置き場所に困らないと謳う、マクスゼン 前開き冷凍庫 JF063ML01。「冷凍品をきれいに仕分けできる」「電気代にあまり影響しない」と評判です。しかし、「霜取りが大変」といった口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の冷凍庫とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、冷凍庫選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
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目次
マクスゼン 前開き冷凍庫 JF063ML01は、コストを抑えられるコンパクトな冷凍庫がほしい人におすすめです。容量は64Lと比較した商品のなかでも小さめで、ちょっとしたスペースにも置きやすいのが魅力。年間電気代も高評価基準の8,000円を大きく下回る4,681円と安く、本体価格も20,000円台前半と、比較したなかではかなりリーズナブルでした。
庫内温度の安定性も非常に優秀です。24時間中どのくらい食品の冷凍に適した-18℃以下を保てるか確かめると、高評価基準の22時間を上回る24時間を記録。多少の温度変化はあったものの、‐18℃を上回った時間はなく、長期保存にも向いているでしょう。
ドアを開閉したときの温度復帰力も高評価。15秒間開けたあとは2分38秒、1分間開けたあとは4分41秒で元の温度に戻り、どちらも高評価基準を大幅にクリアしました。比較した約80%の商品が温度復帰に5分以上かかったのに対し、本品は短い時間で温度が復帰しドアの開閉が食材に影響しにくいといえます。
出し入れのしやすさもおおむね良好。取っ手が前面にあるため楽に開閉できました。ただ、600mLペットボトルが立てられないうえ、下段以外の引き出しは60%程度しか前に出せません。温度設定は4段階あるものの、モードは冷凍のみ。扉を開かないと温度調整ができない点も気になりました。
お手入れのしやすさは低評価。比較した商品の多くが、自動霜取り機能がついているものや霜取り不要のファン式だったなか、直冷式のため1か月に1回のペースで霜を落とす必要があります。「霜取りが大変」との口コミどおり手間がかかるでしょう。掃除を楽に済ませられる冷凍庫がほしい人は、ほかの商品も検討してみてください。
実際にマクスゼン 前開き冷凍庫 JF063ML01と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイ冷凍庫と、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
マクスゼン 前開き冷凍庫 JF063ML01の購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
今回ご紹介するマクスゼンのJF063ML01は、容量64Lある前開きタイプの冷凍庫 。置き場所に困らないと謳うスリム設計で、キッチンやリビングなどのちょっとしたスペースにも設置しやすいつくりです。コンパクトながら大容量を収納できるとアピールしています。
2023年7月に発売された商品。1ドアの前開き式で、片手でも開けやすいとされています。冷却方式には、冷却器で作られた冷気を直接庫内に広げる直冷式を採用。ファンの風で冷気を庫内に送る間冷式(ファン式)とは、冷やし方が大きく異なります。
庫内温度を早めに下げて食品への影響を軽減すると謳う、急冷機能があるのも魅力。温度はダイヤルで4段階に調整可能です。冷蔵・チルドとしての使用はできず、耐熱トップテーブルも搭載されていないので覚えておきましょう。
扉はマグネットがつく鋼鉄ドアで、ツルリとした手触りが特徴的。シンプルなデザインでインテリアに馴染みやすく、リビングに置いても違和感がないでしょう。カラーは、ホワイト・ガンメタリックの2種類から選択できます。
付属品は7つ。製氷皿・仕切り棚3枚・霜取り用ヘラ・冷凍室棚・冷凍ケース(大)2つ・冷凍ケース(小)1つ・取扱説明書(保証書つき)です。
設定を中にした冷凍庫の中に温湿度ロガーを投入。庫内温度の安定性は、24時間の温度を1分単位で計測し、‐18℃以下であった時間の長さを確認しました。ドア開閉時の温度復帰力は、ドアを15秒間と1分間開け放ったあとの温度変化を計測して、-18℃にどのくらいで戻るかをチェックしています。
食品を冷凍保存する際に守らなければならない温度は‐18℃以下ですが、比較した結果、-18℃を超える時間がある商品がほとんど。比較した全商品の平均値は約21.8時間(※執筆時点)で、本品は全体と比べても安定性に優れていることがわかります。多少の温度変化はあるものの、-18℃以下を維持して食品をしっかり管理できるでしょう。
比較したところ、15秒開けた場合は2分12秒~16分56秒(※執筆時点)、1分間開けた場合3分13秒~21分57秒(※執筆時点)と商品によって差が大きいことがわかりました。10分以上かかった商品もあったなか、本商品はどちらも5分以内に温度が戻ったため、全体と比べても温度復帰力が高いといえます。
こまめに冷蔵庫を開閉しても、食材が傷むリスクを抑えられるでしょう。冷凍庫内の温度が戻りやすいため、仕事部屋やリビングなど、人の出入りが多く頻繁に開閉するようなシーンでも使いやすいでしょう。
出し入れのしやすさは、開閉がラクにでき、引き出しに600mLペットボトルを立てて入れられるか、引き出しの奥までよく見えるかをチェックしました。温度調節のしやすさは、扉を開けたり商品を動かしたりすることなく、温度調節ができるかを確認しています。
