薄さ約12mmの薄型ボディが特徴の、IODATA ポータブルブルーレイドライブ BRP-UC6V。ネット上では「再生中の音が静か」と評判ですが、実際のところ評判どおりなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、同社のほかのモデルや各メーカーの新商品、売れ筋上位など人気の外付けブルーレイドライブとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行っているので、外付けブルーレイドライブ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
IODATA ポータブルブルーレイドライブ BRP-UC6Vは、画像・動画などのデータをブルーレイに記録できればよいという人におすすめです。検証では、約64分間の音楽データの取り込みは4分8秒とスムーズでした。比較した上位商品は音楽取り込みで約17秒本商品よりも速かったものの、申し分のないスピードといえます。
購入後すぐに使い始められるところもメリット。Android直結対応・ワイヤレス転送のように上位商品にあった付加機能はありませんが、再生・書き込み用のソフトを無料でダウンロードできます。Type-AケーブルとA to C変換アダプタが付属しており、Type-Aポートが埋まっていてもType-Cで繋げられるところも便利でした。
対応する規格の数も十分です。BD・DVD・CDの全規格に加えて、長期保存に便利なM-DISCやCPRMなどコピーガードがかかったディスクにも対応。一方で、次世代ディスクのUltra HD Blu-rayは再生できません。とはいえ、比較したなかでも対応している機種はごく少数で、重要視しないのであれば問題ないでしょう。
ブルーレイディスクの再生にかかる時間が長いところはデメリット。約2時間の映画が入ったディスクを読み取らせたところ、再生開始までに47.6秒もかかりました。比較したなかには25秒前後で再生できた機種もあったので、すぐに作品を見たい人には向きません。再生中の稼動音は38.3dBと静かですが、高めの音がするので気になる人もいるでしょう。
公式ECサイトでの販売価格は、執筆時点で税込8,664円。再生機能はあと一歩でしたが、薄さ約12mm・重さ約210gとコンパクトで荷物になりにくいところは魅力。とはいえ映画鑑賞を快適にしたいなら、ほかの商品もチェックしてくださいね。
そもそも外付けブルーレイドライブとは、ブルーレイの読み書きができるディスクドライブのうち、USB端子を使ってPCに接続するアイテムのこと。ブルーレイレコーダーに比べて安価な点や、手軽に持ち運べるところが魅力です。
今回ご紹介するBRP-UC6Vは、日本のパソコン周辺機器メーカー・IO DATAが販売するWindows・Mac対応の外付けブルーレイドライブ。USBType-CおよびType-Aに対応(※)しており、新旧幅広いパソコンに使えるところが特徴です。
Type-Cで使うときは、付属ののC(オス)-A(メス)変換アダプターを使います
USBケーブル1本で接続するバスパワー駆動で、外部電源は不要。バーベイタム製のBD-Rメディアが1枚付属しているので、自分でメディアを用意しなくてもすぐに使えますよ。
再生・書き込みソフトを無料で利用できるところもうれしいポイント。IO DATAのBD・DVD再生ソフト「BDミレル」と、ライティングソフトの定番「B's Recorder」の2つをダウンロード(※)できます。なお、ダウンロードにはIO Portal会員情報サービスへのユーザ登録が必要です。
両ソフトはWindowsのみ対応。MacではMacOS標準搭載の機能およびソフトを使用します
MacOS標準搭載のソフト「DVD Player」は、ブルーレイディスクの再生には対応していません
米Millenniata社が開発した高信頼メディア「M-DISC」への書き込みも可能。一般的な光ディスクより耐久性が高いので、大切なデータを長期間保存したい人にもおすすめです。
薄く軽量なアルミボディを採用。薄さ約12mm・重さ約210gと非常にコンパクトなので、持ち運びも楽ちんです。カラーはブラック・シルバーの2色から選べます。
<対応OS>※執筆時点
<付属品>
今回はIODATA ポータブルブルーレイドライブ BRP-UC6Vを含む人気の外付けブルーレイドライブ全を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
