暖房機能だけでなく加湿・空気清浄機能も備える、シャープ プラズマクラスター加湿セラミックファンヒーター HX-RK12。ネット上では「すぐに温まる」と評判です。その一方、「稼働音が大きい」「電気代が高い」と気になる口コミも存在し、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のセラミックファンヒーターとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、セラミックファンヒーター選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
シャープ プラズマクラスター加湿セラミックファンヒーター HX-RK12は、素早く広範囲を温めたい人におすすめです。実際に強モードで運転を開始すると、わずか54秒後には60cm先の床が1℃上昇しました。比較したなかには3分間近くかかる商品も多かったので、速暖性は高いといえます。脱衣所などのヒートショック対策や、リビングなどでの補助暖房としてぴったりです。
暖房範囲は広く、脚から胴にかけてしっかり温まれます。人が座った状態を想定して強モードで10分間運転した結果、胴は26.8℃・膝やすねは27.2℃に達しました。全身が温まりやすいうえに、温度・湿度センサー付きで適温を保ちやすいのが強み。自動で強・弱を切り替えて室温を約22℃にキープする自動運転機能がついています。
稼働音の実測値は、弱モードで42.3dB・強モードで45.4dB。口コミに反して静音性に優れています。タイマー機能がついているので、寝室で使うのもよいでしょう。比較したなかでは珍しく加湿・空気清浄機能も搭載。プラズマクラスター7000を搭載しており、カビ菌の除菌・ウイルスの抑制効果が見込めます。
10分間あたりの電気代は、強モードで5.4円・弱モードで2.7円です。短時間の使用なら電気代は気になりにくく、「電気代が高い」との口コミは払拭できたといえます。安全性にも配慮されており、転倒オフ機能はもちろん、比較した一部商品にしかなかったチャイルドロック機能付きです。子どもがいる家でも使いやすいでしょう。
価格は約19,000円(※2024年12月時点・ECサイト参照)です。後継モデルが発売されていますが、機能面はほぼ変わらないので、迷ったら価格の安い本商品を選ぶとよいでしょう。しかし、重量は5.5kgと重く、人感センサーがないのは気になるところ。持ち運びやすさや電気代にこだわる人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
シャープ プラズマクラスター加湿セラミックファンヒーター HX-RK12の購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
パナソニック
加湿ができ、暖房性能も高い!2台買うより電気代を減らせる
シャープ プラズマクラスター加湿セラミックファンヒーター HX-RK12は、暖房だけでなく加湿機能も備えた商品です。加湿しながら暖房することで、「暖房のみと比べて体感温度が上がる」と謳っています。
シャープ独自のネイチャーテクノロジーとして、ファンにはテントウムシの2種類の羽根形状を採用。従来機種(2020年発売のHX-L120)と比べて風量が30%アップし、足元にしっかり温風を届けるとしています。カラーは、プレミアムホワイトとダークブラウンの2色展開です。
販売元のシャープは、電気機器や電気通信機器などの製造・販売を手掛けるメーカー。菌やウイルスなどの抑制を謳う独自のプラズマクラスター技術を搭載するファンヒーターや空気清浄機など、さまざまな製品を取り扱っています。
今回ご紹介するHX-RK12は、シャープが手がけるプラズマクラスター加湿セラミックファンヒーターシリーズの2022年発売モデルです。2020年発売のHX-L120に比べて、暖房性能や加湿量がアップしています。
前年の2021年に発売されたHX-PK12との違いは、操作部にSIAA抗菌加工が施されていること。手でよく触れる操作部を清潔に保ちやすいよう配慮されています。
なお、本商品の後継モデルとして2023年にHX-SK12・2024年にHX-TK12が発売されましたが、スペック面での違いは実質ありません。新たにエコ自動運転を搭載してはいるものの、本商品に搭載している自動運転機能と役割はほぼ同じです。そのため、価格が安いものを選ぶとよいでしょう。
今回はシャープ プラズマクラスター加湿セラミックファンヒーター HX-RK12を含む、人気のセラミックファンヒーターを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気のセラミックファンヒーターを比較検証したところ、シャープ プラズマクラスター加湿セラミックファンヒーター HX-RK12には6つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
風速の測定結果は強・弱モードともに4.2m/sと、比較した全商品の平均3.5m/s(※2024年12月時点)を大きく上回っています。メーカーが「しっかり大風量暖房」と謳うのも納得です。脱衣所などのヒートショック対策や、メインの暖房が効き始めるまでの補助暖房として活躍するでしょう。
<10分後の表面温度一覧(※平均値は2024年12月時点)>
足元の温まりは少し鈍かったものの、上半身までまんべんなく温風を届けられました。膝から胴にかけては、温度が25℃以上を記録。比較した商品の約半数が20℃未満だった頭部も、22.1℃に達しています。吹き出し口の幅が広いおかげで広範囲に温風を届けられたので、冷え性の人にぴったりです。
