2カメラで全方位を映すと謳う360度ドライブレコーダー、コムテック HDR362GW。ユーザーから「画質がとてもよい」と評判です。一方で「映像がクリアとはいえない」「ナンバーの確認が難しい」との口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか。
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のユピテルの360度ドライブレコーダーとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、360度ドライブレコーダー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
アウトドア用品・自転車・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
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監修者は「選び方」について監修をおこなっており、ランキングに掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。編集部が独自に集計し、ランキング化しています。
目次
32,499円
おすすめスコア
撮影画角の広さ
映像のきれいさ
悪条件下での映像のきれいさ
駐車監視のしやすさ
映像の確認のしやすさ
映像保護機能の充実度
カメラ構成 | 360度メイン+リア |
---|---|
記録解像度 | フロントカメラ:1856×1856/リアカメラ:フルHD(1920×1080) |
フレームレート(フロント) | 27.5fps |
SDカードチェック機能 |
良い
気になる
コムテック ドライブレコーダー HDR362GWは、全方位からの追突・追い越しや駐車中の車上荒らしなどに備えたい人におすすめ。画角の広さを確認したところ、2カメラの水平画角は480度を記録しました。比較では撮影画角が400度を超えるものは少なかったなか、2カメラで全方位を映すとの謳い文句どおりでした。
映像のきれいさを確認すると、とくにリアカメラの性能が高いとわかりました。3.5m先に置いたナンバープレートの記号や文字を問題なく読み取れたうえ、逆光や暗所にも対応。人影やナンバーが映るように補正できており、トンネルの出入り口や夜道といったと悪条件に強いといえます。
駐車中の当て逃げや、車上荒らし対策に役立つ駐車監視機能も充実。万が一駐車中に事故を検知した場合、車に戻ったタイミングで通知される仕様です。さらにドアの開け閉めには反応しない降車時のキャンセルタイマーつきで、不要なデータがSDカードに溜まるのを防げます。
記録はSDカードに溜まる設計で、最大128GBまでストックできます。これだけあれば長時間の撮影にも耐えられるでしょう。SDカードが挿入されているか・破損していないかをチェックする機能がついているので、SDカードの不具合による撮り逃しを防げます。SDカードの定期フォーマットが不要なのも魅力的です。
ただし、前方や車内を映す360度カメラの精細さはいまひとつ。3.5m先に置いたナンバープレートは数字は読み取れましたが、地域名やひらがなは読みにくく感じました。逆光や暗所といった悪条件下にも対応できず、映像が不鮮明に。どちらの環境でも鮮明な映像を残せていたユピテルのY-3000と比較すると、「映像がクリアとはいえない」「ナンバーの確認が難しい」との口コミにも頷けます。
専用ビュアーソフトがMacに非対応なのも惜しく感じました。とはいえ、360度ドライブレコーダーの要ともいえる撮影画角の広さは文句なし。とにかく死角の少ないカメラで事故や犯罪に備えたい人は、ぜひ検討してみてくださいね。
そもそも360度ドライブレコーダーは、前後2カメラ型ドライブレコーダーに比べて死角が少ないのが魅力。側面や車内を記録できるため、危険運転はもちろん駐車中の車上荒らしなどの犯罪対策も可能です。
今回は、2022年11月に発売されたコムテック HDR362GWをご紹介。360度カメラとリアカメラが全方位撮り逃さないと謳う一品です。フロントカメラは500万画素・リアにも200万画素と高画質なカメラを採用しています。付属品は以下のとおりです。
<付属品>
SDカード変換アダプター付属
