iPad Pro近いと称されるほどスペックが高いと評判の、iPad Air 第4世代。指紋認証の使い心地を評価する声も多く聞かれますが、一方で「スピーカーの音質が悪い」「重くて持ちっぱなしは厳しい」といった口コミもあり、購入をためらっている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、iPad Air 第4世代を含む全タブレット19商品を実際に使ってみて、処理性能・画質のよさ・音質のよさ・画面の応答性・サイズ・対応アプリ・バッテリー性能・付加機能・価格を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
筑波大学芸術専門学群卒業後、芸術制作で使用していたPCをはじめとする多くのデジタルデバイスやソフトウェアに関する知識を活かそうと大手家電量販店に入社。販売員としてPCだけでなくプリンター・ルーターなどPC周辺機器の販売や、インターネット・格安SIMなど通信サービスの提案など、PCに関する販売・契約を総合的に担当、自身の担当顧客に合ったPC環境を真摯に考え、販売ノルマや利益にとらわれず提案してきた。 その後2022年にマイベストへ入社し、PCや周辺機器の専門ガイドを担当。富士通やDellのような大手メーカー製PCだけでなく様々なデジタルデバイスに関する経験・知識を活かし、PCや周辺機器選びに困ったユーザーに寄り添う企画・記事制作を心がけている。
すべての検証は
マイベストが行っています
iPad Air 第4世代は、ハイスペックなタブレットが欲しい人におすすめです。とくに優れていたのが音質と画質。細かな音まで表現できており、包み込まれるような感覚が得られます。映像の解像度も高く、鮮やかかつ自然な色合いでした。10.9インチの大画面で、映画鑑賞も満足に楽しめるでしょう。
処理性能も非常に高く、ベンチマークスコアは4,325点とトップクラスの記録。タッチとスクロールの反応もよく、スムーズに操作できました。通信の混雑に強いWi-Fi6に対応していて、高速通信がしやすいのも魅力です。生体認証もすぐ指紋を認識するので、ストレスフリーですよ。
画面サイズが大きいわりに軽いのも好印象でした。「重さを感じにくい」「ディスプレイの黒縁が狭く、大画面で使用できる」と、モニターから好評です。ただし、販売価格は執筆時点で税込69,080円(公式サイト参照)と高め。パソコン感覚で使える、高スペックなタブレットが必要な人向けです。
純正アクセサリーはひと通り揃っていて、購入すれば用途の幅が広がります。イラストを描く・ビジネス文書を作成する・3Dゲームを楽しむなど、どんな目的にも使えるので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
iPad Airは、定番の無印iPadと高性能なiPad Proの中間のモデル。2020年10月に今回紹介する第4世代がリリースされました。第3世代とはデザインを大きく変え、ディスプレイのフチ(ベゼル)を狭くして大画面化しています。
【第3世代との違い】
最大の魅力は、高性能なA14 Bionicチップです。第3世代より処理速度(CPU)は40%・グラフィック(GPU)は30%もパフォーマンスが向上。Microsoft Officeでデータをまとめる・Photoshopでデザインするなどの作業も、これまで以上にパワフルに処理できます。
複数のアプリで同時に作業ができるOSが入っているのもポイント。ビデオ通話しながら書類を確認する、動画を見ながら出演者を調べるなど、いちいちアプリを閉じず並行して作業できますよ。
撮影から編集までが1台で完結するのも魅力です。背面カメラが1,200万画素になり、4Kビデオの撮影も可能になったので、家族や友達との思い出も高画質で残せます。
フロントカメラは第3世代と変わらずFaceTime HDカメラですが、通信規格は最新のWi-Fi規格であるWi-Fi6に対応しました。従来規格より通信の混雑に強く、ビデオ通話がよりスムーズになりますよ。
ホームボタンが廃止されているのも特徴です。代わりに本体上部の電源ボタンに指紋認証センサーを配置しています。ロック画面はTouch IDで解除できるので、Apple Payでの支払いも簡単ですよ。
文字サイズの変更・タッチ調整・キー入力のカスタマイズなど、個人に合わせて設定できるアクセサビリティ機能もこれまでとおり。背面タップでの操作や音声アシスタントSiriも活用でき、通常の画面での操作が難しいときも困りません。
