今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のコードレスヘアアイロンとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、コードレスヘアアイロン選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒で国内メーカーの美容職に入社し、3年半従事。年間6,000人以上をカウンセリングし、お客さま一人ひとりにあった美容法を提案していた。その後マイベストへ入社し、メイク・スキンケア全般の記事を執筆。コスメコンシェルジュ・化粧品成分上級スペシャリスト・顔タイプアドバイザー1級を所有。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
Ryanboo コードレスヘアアイロン RB-KD386は、前髪などをサッと整えられる、取り回しのよいものがほしい人におすすめです。実際に160℃の設定でカールのついた人毛を2回通した結果、ほぼストレートに整えられました。比較した商品にはうねりが残るものも多かったなか、大健闘。強いくせ毛や前髪が厚めのスタイルでない限り、ストレートにセットできるでしょう。
立ち上がりにかかる時間は、160℃設定で平均60秒とスピーディでした。比較した商品には90~240秒かかるものも多かったなか、トップクラスの速さを記録。お手洗いなどで手早くお直ししたいときにも便利ですよ。ただし実際の温度は設定温度より低かったので、温度を上げるなど調整して使ってくださいね。
軽量かつコンパクトで、カバンに入れて持ち運びやすいのも強みです。全長は20.5cm・重量の実測値は147gと、比較したなかには500gを超える重いものもあったなかかなりの軽さでした。持ち手は丸みのある細い形状で、取り回しもしやすいですよ。「髪を伸ばしにくかった」との口コミは気にしなくてよいでしょう。
しかし、機能性はいまひとつでした。充電残量表示やオートオフ機能がなく、充電切れや電源の切り忘れに注意が必要です。また160℃設定で毛束に300回通すと、すべての毛にキューティクルの開きや毛羽立ちが見られました。特別ダメージを受けやすいわけではありませんが、同じ場所に何度も使うのは避けるのがベターです。
とはいえ、どこでも持ち運びしやすい携帯性のよさがあり、仕上がりのよさも好評でした。外出先でも素早く使えるので、シンプルな機能で十分という人は購入を検討してみてください。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
コードレスヘアアイロンは、コード付きのものと比べて小さいタイプが多く、持ち運びしやすいのが魅力。今回ご紹介するRyanboo(ルアンボー)コードレスヘアアイロン RB-KD386も、「いつでもどこでもスタイリング」と銘打つコンパクトなアイテムです。
販売元のRyanbooは、ヘアアイロンやカールアイロンなどを扱うメーカー。ベリーショート向けのものなど種類豊富ですが、本品は持ち運びやすいよう、サイズは20.5×3.1×3.1cm・重量は145gに設計されています。USB充電式で、フル充電すると約30分使用可能。「電源を入れて約60秒で約120℃に到達」と謳っています。
髪をしっかり挟んで熱を均一に伝えるために、プレートには上下左右へ傾く構造を採用。温度コントロール機能を搭載し、滑らかなセラミックコーティングも施しています。温度は約160℃・約180℃・約200℃の3段階に調節可能。本体カラーはホワイトとブラックの2種類展開です。
今回はRyanboo コードレスヘアアイロン RB-KD386を含む、人気のコードレスヘアアイロンを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
髪をストレートにしやすいかの検証では、優秀な評価を獲得しました。カールのクセをつけた人毛を用意し、160℃に設定したアイロンに2回通したところ、毛束の長さは使用前より11.37%アップ。毛先まではまっすぐになりにくかったものの、おおむねストレートに整いました。
比較した結果、プレートの幅が10mm未満の細いものはストレートに仕上がりにくく、うねりが残りやすい傾向が。本商品のプレート幅は15mmあるため、髪にしっかり圧をかけてクセを伸ばせたと考えられます。強いクセがある髪には物足りない可能性がありますが、薄い前髪などを整えるのには十分でしょう。
