簡単かつしっかり設置できると謳う車載用ロッドホルダー、タカ産業 ロッドカーホルダー 2 A-0095。高評価の口コミが多い一方、「ベルトの使い勝手がイマイチ」などの気になる評判も存在し、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気の第一精工や槌屋ヤックなどの車載用ロッドホルダーとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、車載用ロッドホルダー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
釣り歴は15年以上。投げ釣りやフカセなどの堤防からできる釣りをはじめ、ルアーフィッシングや船でのエサ釣りなどの幅広い釣りを経験してきた。釣りジャンルのYouTube出演や雑誌取材を多数経験後、自身も釣りに関するコンテンツのライターとして活動中。メインのカワハギ釣りでは、トーナメント大会に出場し決勝ステージ進出の経験もある。現在はmybestにて釣りジャンルのコンテンツ制作に注力し、ユーザーファーストを重視して正確で分かりやすい企画制作に日々努めている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
タカ産業 ロッドカーホルダー 2 A-0095は、たくさんのロッドを丁寧に運搬したい人におすすめです。ロッドの先端は面ファスナーで固定でき、車を揺らしてもロッドが揺れませんでした。比較した同じグリップをフックで固定するロッドホルダーには、ロッドがぐらぐら落ちそうになるものがあったなか、脱落の心配はほぼない点が魅力です。
ロッドの出し入れしやすさも優秀。先端の面ファスナーの着脱には手間がかかるものの、グリップ側はフックにロッドを置くだけです。フックが大きくリールつきで載せやすいのもうれしい点。比較した穴に通すタイプの商品よりも簡単に出し入れでき、固定力とのバランスが取れていました。
「ベルトの使い勝手がイマイチ」との口コミがあるように、車に設置する際は先端側のベルト調整が必要。一方、グリップ側は吊革にバーを掛け、クリップを取りつけるだけで簡単にセットできました。比較したなかには1本しか積めないものがあったなか、最大6本積載できるのも魅力です。
運転席の圧迫感が少ないのも利点。ただグリップ側にはバーとクリップがあり、やや窮屈に感じました。モニターからは「クリップが大きくロッド位置が下がるので、スペースが少なくなる」との声も。ルーフの低い車に取りつけたい場合などは注意が必要です。
とはいえ、固定力が高くロッドを6本積載できるのは大きなアドバンテージ。自分のロッドだけでなく、同行者のロッドを丁寧に扱いたい場合にも重宝するでしょう。総じて使い勝手のよい一品を、ぜひ検討してみてください。
そもそも車載用ロッドホルダーとは、車で釣りに出かけるときにロッドとほかの荷物を区別して積載するためのホルダーのこと。ルーフ近くにリールを取りつけたまま積載できるものなどがあり、ほかの荷物やロッド同士が干渉して故障するリスクを軽減できます。
タカ産業 ロッドカーホルダー 2 A-0095もそのひとつ。アシストグリップ(吊革)にベルトで簡単に設置できると謳う一品です。ロッドを固定する箇所にはクリップタイプを採用し、「出し入れラクラク」とアピールしていますよ。
竿を伸ばしたまま収納できるのも魅力のひとつ。竿先は、動かないように面ファスナーで固定する仕組みです。ロッドは最大6本まで積載できます。
幅は90~128cmまで伸縮でき、愛車のスペースに合わせて調整可能。検証で使用したクリップのカラーはブルーですが、執筆時点では公式サイト・ECサイトともにブラックのもののみ販売が確認できました。
今回はタカ産業 ロッドカーホルダー 2 A-0095を含む、車載用ロッドホルダー全12商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
はじめに、設置のしやすさを検証しました。
先端側とグリップ側の設置方法をそれぞれチェック。簡単に設置できるものや、設置作業がイメージしやすく、わかりやすい説明書が付属するものを高評価としました。
先端側は面ファスナーで固定する方式を、グリップ側はフックタイプを採用しています。実際に使ったところ、先端側の設置にはベルトの長さ調整が必要で、少し手間がかかりました。
一方、グリップ側はフックをアシストグリップに挟むだけで設置可能。比較したほかの商品にはグリップ側もベルトで長さ調整が必要なものがあったなか、スムーズにセットできました。
写真・イラストつきの丁寧な説明書が付属しているのもよい点です。比較した商品には説明書が付属しないものがあったのに対し、誰でも設置しやすいよう配慮されていました。
工具などは不要で、購入後すぐに設置できるのもメリット。クリップの位置を変えて、ロッドの間隔を簡単に変えられるのもうれしいポイントです。自分好みのレイアウトにこだわりたい人に適しています。
次に、ロッドの出し入れのしやすさを検証しました。
先端側とグリップ側をそれぞれ加点方式で評価。ホルダーに置くだけでセットできるものや、片手で取り出しやすいものを高評価としました。
先端の面ファスナーの着脱に手間はかかるものの、グリップ側はフックに置くだけなのでスムーズに出し入れ可能。比較した商品には前後ともに面ファスナー式のものがあったなか、固定力と取り出しやすさのバランスが取れていました。