使えるアクセサリーは、執筆時点での最新モデルiPad Pro 第4世代と同じです。
カラーは、シルバー・スペースグレイ・ローズゴールド・グリーン・スカイブルーの5色です。従来の3色から5色に増え、選ぶ楽しみが増えています。
2022年3月18日に、本機種の後継機iPad Air 第5世代が発売されました。第4世代との主な違いは以下のとおりです。
【第4世代との違い】
カラーは5色のままですが、少し色味が変わっています。パープル・ブルー・スターライトなど、落ち着きのあるバリエーションですよ。
今回はiPad Air 第4世代を含む、タブレット全19商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
検証①:処理性能
検証②:画質のよさ
検証③:音質のよさ
検証④:画面の応答性
検証⑤:サイズ
検証⑥:対応アプリ
検証⑦:バッテリー性能
検証⑧:付加機能
検証⑨:価格
コンピューターの頭脳であるCPUの核(コア)と、画像処理装置GPUのベンチマークスコアを計測。シングルコア・マルチコア・GPUのスコアを比較し、処理性能を評価しました。
処理性能は非常に優れているとの評価に。今回検証した商品のなかでも、トップクラスの高得点でした。
【ベンチマークスコア測定結果】
ほかのメーカーの商品は、マルチスコアが2,000点以下・そのほかのスコアが1,000点以下。比較すると群を抜いているといえるほどの高得点です。
なお、検証したiPadシリーズはいずれも高得点でした。わずかにスコアの差はありますが、どの商品も3Dゲームを快適に楽しめるほどの処理性能ですよ。
次に、画質のよさを検証します。
各タブレットで同じ静止画と動画を表示させ、mybest5人で評価しました。
画質は、今回検証したなかでもトップクラスの評価に。かなり拡大してもぼやけないほど、解像度が高いのが印象的でした。発色も鮮やかで、「コントラストも彩度も高いのに、不自然になっていない」「鮮やかだけど目になじむ」と好評です。
没入感の満足度も高く、モニターからは「少し黄味がかった発色でリアル感がある」との意見が。「バラの画像は奥行をとくに感じられた」「明暗のバランスがよく、奥行がある」と立体感も評価されました。
続いては、音質のよさを検証します。
以下の3項目に着目し、mybest5人で縦向き・横向き両方で評価しました。
音質も、比較した商品のなかではトップクラスの評価です。本体が共振するほどの音量でも音割れせず、モニターからは「耳にキーンと響かない」「1音ずつ細かく表現されている」と絶賛の声が聞かれました。
高音・低音のバランスも絶妙です。4つのスピーカーから音がしっかり出ていて、「360度の音の没入感がある」「メリハリのあるサウンドで迫力を感じる」と好評です。タブレット最高峰では?」とコメントするほど、満足度の高いサウンドですよ。
次に、画面の応答性を検証します。
mybestのコンテンツ制作チーム5人で各タブレットを使い、タッチやスクロールに対する反応とスムーズさを評価しました。
画面の応答性の検証でも優秀な結果に。モニターとして参加した5人全員が、スクロールもタッチも高精度だと評価しています。
「指での操作にしっかり追従する。誤タッチはまずない」「スクロールがなめらかで、反応も速い」など、不満の声は一切聞かれませんでした。
5つ目は、サイズの検証です。
本体のサイズと重量のバランスをmybest5人で確認。持ちやすいタブレットほど高評価としました。
サイズのモニター評価も満足度は高めでした。長時間片手で持つには重めですが、10.9インチと大画面なわりに重量は485gと軽めです。「サイズにしては重さを感じにくい」「本体が大きいのに軽い」と、重量バランスのよさが評価されています。
ディスプレイのフチ(ベゼル)が狭く、ディスプレイの大半を画面が占めているのも魅力。画面占有率は約80%と、検証した商品のなかではトップクラスでした。黒縁が気にならない広さなので、動画鑑賞やWEBサイトの閲覧など、幅広く活躍しますよ。
次は、対応アプリの検証です。
SNSやゲームなど、合計30のアプリをインストール。動作確認を行い、問題なく利用できるかを調べました。
検証した30のアプリ全てが正常に動作しました。
今回の調査ですべてのアプリが動作したのは、AppleとGoogleの2社だけ。ゲーム・SNS・ビジネスなど、さまざまなアプリが使えて、目的を問わず活躍するでしょう。
続いては、バッテリー性能の検証です。