立ち上がりの速さも、優秀な評価でした。アイロンを160℃に設定し、準備完了の合図が鳴るまでの時間を3回測った結果、かかった時間は平均60秒。比較した全商品の平均約95秒(※2024年11月時点)よりかなり速く立ち上がったので、お手洗いなどでサッとお直ししたいシーンでも活躍します。
ただし、立ち上がった時点での温度は平均約117℃でした。比較した商品には設定温度と10℃前後しか変わらないものもあったなか、約43℃も低い結果に。5分経っても160℃に到達しなかったため、実際に使用する際の温度はやや低い可能性があります。160℃で使いたいなら、180℃に設定して様子を見るなど工夫が必要です。
使い勝手のよさは申し分ありません。本体の重量は実測値で147gと、比較した全商品の平均である約188g(※2024年11月時点)を大きく下回り、トップクラスの軽さでした。全長も20.5cmと、500mLのペットボトルと同程度のサイズのため、カバンに入れやすいですよ。
持ち手の太さは99mmと、全体平均の約107mm(※2024年11月時点)より細め。持ち手も丸みを帯びており、握りやすいのがよい点です。ボタンの位置も外側にあるため操作しやすく、扱いやすさの面でとくに困ることはないでしょう。「髪を伸ばしにくかった」との口コミは払拭できたといえます。
シンプルな作りで、機能面は少し物足りません。3段階の温度調節機能を備えていますが、充電残量表示がなく、充電するタイミングがわからないのがネック。オートオフ機能も非搭載なので、電源の切り忘れには注意が必要です。
比較したなかには、本体の操作部にバッテリーインジケーターがついているものや、オートオフ機能を備えた商品もありました。また、機内持ち込み・預け持ち込みには対応していません。飛行機での帰省や旅行には持っていけないので注意しましょう。
髪へのダメージの受けにくさも、高評価には届きませんでした。160℃に設定したアイロンを300回毛束に通し、電子顕微鏡で3本の毛のキューティクルの状態をチェック。その結果、すべての毛にキューティクルの開きや毛羽立ちが見られました。
比較した多くの商品と同程度のダメージ具合で、許容範囲内ではあるものの、髪の傷みが気になる人にはやや不向きな印象です。ダメージを抑えたいなら、同じ場所に何度も使うのは避けてくださいね。
重量 | 147g |
---|---|
全長 | 20.5cm |
プレートの幅 | 16mm |
連続使用時間 | 約30分 |
準備完了時の熱電対の温度 | 117℃ |
準備完了までの時間 | 60秒 |
良い
気になる
持ち手の太さ | 9.9cm |
---|---|
最高温度 | 200℃ |
最低温度 | 160℃ |
充電時間(公称値) | |
設定可能温度 | 160℃、180℃、200℃ |
充電残量の表示 | 表示なし |
開閉ロック機能 | |
オートオフ機能 | |
付属品 | ポーチ |
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ここからは、Ryanboo コードレスヘアアイロン RB-KD386以外のおすすめ商品をご紹介します。
KEYNICEのヘアアイロンは、きれいなストレートヘアを目指す人必見。毛束に160℃設定のアイロンを2回通しただけで、毛先までほぼまっすぐに仕上がりました。少ない回数でスタイリングが完成するうえ、ダメージを受けにくいのも長所です。毛束に300回通してみても、大きなダメージは見受けられませんでした。
準備完了までの時間は平均61秒とスピーディだったので、限られた時間でもセットできますよ。温度は160℃・180℃・200℃の3段階に調節可能。自動オフ機能を搭載しており、切り忘れのリスクも防げます。価格はECサイトにて4,000円台(※2024年12月時点)とそこまで高くないため、ぜひ試してみてください。
Ryanboo コードレスヘアアイロン RB-KD386は、Amazonや楽天市場・Yahoo!ショッピングといったECサイトで購入できます。価格は5,000円以下(※2024年11月時点)とお手頃。ポイントを使うとよりお得に購入できる場合があるので、いつもお使いのサイトがある人はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
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