はじめに、再生までの速さ・稼動音の小ささを検証しました。
約2時間の映画が入ったブルーレイディスクを読み込み、再生が始まるまでにかかる時間を計測。30秒程度の待ち時間で再生が始まるものを高評価としました。稼動音は、映画の音量をオフにした状態でドライブ本体から25cmの距離の音を計測。部屋の環境音(35dB)に近いほど高評価としました。
映画の再生が始まるまでの時間は47.6秒と長めです。25秒を切ると満足といえたなか、比較した全商品の平均値の約44.69秒(※執筆時点)にも届かず。せっかちな人には不向きです。
比較したなかには、「パフォーマンスモード」と呼ばれる速度重視のモードを搭載した機種も。こうした商品は、平均より20秒以上も速い25秒前後で再生が始まりました。少しでも早く見始めたいのであれば、30秒以下で再生が始まるものがおすすめですよ。
「再生中の音が静か」という口コミのとおり、稼動音は静かです。計測結果は38.3dBと、高評価の基準とした39dBをクリアしました。30dB台後半は夜の住宅街と同じくらいの騒音レベルで音は小さめです(参照:環境省)。一方で、高い音で鳴るため敏感な人は少し気になるかもしれません。
なお、比較した商品の多くは37〜39dBの範囲に収まりました。しかし、PCで鑑賞する場合はドライブと人との距離が近いため、数dBの差が大きく感じる場合も。映画鑑賞に集中したい人は、少しでも静かなものを選ぶことをおすすめします。
続いて、取り込みの速さを検証しました。
市販の音楽アルバムを用意し、実際に約64分間の音楽データの取り込んでみてかかった時間を計測しました。
<検証条件>
音楽の取り込み時間は247.8秒(約4分8秒)で、高評価の基準とした255秒をクリアしました。上位商品のなかには約230秒で完了したものもありましたが、本商品も申し分のないスピードです。
ただ、検証した条件下ではCD取り込み時に不具合が生じました。ファームウェアをアップデートすると正常に取り込めたので、エラーが出る場合はメーカーの公式サイトで最新バージョンを確認しましょう。
最後は、オプションの充実度・対応する規格の多さの検証です。
オプションについては、基本機能以外の独自機能・付属品などをチェック。対応する規格はBD・DVD・CDの全規格に対応していることを基準に、M-DISC・CPRM・Ultra HDなど特殊なものに対応していればさらに高評価としました。
オプションの充実度も悪くありません。詳細は以下のとおりです。
付属のケーブルはUSB Type-Aのみですが、A to Cの変換アダプタがついています。比較したなかではType-Aしか使えない商品が多かったなか、Type-Aがマウス・キーボードなどで埋まっている場合でも取り外さずに使えて便利です。
また、本商品は再生・書き込み用のソフトを無料でダウンロード可能。比較したなかには再生ソフトが付属していない商品もありましたが、別途購入すると手間も費用もかかります。ワイヤレス転送機能やAndroid端末との直結機能など、上位商品のような独自機能はないものの、購入してすぐに使い始められるのは利点でした。
対応する規格も多数。詳細は以下のとおりです。
BD・DVD・CDの全規格に加えて、一部の特殊なメディアにも対応。長期保存に適した「M-DISC」の読み書きや、コピーガード(CPRMおよびAACS)がかかったディスクも再生可能です。
一方で、次世代ディスクのUltra HD Blu-rayには対応していません。比較した商品のなかでも対応している機種はごくわずかだったので、自分の求める機能が備わっているか事前に確認しておきましょう。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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IODATA ポータブルブルーレイドライブ BRP-UC6Vは、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトに取扱店舗があります。ショップによって値段が異なるので、よく比較してから購入してくださいね。
最後に、ブルーレイディスクをすぐに再生できた商品をご紹介します。
パイオニアのBDR-XD08MB-Sは、再生までの待ち時間が24.5秒とトップクラス。独自の静音機能により、再生中の稼動音も38.3dBとかなり静かでした。取り込み3分52秒と非常に速いうえ、ワイヤレス転送やAndroid端末との直結機能など付加機能も充実。性能・機能ともに非の打ち所がない商品です。