稼働音はそれほど大きくありません。セラミックファンヒーターから50cm離れた場所で稼働音を測定したところ、弱モードで42.3dB・強モードで45.4dBを記録しました。
比較したなかには、弱モードでの稼働音が50dBを超えた商品も多くあります。「稼働音が大きい」との口コミは払拭できたといえるでしょう。静音性に優れるので、眠る前に使いたい人にもおすすめです。本体のサイズは幅42×奥行17.5×高さ42cmと薄型なので、壁際に設置すれば邪魔にもなりにくいでしょう。
加湿フィルター・給水ポンプ・加湿トレーなどは、細かく分解して丸洗いすることも可能です。より清潔に保ちたい人は、別売りのAg+イオンカートリッジに注目。給水タンクのキャップに取りつければ、トレーのヌメリやニオイの元となる水中の菌を抑制できるとしています。
とはいえ、エアコンと比べると電気代は高めです。短時間のスポット暖房として使うか、長時間使用する際は自動運転を使用するとよいでしょう。設定温度に応じて自動で出力が変わるので、消費電力を抑えられますよ。
安全面にも配慮した設計です。転倒オフ機能と温度過昇防止器を搭載しており、火事のリスクを軽減できます。比較した半数以上の商品にはなかったチャイルドロック機能を搭載しているのも特徴です。誤操作を防げるので、小さな子どもがいる家庭でも使いやすいでしょう。
運転中の操作パネル温度は21.9℃と低温で、使用中でも問題なく操作できました。しかし、吹き出し口の温度は70.7℃と高温です。やけどのリスクがあるので、使用中にファンへ触れないよう注意しましょう。
シャープ プラズマクラスター加湿セラミックファンヒーター HX-RK12にはたくさんのよい点がある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
消費電力(公称値) | 強:1200W(50Hz)、1150W(60Hz)/弱:620W(50Hz)、610W(60Hz) |
---|---|
1時間あたりの電気代 | 16.2〜32.4円(実測値) |
温度センサー付き | |
人感センサー付き |
良い
気になる
本体幅(公称値) | 42.0cm |
---|---|
タイマー設定可能時間(最小) | 切タイマー:1時間/入タイマー:6時間 |
本体奥行(公称値) | 17.5cm |
タイマー設定可能時間(最大) | 切タイマー:2時間/入タイマー:8時間 |
本体高さ(公称値) | 42.0cm |
首振り機能 | |
最大適用畳数の目安(木造). | 約3畳(断熱材なし)、約6畳(断熱材50mm) |
最大適用畳数の目安(コンクリート). | 約4.5畳(断熱材なし)、約8畳(断熱材50mm) |
風量調整段階 | 2段階 |
特徴 | 大型 |
イオン機能 | |
加湿機能 | |
空気清浄機能 | |
タイマー機能 | |
スマホ連携機能 | |
チャイルドロック機能 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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4.57
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ここでは、シャープ プラズマクラスター加湿セラミックファンヒーター HX-RK12の気になる点をカバーする商品をご紹介します。購入を迷っている人は参考にしてみてくださいね。
電気代を安くしたい人は、スリーアップのヒートワイドスリム CH-T2236がおすすめです。節電モードがあり、10分あたりの電気代をわずか0.27円に抑えられます。パワフル暖房時は5.13円かかりますが、人感センサーがついているので、うまく活用してつけっぱなしにしないようにすればしっかり節電できるでしょう。
パワフル暖房時の風速は6.0m/sと高く、速暖性は比較したなかでもトップクラスです。30秒で60cm離れた位置の温度が1℃上昇しました。暖房範囲も広く、足全体に温風が届きます。足をそろえずくつろいだ状態でも温かく感じるでしょう。
リモコンつきで操作しやすいのもうれしいポイントです。温度は18~30℃まで幅広く設定でき、タイマーも最大8時間まで対応しています。電気代・速暖性・使い勝手のいずれにも優れるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
暖房と同時に加湿もしたいなら、パナソニックの加湿機能付きセラミックファンヒーター DS-FKX1206-Hをチェック。ヒーターの温風と同時にうるおいを送り出すしくみで、暖房と加湿を併用しても電気代は変わりません。暖房と加湿器の両方を使う予定なら、コスパがよいといえるでしょう。
肝心の暖房性能も高く、運転を開始するとスピーディに温まれます。3分間で30cm・60cm先の温度が10℃以上上昇しました。足元を中心にしっかり温められるので、冷え性の人にぴったりです。
独自の空気清浄機能「ナノイーX」・温感センサー・人感センサーを搭載し、機能も充実しています。実際に人感センサーの感度を確認したところ、動かずにいれば6分59秒で運転が停止。無駄な暖房使用を防ぐのに役立つので、節電したい人にも向いています。機能性を重視する人は必見です。
シャープ プラズマクラスター加湿セラミックファンヒーター HX-RK12は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトで購入できます。価格は約19,000円(※2024年12月時点)です。値段や送料はショップによって異なるため、それぞれ比較してみてくださいね。
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