前モデルであるHD361GWと比べ、HDR362GWはフロント側のメインカメラがコンパクト。車内にスッキリ取りつけられるのはうれしいですね。本体のサイズ・重量は以下のとおりです。
<HDR362GWのサイズ・重量>
加えて、HDR362GWは夜間の撮影に強いと謳うナイトビジョンを搭載。夜道や夜間の車内も明るい映像を記録できるよう工夫されていますよ。
360度ドライブレコーダーとしての性能をチェックした結果、コムテック ドライブレコーダー HDR362GWには5つもの魅力的なポイントがありました。購入を考えている人は、ぜひ最後まで目を通してくださいね。
本商品を壁から3.5mの位置に置いて撮影したところ、360度カメラ・リアカメラの合計画角は驚きの480度を記録。比較した約半数の商品は400度を超えられなかったのに対し、死角の少なさが光りました。
比較したなかには、360度カメラ単体や、前後2カメラに車内カメラ(3カメラ)が付属する商品がありました。しかし、いずれも後方や運転席・助手席の斜め前方に死角ができる結果に。一方、360度カメラとリアカメラが付属するタイプは側方も後方もくまなくカバーできていました。
運転中の追い越しや死角からの飛び出し・駐車中の盗難などに備えたいなら、広範囲を映せる本商品がおすすめです。
撮影できる画角が広いほど、死角が少なくなり残せる証拠も多くなります。いざというときに「証拠が映っていなかった!」という事態を防ぐためにも、ぜひ死角が少ないものを選んでくださいね。
トンネルの出入り口や夜道などの悪条件下での撮影を再現したところ、リアカメラは人影もナンバーも問題なく映せていました。比較では真っ暗に映った商品もあったなか、リアカメラの映像補正力が高いといえます。
200万画素の高画質に加えて明るさを調整するHDRを搭載しており、暗所や逆光にも対応できるのが持ち味。これなら、夜道での追突や煽り運転に備えられそうです。
駐車監視機能の充実度も魅力。とくに、ほかの商品にはない降車・乗車時のキャンセルタイマーが目を惹きました。車に乗ったり降りたりする数分間は自動で撮影が停止されるので、SDカードの容量を節約できます。
駐車中の異常を、車に戻ったときアナウンスしてくれるのもメリット。通知機能がなかったほかの商品と比較すると、事故にすぐ気づけるので対処が遅れないといえます。検証結果の詳細は以下のとおりです。
なお、駐車監視機能を使うにはオプションのCDOP-01P「駐車監視・直接配線コード」が必要なので、忘れずに購入しましょう。
大切な映像を守る機能も抜かりなし。衝突発生時に自動的に録画するGセンサーや、手動で記録を開始するマニュアル録画が可能です。通常録画とは別のファイルに記録されるので、上書きのリスクを軽減できます。
さらに、SDカードの不具合による記録漏れを防ぐSDカードチェック機能も搭載。比較した商品のなかでは約半数しかなかったSDカードの定期フォーマットがいらないタイプなので、メンテナンスの手間も省けます。
最大記録容量が128GBもある点も見逃せません。大量のデータを残せる安心感が得られるでしょう。
急加速・急減速・急ハンドルを検知して知らせるドライブサポート機能や、 設定車速を超えた際に知らせる車速アラーム機能も搭載。安全運転をサポートする機能が豊富なのはうれしいですね。
また、映像確認用の専用ビューワソフトを使えば、記録映像にモザイクをかけられます。資料として映像を提出する際、ドライバーのプライバシーを守れるよう配慮されていますよ。
ここからは、検証の結果わかったコムテック ドライブレコーダー HDR362GWもご紹介します。購入を決める前に、自分に合った商品なのか確認しておきましょう。
口コミでの指摘と同様に、検証では前方や車内を映す360度カメラの粗さが気になりました。3.5m離れた位置にナンバープレートを置いたところ、細かい地域名やひらがなが読みにくく感じる結果に。
なお、リアカメラのきれいさは申し分なく、大体の数字や文字を読み取れました。LED信号機の色を撮り逃さないよう、フレームレートを調整されているのもよい点です。
とはいえ、前方の車のナンバーを撮り逃す可能性があるのは懸念点。比較したなかには前後ともにナンバーがはっきりと映っていた商品もあったため、評価を伸ばせませんでした。