同じくパイオニアのBDR-XD08LEは、付属品を減らすことで価格を抑えたエントリーモデル。再生までの待ち時間は25.0秒、再生中の稼動音も静音機能によって37.8dBまで抑えられていました。取り込み3分51秒と動作もスムーズ。上位モデルのBDR-XD08MB-Sのようにソフトは付属せず、Type-Cケーブルも使えませんが性能のよさはハイエンドモデル並みでした。
設置方式 | 外付け |
---|---|
再生可能メディア | Ultra HD Blu-ray(再生のみ)、BD-R(DL、LTH、TL、QL)、BD-RE(DL、TL)、M-DISC(SL、DL、TL)、DVD-R(DL)など |
記録可能メディア | BD-R(DL、LTH、TL、QL)、BD-RE(DL、TL)、M-DISC(SL、DL、TL)、DVD-R(DL)など |
DVD-R書き込み速度 | 8/6/4/2/1倍 |
DVD-RW書き換え速度 | 不明 |
DVD+R書き込み速度 | 8/6/4/2.4倍 |
DVD+RW書き換え速度 | 不明 |
BD-R書き込み速度 | 6/4/2倍 |
BD-RE書き換え速度 | 不明 |
インターフェース | USB3.2 Gen1、USB3.1 Gen1、USB3.0、USB2.0(USB Type-C) |
幅 | 13.3cm |
奥行 | 13.3cm |
高さ | 1.48cm |
重量 | 230g |
再生までの速さ | 24.5秒 |
取り込みにかかる時間 | 3分52秒 |
稼動音の小ささ | 38.3dB |
動画の書き込みにかかる時間 | 1分3秒 |
USB Type-Cケーブル付き | |
Ultra HD Blu-ray対応 | |
バスパワー対応 | |
ワイヤレス対応 | |
電源なしで開閉可能 | |
3D対応 | |
データ読み取り精度向上機能あり | |
セキュリティロック対応 | |
Mac対応 | |
M-DISC対応 | 不明 |
BDXL対応 | 不明 |
ソフト付き | 不明 |
ケーブル一体型 | 不明 |
パイオニア ポータブルブルーレイドライブ BDR-XD08MB-Sをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
設置方式 | 外付け |
---|---|
再生可能メディア | BD-R、BD-LTH、BD-RE、BD-R DL、BD-RE DL、BD-R XL、BD-RE XL、DVD-R、DVD-RW、DVD-R DL、DVD+R、DVD+RW、DVD+R DL |
記録可能メディア | BD-R、BD-LTH、BD-RE、BD-R DL、BD-RE DL、BD-R XL、BD-RE XL、DVD-R、DVD-RW、DVD-R DL、DVD+R、DVD+RW、DVD+R DL |
DVD-R書き込み速度 | 8/6/4/2/1倍 |
DVD-RW書き換え速度 | 不明 |
DVD+R書き込み速度 | 8/6/4/2.4倍 |
DVD+RW書き換え速度 | 不明 |
BD-R書き込み速度 | 6/4/2倍 |
BD-RE書き換え速度 | 不明 |
インターフェース | USB 3.2 Gen 1 |
幅 | 13.3cm |
奥行 | 13.3cm |
高さ | 1.48cm |
重量 | 230g |
再生までの速さ | 25.0秒 |
取り込みにかかる時間 | 3分51秒 |
稼動音の小ささ | 37.8dB |
動画の書き込みにかかる時間 | 1分2秒 |
USB Type-Cケーブル付き | |
Ultra HD Blu-ray対応 | |
バスパワー対応 | |
ワイヤレス対応 | |
電源なしで開閉可能 | |
3D対応 | |
データ読み取り精度向上機能あり | |
セキュリティロック対応 | |
Mac対応 | |
M-DISC対応 | 不明 |
BDXL対応 | 不明 |
ソフト付き | 不明 |
ケーブル一体型 | 不明 |
パイオニア ポータブルブルーレイドライブ BDR-XD08LEをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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