論からいうと、アイリスオーヤマ 冷風扇マイコン式 KCTF02Mは、冷たい風を体全体にたっぷり浴びたい人におすすめです。付属の保冷材を使って稼働させてみたところ、上半身・下半身ともに体表温度が低下し、涼しさは今回比較した全商品のなかでもトップクラスでした。冷風扇の構造上、室内の温度・湿度は上昇する傾向にありますが、KCTF02Mはほかの商品より上昇率が少なかったのも利点です。とはいえ湿度は7.5%アップし、暑さ指数はほかの商品と同じく厳重警戒レベルに到達。こまめに換気するなど工夫すると、より快適に使えるでしょう。タンク容量は、頻繁に給水する必要がない大容量の約5.5L。ロック付きで密封できるため、移動時に水がこぼれにくいのもうれしいポイントです。また、3つの運転モードや首振り・オフタイマーなど機能も充実。操作パネルとリモコンはシンプルなので、どちらも直感的に扱えますよ。また、1日5時間・1か月使用したときの電気代は200円台と、毎日使ってもそれほど気にならないレベル。換気の必要はありますが、ひんやり涼しい風を楽しみたいなら、ぜひ検討してみてください。
おおたけ 冷風扇リモコン付き MAR-123は、手軽に冷たい風を感じたい人には選択肢のひとつになる商品です。実際に使用したところ、室温は30分の稼働で約0.025℃低下。比較した9割近い商品は温度が上昇したのに対し、パワフルさが伺えます。体表温度も低下しました。サーモカメラで確認した稼働後の体表温度は、稼働前から平均0.03℃低下。特に上半身の背面温度は稼動前後で1.4℃も差が出ています。比較したところ、消費電力50W以上で本体サイズが大きい床置きタイプは、涼しさを感じやすい傾向がありました。こちらも消費電力60Wの大型タイプで、手軽に涼みたいときに便利です。ただし、湿度の上昇には注意しましょう。比較した全商品で湿度の上昇が見られ、こちらも稼働後は約4.5%上昇しました。蒸発した水で周囲の熱を奪う仕組みなので、蒸し暑さは解消できません。どの商品も暑さ指数が厳重警戒レベルだったため、換気しながら使用してください。使い勝手は優秀です。タイマー機能が充実しており、1~12時間の間で1時間単位で設定可能。比較したなかには1・2・4時間などの段階的にしか設定できないモデルが多かったのに対し、シーンに合わせてOFFタイマーを微調節できます。付属のリモコンもボタンが大きく、操作内容が文字と絵で記載されており、迷わず操作できました。左右の首振り機能もつきます。付属の保冷剤は4個と多く、タンク容量も5Lと大容量。フィルター・タンクは外して水洗いが可能で、お手入れも楽ちんです。フィルターは1回使用ごとに流水洗浄が必要ですが、定期交換の手間がないため、ランニングコストを抑えたい人にも向いています。ECサイトでの販売価格は1~1.5万円程度(※執筆時点)と、比較したなかでは高価格帯。ほかの商品と同様にエアコンのように部屋全体を涼しくするのは難しいものの、冷風扇としては涼しさを感じやすい一品です。カラッと暑い日に手軽に涼める商品をお探しなら、ぜひ購入を検討してみてくださいね。
シロカのなごみ 加湿つき温冷風扇 SH-C252は、夏だけでなく秋口から冬にかけても利用したい人におすすめです。検証では、部屋全体の温度を下げることはできませんでしたが、扇風機よりも涼しい風を感じられました。サーモカメラの画像でも、風が当たっている部分は温度が下がっています。また、手入れのしやすさや操作性も問題なし。広い範囲に風を送れるので、複数人での使用も満足できるでしょう。ただし、冷風で使っていると湿度も上がってしまい、蒸し蒸し感じる可能性があります。涼しさを第一に考える人は、ほかの商品も検討してみてくださいね。
山善 冷風扇 FCR-BWG40は、リビングのような複数人で過ごす場所での使用がおすすめです。首振り機能の可動域が広いので、家族で使ってもみんなで風を感じられます。扇風機よりも風は涼しく、サーモカメラの画像では、風が当たっている部分の温度が下がりました。ただし、部屋全体の温度を下げるにはやや力不足。また、タンクを設置したときに少しだけ隙間が空くので、動かすと水が漏れてしまう可能性も。気をつけて使用しましょう。執筆時点で価格は税込14,800円でした。手入れがしやすいなど使い勝手も上々なので、扇風機の風では物足りないという人は、ぜひ利用してみてください。