スリムで狭いスペースにも設置しやすいと人気の、ハイアール 冷凍庫 JF-NUF107A。高評価の口コミが多い一方、「収納力が物足りない」という気になる評判も存在し、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のパナソニックやAQUAなどの冷凍庫とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、購入を迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
ハイアール JF-NUF107Aは、冷蔵庫の冷凍室より少し大きめの、冷凍性能に優れた商品がほしい人におすすめです。なかでも庫内温度の安定性が高く、24時間の計測中-18℃を上回った時間はわずか29分。その間も-16℃前後をキープしており、気になる温度上昇はありませんでした。比較したなかには、-18℃を超える時間が1時間以上にのぼるものも多くありましたが、これなら食品も長期保管しやすいでしょう。
ドアを長く開けたあとも、庫内温度の復帰力はかなりスピーディ。実際に1分間開けっぱなしにしてみても、4分台で元の-18℃以下に復帰しました。比較した商品の平均10分49秒(※執筆時点)よりも素早いので、調理で頻繁に開け閉めしたい人にも使いやすいですよ。
3段階の温度調整と急冷機能に加え、比較したなかでも珍しい冷蔵モードに対応しているのもメリットです。ダイヤル操作でモードの切り替えができるので、食材に合わせて簡単に使い分けられます。冷却方式は霜取り不要のファン式で、お手入れの手間もかかりません。年間の電気代も7,440円と、比較したなかでは安く、節電が気になる人にもぴったりですよ。
ただし、「収納力が物足りない」との口コミどおり、引き出しに少々余裕がない点が気になりました。最下段は600mLのペットボトルをギリギリ立てて入れられるサイズで、ドアポケットもついていません。引き出しは全体の6割ほどしか出せず、奥まで見通しにくい印象です。比較した「パナソニック ホームフリーザー NR-FZ120D」はペットボトルがすんなり入り、引き出しも大きく開くので出し入れしやすいのものならこちらも要チェックです。
若干引き出しが窮屈な印象ですが、冷凍庫としての性能が非常に高く、機能性も十分な商品です。冷凍庫選びに迷ったら、ぜひ購入を検討してみてください。
中国を拠点とする電機メーカー・ハイアール。冷蔵庫や洗濯機といったくらしの家電を幅広く手がけています。
今回ご紹介するのは、2023年11月に発売されたJF-NUF107Aです。最上段に棚1つ・下に4つ引き出しがついた5段タイプの冷凍庫で、ブロック肉や直径27cmのピザなど、買い物カゴ約3.2個分の食品を収納できると謳われています。
サイズは幅450×奥行585×高さ1275mmとスリムな形状で、限られたスペースにも置きやすいのがメリットです。さらに、ダイヤルを回すだけで冷蔵庫に切り替えできるのもポイント。冷蔵食品が多い場合など、用途に合わせて使い分けられますよ。
今回は、ハイアール 冷凍庫 JF-NUF107Aを含む冷凍庫19商品を実際に用意して、比較検証を行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
庫内温度の安定性は、比較したなかでもとくに優秀です。実際に温湿度ロガーを使って庫内の温度を24時間計測したところ、-18℃を上回ったのはわずか29分。この間も、-16℃前後の比較的低い温度をキープできました。
検証では、-18℃を超える時間が1時間以上の商品も多くありましたが、本商品は気になるほどの温度変化はない様子。またほとんどの時間は-20~-22℃台を維持しており、食材の冷凍保存に影響はないといえます。
冷却方式にファン式を採用しており、お手入れのしやすさも高評価です。比較した同メーカーの「前開き式冷凍庫 JF-NU102D」のような直冷式のものと比べて、自動で霜取りできるため、手間のかかる霜取り作業も必要ありません。
また、引き出しはすべて取り外して掃除できるのもよい点。最上段の棚はガラス製のため、汚れもサッと拭き取れるでしょう。
マグネットがつく鋼鉄ドアもかなりツルリとした手触りで、比較的汚れは落としやすそうな印象です。ただしガラストップではないため、硬いもので傷をつけないよう注意してくださいね。
温度調節のしやすさは、トップクラスの高評価です。とくに比較したなかでも珍しい、冷蔵・冷凍切り替えに対応しているのが大きな特徴。冷蔵は2段階、冷凍は弱中強・急冷の4つで調整できます。ダイヤルを切り替えるだけで調整できるため、操作に迷うこともないでしょう。
ダイヤルは庫内最上段の右下あたりと、やや扱いづらい位置にあります。温度調節のたびにドアの開閉の手間がかかる点だけ、覚えておきましょう。