ただ、600mLのペットボトルを立てて入れられないのは惜しい点。寝かせることできれいに収納できますよ。扉には小物などの収納に便利なポケットもありませんでした。
一番下の引き出しは100%引き出せたものの、上1~3段目は60%ほどしか手前に引き出せません。比較した全商品の平均値約68%(※執筆時点)を下回り、奥が見にくく整理しにくい可能性があります。
また、温度調整パネルは本体内部にあり、扉を開けないと設定できないのもネックです。比較したなかには、扉を開けずに温度調整ができる商品が多数ありました。扉の開け閉めによる食品への影響が気になる人は、冷凍庫の外に温度調整パネルがついているものを選んでください。
お手入れのしやすさも低めの評価に。引き出しは全段取り出せますが、直冷式のため自動で霜取りできない点が評価を下げました。 詳細は以下のとおりです。
庫内温度や湿度にもよりますが、1か月に1回のペースでお手入れが必要といえます。比較した商品のほとんどが霜取り不要のファン式を採用していたなか、「霜取りが大変」といった口コミどおり、掃除に手間がかかりそうです。なお、扉は拭きやすいガラストップではないものの、比較した多くの商品も該当せず大差はつきませんでした。
結果、電気代の安さは非常に優秀な評価を獲得。算出した年間電気代は、高評価基準の8,000円を大きく下回る4,681円でした。比較したところ、100L以下の冷凍庫は電気代が年間4,000~8,000円で、全商品の最小値は4,092円(※執筆時点)だったため、全体と比べても安めといえます。「電気代にあまり影響しない」との口コミにも納得の結果で、電気代を抑えたい人によいでしょう。
定格内容積 | 64L |
---|---|
幅 | 470mm |
奥行 | 509mm |
高さ | 845mm |
温度調節方法 | ダイヤル式 |
年間消費電力(50Hz/60Hz) | 151kWh |
冷却方式 | 直冷式 |
---|---|
冷却性能 | フォースター |
ドア数 | 1ドア |
ドアの開き方 | 前開き(右開き) |
重量 | 25kg |
急冷機能 | |
省エネ達成率 | 不明 |
冷蔵/チルドとして使用 | |
耐熱トップテーブル搭載 | |
付属品 | 霜取りヘラ、製氷皿 |
冷凍庫を効果的に使うには、庫内がパンパンになるほど食材や食品を詰めないよう注意しましょう。満杯に近いほうがより冷却効率を上げるといわれていますが、詰め込みすぎると出し入れの際に時間がかかり、庫内温度が上昇する原因となります。
また、少し余裕をもって食品を収納することで、ほしいものが見つけやすくなります。冷気を無駄に逃がさず、そのうえ出し入れがスムーズにできるので、ぜひ意識してみてください。
価格は執筆時点で税込21,980円(※公式サイト参照)。ショップによって価格が異なることがあるので、ポイントの有無や値段を比較して、よりお得なサイトを探してみてください。
最後に、お手入れや収納がしやすいと好評だった商品をご紹介します。
ハイアールの107L 前開き式冷凍庫は、とにかくお手入れを楽にしたい人におすすめです。ファン式の冷却方式で霜取りが不要。4つの引き出しに加えて最上段にはガラス棚があり、拭き取りも簡単にできそうです。実際に使うと、庫内の温度が安定していて24時間中ほぼ-18℃以下を保てていました。
ツインバードの1ドア冷凍庫は、食品を収納しやすい冷凍庫がほしい人におすすめです。実際に使ってみたところ、すべての引き出しで600mLの冷凍ペットボトルを立てて入れられました。透明な引き出しとガラス製の棚で掃除しやすいのも魅力。庫内温度の安定性や復帰力も優秀です。
冷却方式 | 間冷式(ファン式) |
---|---|
定格内容積 | 107L |
冷却性能 | フォースター |
ドア数 | 1ドア |
ドアの開き方 | 前開き(右開き) |
引き出しの数 | 5段 |
幅 | 450mm |
奥行 | 585mm |
高さ | 1275mm |
重量 | 36kg |
自動製氷 | 不明 |
急速製氷 | 不明 |
急冷機能 | |
半ドアアラーム | 不明 |
温度調節機能 | 不明 |
温度調節方法 | ダイヤル式 |
設定可能温度 | 不明 |
省エネ達成率 | 154% |
冷蔵/チルドとして使用 | |
耐熱トップテーブル搭載 | |
年間消費電力(50Hz/60Hz) | 240kWh |
節電モード | 不明 |
種類 | |
特徴 | |
鍵付き | 不明 |
引き出しの取り外し可能 | 不明 |
付属品 |
ハイアール 冷凍庫 JF-NUF107Aの評判・口コミは?実際に使用してメリット・デメリットを徹底レビュー!
定格内容積 | 161L |
---|---|
幅 | 540mm |
奥行 | 600mm |
高さ | 1430mm |
温度調節方法 | タッチパネル式 |
年間消費電力(50Hz/60Hz) | 257kWh |
良い
気になる
冷却方式 | 間冷式(ファン式) |
---|---|
冷却性能 | フォースター |
ドア数 | 1ドア |
ドアの開き方 | 前開き(右開き) |
重量 | 41kg |
急冷機能 | |
省エネ達成率 | 201% |
冷蔵/チルドとして使用 | |
耐熱トップテーブル搭載 | |
付属品 |
ツインバード 1ドア冷凍庫の評判・口コミは?実際に使用してメリット・デメリットを徹底レビュー!
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