フックが大きいので、リールつきのまま載せやすいのもメリットのひとつ。釣り場に着いたときにスムーズに準備したい人には候補となるでしょう。
次に、車が揺れた状態での固定力を検証しました。
車を側面から揺らし、本体の先端側とグリップ側の揺れ動き、リールをつけたロッドの先端とグリップの揺れ動きの4か所をチェックします。
先端側はベルト、グリップ側はバーになっているのが特徴。比較したベルトタイプの商品にはロッドの重みでたわむものもあったなか、ベルトがしっかり張れており、車を揺らしてもたわみは見られませんでした。
グリップ側のバーも吊革にきちんと固定可能。こちらも目立った揺れは見られません。「簡単かつしっかり設置できる」という謳い文句どおりといえるでしょう。
先端側は面ファスナーで、グリップ側はクリップでロッドを固定するタイプ。グリップ側はロッドを置くだけなので揺れが見られたものの、先端側がしっかり固定されていてるぶん、丁寧にロッドを運べます。
比較したベルトタイプの商品には、前後ともに揺れが見られないほどガッチリ固定されていたぶん、ロッドを出し入れしにくいと感じるものがありました。対して本商品は、固定力・出し入れのしやすさを両立しており、使い勝手のよさは申し分ないでしょう。
次は、車内の圧迫感の小ささの検証です。ホルダーにロッドを載せたときに車内をどう感じるかをモニター5人でチェックし、省スペースに感じられたものを高評価としました。
車の運転席に座り、圧迫感や不快感があるか、安全に運転できそうかも評価。次にバックドアを開けて車内を観察し、スペースが無駄になったと感じるかをチェックしました。なお、後部座席はすべて倒しています。
運転席側はすっきりしていて、運転上の問題は感じられませんでした。ただモニターからは「助手席側はベルトの末端が気になる」といった声が寄せられています。
前方の視界は問題ないと好評でしたが、一部「フックの色が鮮やかなものより黒のほうがよい」といった声も。とはいえ、執筆時点では黒色が販売されているので、さほど気にならないでしょう。
グリップ側はバーがありフックも大きく、圧迫感がありました。フックで固定するぶん、ロッド積載位置が下にきてしまうのもデメリット。ルーフが低い車で使用する場合は、少し窮屈かもしれません。
一方、バータイプのためたわみがないのは魅力。比較した商品にはベルトがたわみ、大きな荷物を載せると干渉しそうなものがあったことを思うと、荷物置き場はある程度自由に使えそうです。
最後は、ロッドを何本持って行けるかに関わる、積載可能本数の検証です。4本積載できるものを基準とし、多く載せられるものを高評価としました。
リサーチすると、最大6本の積載が可能。比較した商品には1本しか積載できないものがあったなか、高評価を獲得しました。クリップの着脱が簡単で、ロッドの間隔を調整できるのも高ポイント。ロッドを守るためにレイアウトにこだわりたい人にぴったりですよ。
タカ産業 ロッドカーホルダー 2 A-0095は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトで購入可能です。ショップレビューや送料の有無などをチェックして購入するとよいでしょう。
ほかの商品と迷っている人は、積載本数やレイアウトの柔軟性なども確認して選んでみてくださいね。
最後に、積載数は多くないものの高評価を獲得した商品をご紹介します。
槌屋ヤック マルチグリップバー用ロッドホルダー フロント/リアセットは、すでに車内用バーを設置している人におすすめです。バーに取りつけるフックタイプで、ロッドは1本のみ積載可能。ロッドの取り出しも非常にスムーズで、釣り場でもサッと出し入れできますよ。
省スペースにこだわるなら、第一精工吸盤ロッドハンガー 330488も選択肢のひとつです。リアウィンドウに取りつけるタイプで、ロッドは2本積載できます。リアガラスに貼る吸盤式で、比較した商品のなかでも設置しやすい点が目を惹きました。釣行のときだけ取りつけたい人にもぴったりです。
設置方法 | バー(別売り) |
---|---|
ロッドの取り付け方法 | フック |
積載可能本数 | 1本 |
バー | 別売り |
幅 | 不明 |
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長さ | 不明 |
対応グリップ径 | リア:20〜32mm、フロント:15mm |
素材 | 不明 |
アシストグリップを外す必要あり | 不明 |
位置調整可能 |
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設置方法 | 吸盤 |
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ロッドの取り付け方法 | ゴムベルト |
積載可能本数 | 2本 |
バー | 不要 |
幅 | 11cm |
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長さ | 13.2cm |
対応グリップ径 | 不明 |
素材 | 不明 |
アシストグリップを外す必要あり | 不明 |
位置調整可能 | 不明 |
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