360度カメラが逆光・暗所などの悪条件に弱いのも難点。ナイトビジョンを搭載してはいるものの、ナンバープレートや人影を鮮明に捉えられませんでした。
なお、同時に比較したユピテルのY-3000は、前方カメラ・後方カメラともに補正力が高く、暗所や逆光といった悪条件下でも鮮明な映像を残せています。夜間に運転することが多い人は、候補に加えてもよいでしょう。
専用ビュアーソフトがWindowsのみに対応している点も、惜しく感じました。
専用ソフトを使えば映像や音声だけでなくGPSで検知した位置情報や走行速度を確認できるものの、Macユーザーはその恩恵を受けられません。自宅のPCがMacという人は本体の液晶画面で映像を確認するか、QuickTime Playerを利用しましょう。
なお、比較した商品のうち、専用ビュアーソフトがWindows・Macの両方に対応していたのは半数以下。ビュアーソフトが普段使っているOSに対応しているかも要チェックですよ。
Macユーザーは専用ビュアーを使ってGセンサー・GPSの情報を確認できない点に注意しましょう。
カメラ構成 | 360度メイン+リア |
---|---|
記録解像度 | フロントカメラ:1856×1856/リアカメラ:フルHD(1920×1080) |
フレームレート(フロント) | 27.5fps |
SDカードチェック機能 |
良い
気になる
モニター | |
---|---|
水平画角(フロント) | 360度 |
垂直画角(フロント) | 240度 |
実測した水平画角(フロント) | 360度 |
水平画角(リア) | 130度 |
実測した水平画角(リア) | 120度 |
垂直画角(リア) | 68度 |
水平画角(車内) | 360度 |
実測した水平画角(車内). | |
垂直画角(車内) | 240度 |
記録方式 | 常時録画、衝撃検知録画(イベント録画) |
駐車監視記録方式 | 衝撃録画、常時録画+衝撃録画、タイムラプス録画 |
記録最大容量 | 128GB |
映像ファイル形式 | MP4 |
幅(フロント) | 66mm |
奥行(フロント) | 41mm |
高さ(フロント) | 88mm |
幅(リア) | 62mm |
奥行(リア) | 24mm |
高さ(リア) | 41mm |
幅(車内) | |
奥行(車内) | |
高さ(車内) | |
付属品 | シガープラグコード、脱脂クリーナー、両面テープ、32G microSDカード、ステッカー、コードクランプ |
音声録音機能 | |
音声録音ON/OFF切り替え可能 | |
HDR対応 | |
GPS対応 | |
Gセンサー | |
Wi-Fi | |
SDカードフォーマット不要 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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ここからは、コムテック ドライブレコーダー HDR362GWのデメリットをカバーできていた商品を2つご紹介します。
カーメイトのd'Action 360D DC4000Rは、撮影画角の広さ・映像のきれいさ・悪条件下での映像のきれいさのバランスのよさが魅力。検証では3.5m先に置いたナンバープレートの文字をはっきり映せ、逆光や暗所でも見やすい映像に補正できていました。
各カメラの水平画角の合計が490度と広いのも利点。全方位+車内もくまなく撮影でき、死角が少ないといえます。加えて、撮影した映像をスマホで再生できるのも魅力。万が一の事故時、その場で映像を確認できるのはうれしいですね。
360度カメラにリアカメラが付属したタイプで、水平画角の合計は450度と十分でした。ナンバープレートを比較的きれいに映せたので、当て逃げにあったときの犯人捜索にも役立つでしょう。
ただし、悪条件下での映像のきれいさはいまひとつ。夜間や逆光が気になる場所で運転する人にはあまり向きません。
コムテック ドライブレコーダー HDR362GWは、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトで購入できます。ショップによって価格が異なる場合があるので、お得に購入できるところをリサーチしてみてくださいね。