続いて、ドア開閉時の温度復帰力を検証。ドアを15秒間・1分間開けたあと、中の温度が何分で-18℃以下に戻るか計測しました。
その結果、15秒開けたあとの温度復帰力は8分4秒・1分開けたあとは4分51秒と、比較したなかでもかなりスピーディ。全体平均は9分3秒・10分49秒(※執筆時点)、なかには20分前後かかるものもありましたが、こちらは開けっ放しにしたあとでも-18℃以下に戻りやすいといえます。
冷蔵庫の冷凍室のように、頻繁に開け閉めしたい人にも活躍しますよ。
電気代が安く、続けやすいのも好印象です。メーカー公称値の年間消費電力量は240kWhと低く、電気代に換算すると年間7,440円。冷却方式がファン式な分、直冷式より高くなりやすい傾向はありますが、ファン式のなかでは電気代を抑えられているといえます。
比較した同容量タイプでは、「AQUA AQF-SF11N」の9,920円・「AQUA AQF-GD10N-W」の8,773円と、1万円近くかかるものも複数ありました。こうしたなか本商品は、節電を重視したい人にも使いやすいでしょう。
ハイアール 冷凍庫 JF-NUF107Aは、冷凍性能が高いものの、やや収納力が低めなのが気になりました。
以下、デメリットについてご紹介します。
ハイアール JF-NUF107Aは、温度の安定性は申し分ないものの、やや食品を出し入れしにくいのが惜しいポイントです。
取っ手はドアの上部に飛び出る形で、手をかけて開けやすいのはよい点。最下段には600mLのペットボトルを立てた状態で収納できますが、若干の引っかかりがあり窮屈な印象でした。中で倒れないよう、丁寧に開け閉めする必要があります。
各引き出しを引き出せる割合は平均62.82%と、奥までしっかり見通しにくいのも気になるところ。またドアポケットもなく、小物を収納したいときにも少々不便です。「収納力が物足りない」との口コミどおり、食品の大きさによってしまい方を工夫する必要があるでしょう。
出し入れしやすいものなら、「パナソニック ホームフリーザー NR-FZ120D」もおすすめです。最下段の引き出しにはペットボトルを立てて入れられ、引き出しは大きく開いて奥まで見渡しやすいのが好評でした。ドアポケットもあるため、使い勝手にこだわりたい人にもよいですよ。
ここからは、ハイアール 冷凍庫 JF-NUF107Aとは違う魅力を持った、おすすめの商品をご紹介します。
アイリスオーヤマ スリム冷凍庫 KUSN-7Aは、66Lのコンパクトタイプの冷凍庫。600mLのペットボトルは立てて入れられませんが、引き出しが奥まで見えるので、食品を出し入れしやすいのがメリットです。こちらもファン式のため、霜取りなしで使えます。
庫内温度も-18℃以下を保ちやすく、1分ドアを開けたままでも約3分後には元の温度に復帰。頻繁に開け閉めしても、中の食品が傷みにくいでしょう。電気代は年間7,936円と、同容量のものに比べるとやや高めですが、気になるほどではないでしょう。
ハイアール 冷凍庫 JF-NUF107Aは、楽天市場やYahoo!ショッピングなどのECサイトで購入できます。
検証結果を参考に、購入を検討してみてください。
冷凍庫の検証で上位を獲得した商品をご紹介します。ハイアールの107L 前開き式冷凍庫以外にも、ぜひ以下のおすすめ商品も検討してみてくださいね。
定格内容積 | 161L |
---|---|
幅 | 540mm |
奥行 | 600mm |
高さ | 1430mm |
温度調節方法 | タッチパネル式 |
年間消費電力(50Hz/60Hz) | 257kWh |
良い
気になる
冷却方式 | 間冷式(ファン式) |
---|---|
冷却性能 | フォースター |
ドア数 | 1ドア |
ドアの開き方 | 前開き(右開き) |
重量 | 41kg |
急冷機能 | |
省エネ達成率 | 201% |
冷蔵/チルドとして使用可能 | |
耐熱トップテーブル搭載 | |
付属品 |
ツインバード 1ドア冷凍庫の評判・口コミは?実際に使用してメリット・デメリットを徹底レビュー!
定格内容積 | 66L |
---|---|
幅 | 552mm |
奥行 | 390mm |
高さ | 800mm |
温度調節方法 | ボタン式 |
年間消費電力(50Hz/60Hz) | 256kWh |
冷却方式 | 間冷式(ファン式) |
---|---|
冷却性能 | フォースター |
ドア数 | 1ドア |
ドアの開き方 | 前開き(右開き) |
重量 | 28kg |
急冷機能 | |
省エネ達成率 | 101% |
冷蔵/チルドとして使用可能 | |
耐熱トップテーブル搭載 | |
付属品 | 製氷皿 |
アイリスオーヤマ 奥行きスリム冷凍庫 KUSN-7Aをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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