画面を明るくした状態で動画を再生し、連続再生時間を計測しました。
バッテリー性能の検証結果もまずまず。9時間36分も動画を連続で再生できました。
上位商品は11時間を超えましたが、検証したなかには5~7時間しか再生できない商品もあります。バッテリーの持ちは十分だといえるでしょう。
8つ目は、付加機能の検証です。
以下の項目を調査し、付加機能が多いタブレットを高評価としました。
付加機能も充実していました。防水ではないため水濡れには注意が必要ですが、そのほかの機能はほぼ網羅しています。
最新の規格である、Wi-Fi6に対応しているのがポイント。5Gは非対応ですが、回線が混雑しても通信速度は落ちにくいですよ。右上にあるトップボタンで指紋認証でき、ロック解除もスムーズでした。
純正アクセサリーもひと通り揃っています。Apple PencilはマグネットでiPadに装着できる第2世代に変更されていて、紛失もしにくいですよ。
最後に、価格を検証します。
タブレットの販売価格を調べ、安いものほど高評価としました。
執筆時点での販売価格69,080円(公式サイト参照)。今回検証したなかでは最も高額でした。ほかのiPadシリーズは、iPad mini 第6世代が59,800円・iPad Air 第4世代が69,800円です。Apple製品以外は1~3万円台の商品も多く、評価は伸び悩みました。
とはいえ、ビジネスにも使えるほどのスペックです。公式オンラインショップ限定ですが、使わなくなったApple製品を下取して安く買う方法もあります。使わないiPadやMacBookを持っている人は、下取サービスでお得に購入しましょう。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
61,814円
(最安)
販売価格:62,381円
ポイント:567円相当
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65,202円
(+3,388円)
販売価格:65,800円
ポイント:598円相当
送料無料
iPad Air 第4世代は約7万円と高いので、最後にほかのおすすめ商品をご紹介します。
iPad mini 第6世代は、移動中や外出先でも使いたい人におすすめです。重量239gと軽く、片手でも扱えるサイズ感なのが魅力。ベンチマークスコアも4,639点と好記録で、処理性能はトップクラスでした。販売価格は税込59,800円(執筆時/公式サイト参照)と、iPad Airより安く販売しています。
iPad 第9世代は、検証したiPadシリーズの最安モデル。税込39,800円(執筆時/公式サイト参照)と低価格です。音質はほかのiPadシリーズに及びませんが、動画視聴には十分なレベル。処理性能は非常に優秀で、スクロールやタッチ操作も素早く反応しました。
シリーズ | iPad mini(第6世代) |
---|---|
スタイラスペン | Apple Pencil 第二世代、Apple Pencil USB-C |
画面サイズ. | |
キーボード | 不明 |
画面サイズ | 8.3インチ |
リフレッシュレート | 60Hz |
画面解像度 | 2266×1488p、326ppi |
幅 | 13.48cm |
奥行 | 19.54cm |
高さ | 0.63cm |
重量 | Wi-Fiモデル:293g、Wi-Fi+Cellularモデル:297g |
OS種類 | iPad OS |
OS詳細 | iOS18 |
画面種類 | 液晶 |
TVチューナー | 不明 |
コア数 | 6コア |
DCI-P3色域対応 | 不明 |
文字サイズ変更可能 | 不明 |
Wi-Fi規格 | Wi-Fi 6(802.11ax) |
キッズタブレットタイプ | 不明 |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 |
通信モデル | Wi-Fiモデル、Wi-Fi+Cellularモデル |
手書き入力可能 | 不明 |
SIMロック解除可能 | 不明 |
最大輝度(公称値) | 500nits |
最大輝度(実測値) | |
SIMカード | eSIM、nano-SIM |
CPU | A15 Bionicチップ |
メモリ | 4GB |
クロック数 | 不明 |
ストレージ | 256GB、64GB |
microSDカード対応 | 不明 |
インターフェース | USB Type-C |
カードスロット | 不明 |