なお、公式サイトではルームミラーの裏・リアガラスを取りつけ場所の例として提案しています。ドライブレコーダーは自分でも設置できますが、配線を隠すのにコツがいるうえ、慣れていないと車のパーツを破損する恐れも。正しくきれいに取りつけたいなら、カー用品店に依頼するのが得策でしょう。
ただし、製品購入後に登録しないとお見舞い金を受け取れないので注意してくださいね。
360度ドライブレコーダーの検証で上位を獲得した商品をご紹介します。コムテック ドライブレコーダー HDR362GW以外にも、ぜひ以下のおすすめ商品も検討してみてくださいね。
カメラ構成 | 360度カメラタイプ(フロント・リア・360度) |
---|---|
記録解像度 | フロント:フルHD(1920×1080)、HD(1280×720)/リア:フルHD(1920×1080) |
フレームレート(フロント) | 27.5fps |
SDカードチェック機能 |
良い
気になる
モニター | |
---|---|
水平画角(フロント) | 96度 |
垂直画角(フロント) | 50度 |
実測した水平画角(フロント) | 90度 |
水平画角(リア) | 131度 |
実測した水平画角(リア) | 130度 |
垂直画角(リア) | 75度 |
水平画角(車内) | 360度 |
実測した水平画角(車内). | 360度 |
垂直画角(車内) | 190度 |
記録方式 | 常時録画、衝撃録画、手動録画 |
駐車監視記録方式 | 衝撃録画(別売オプション) |
記録最大容量 | 128GB |
映像ファイル形式 | MOV |
幅(フロント) | 122mm |
奥行(フロント) | 48mm |
高さ(フロント) | 67mm |
幅(リア) | 49mm |
奥行(リア) | 30mm |
高さ(リア) | 48mm |
幅(車内) | 122mm |
奥行(車内) | 48mm |
高さ(車内) | 67mm |
付属品 | 32GB microSDカード(DC3)、電源ケーブル、リアカメラケーブル、通信ケーブル、ステッカー、六角レンチ、脱脂クリーナー、レンズクロス、取扱説明書、保証書 |
音声録音機能 | |
音声録音ON/OFF切り替え可能 | |
HDR対応 | |
GPS対応 | |
Gセンサー | |
Wi-Fi | |
SDカードフォーマット不要 |
カーメイト ダクション 360D DC4000Rをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
カメラ構成 | 360度メイン+リア |
---|---|
記録解像度 | ラウンドモード:1856×1856/パノラマモード:1920×960/2分割モード:2048×1536/4分割モード:2048×1536 |
フレームレート(フロント) | 27.5fps、13.7fps、3.4fps |
SDカードチェック機能 |
良い
気になる
モニター | |
---|---|
水平画角(フロント) | 360度 |
垂直画角(フロント) | 240度 |
実測した水平画角(フロント) | 360度 |
水平画角(リア) | 約100度 |
実測した水平画角(リア) | 90度 |
垂直画角(リア) | 約52度 |
水平画角(車内) | |
実測した水平画角(車内). | |
垂直画角(車内) | |
記録方式 | 常時録画、動体検知録画(モーションセンサー録画)、衝撃検知録画(Gセンサー録画)、衝撃検知録画(イベント録画) |
駐車監視記録方式 | 衝撃検知録画、動体検知録画 |
記録最大容量 | 32GB |
映像ファイル形式 | MP4 |
幅(フロント) | 74mm |
奥行(フロント) | 37mm |
高さ(フロント) | 86mm |
幅(リア) | 44mm |
奥行(リア) | 28mm |
高さ(リア) | 36mm |
幅(車内) | 74mm |
奥行(車内) | 37mm |
高さ(車内) | 86mm |
付属品 | microSDHCカード(32GB),シガープラグコード(3.5m)、2ndカメラケーブル(8.0m) |
音声録音機能 | |
音声録音ON/OFF切り替え可能 | |
HDR対応 | |
GPS対応 | |
Gセンサー | |
Wi-Fi | |
SDカードフォーマット不要 |
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