メインカメラ画素数 | 1200万画素 |
インカメラ画素数 | 1200万画素 |
バッテリー稼動時間 | 10時間 |
キーボード付き | 不明 |
タッチペン付き | 不明 |
生体認証機能 | 指紋認証 |
スピーカーの数 | 2個 |
スピーカー性能 | ステレオ |
バッテリー容量 | 約5,216mAh |
防水機能 | |
防水性能 | 不明 |
防塵機能 | 不明 |
AirPlay対応 | 不明 |
GPS機能 | |
マイクあり | |
特徴 | ゲーム |
コンテンツ制限機能(キッズモード) | |
時間制限機能 | |
ブルーライトカットモード | |
Officeソフト付き | 不明 |
CPUスコア | 不明 |
連続使用時間 | 10時間 |
使用タイプ | タブレット型 |
メーカー所在地 | アメリカ |
筆圧感知レベル | 不明 |
傾き検知機能 | |
角度調整可能 | |
技適マーク取得 | 不明 |
日本語マニュアル対応 | 不明 |
対象年齢 | 不明 |
保護ケース付き | |
ゲームモード搭載 | |
キーボード対応 | |
ホームアプリ対応 | |
サポートサービスあり | |
子供用ホーム画面 | |
Googleキッズスペース対応 |
iPad mini(第6世代)をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
シリーズ | iPad(第9世代) |
---|---|
スタイラスペン | Apple Pencil 第一世代 |
画面サイズ. | |
キーボード | 不明 |
画面サイズ | 10.2インチ |
リフレッシュレート | 60Hz |
画面解像度 | 2160×1620px |
幅 | 17.41cm |
奥行 | 25.06cm |
高さ | 0.75cm |
重量 | 487g |
OS種類 | iPad OS |
OS詳細 | iOS18 |
画面種類 | 液晶 |
TVチューナー | 不明 |
コア数 | 不明 |
DCI-P3色域対応 | 不明 |
文字サイズ変更可能 | 不明 |
Wi-Fi規格 | Wi-Fi 5(802.11a/b/g/n/ac) |
キッズタブレットタイプ | 不明 |
Bluetooth | Bluetooth4.2 |
通信モデル | Wi-Fiモデル、Wi-Fi+セルラーモデル |
手書き入力可能 | |
SIMロック解除可能 | 不明 |
最大輝度(公称値) | 不明 |
最大輝度(実測値) | |
SIMカード | eSIM、nano-SIM |
CPU | A13 Bionicチップ |
メモリ | 3GB |
クロック数 | 不明 |
ストレージ | 64GB |
microSDカード対応 | 不明 |
インターフェース | Lightning |
カードスロット | 不明 |
メインカメラ画素数 | 800万画素 |
インカメラ画素数 | 1200万画素 |
バッテリー稼動時間 | Wi-Fiでのインターネット利用、ビデオ再生、オーディオ再生:最大10時間 |
キーボード付き | |
タッチペン付き | 不明 |
生体認証機能 | ◯(指紋認証) |
スピーカーの数 | 2スピーカー |
スピーカー性能 | ステレオ |
バッテリー容量 | 8757mAh |
防水機能 | |
防水性能 | 不明 |
防塵機能 | 不明 |
AirPlay対応 | |
GPS機能 | |
マイクあり | |
特徴 | ゲーム向け |
コンテンツ制限機能(キッズモード) | |
時間制限機能 | |
ブルーライトカットモード | |
Officeソフト付き | 不明 |
CPUスコア | 不明 |
連続使用時間 | 不明 |
使用タイプ | タブレット型 |
メーカー所在地 | アメリカ |
筆圧感知レベル | 不明 |
傾き検知機能 | |
角度調整可能 | |
技適マーク取得 | 不明 |
日本語マニュアル対応 | |
対象年齢 | 不明 |
保護ケース付き | |
ゲームモード搭載 | |
キーボード対応 | |
ホームアプリ対応 | |
サポートサービスあり | |
子供用ホーム画面 | |
Googleキッズスペース対応 |
iPad 第9世代をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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