就職活動や転職活動で避けては通れないのが、自己PRの作成。自身の強みやエピソードが思い浮かばず、なにを書けばよいかわからないと悩む人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、自己PRが書けない原因や対処法をわかりやすく解説します。ケース別に作成のポイントも紹介するので、自己PRの作成で悩む人はぜひ参考にしてください。
脱毛・病院クリニック・サブスクリプション・レンタル・買取業者などのサービス分野において、幅広いジャンルのコンテンツ制作に5,000本以上携わる。自身のモットーとして「選ぶのが難しいジャンルだからこそ、実際の検証や調査でしかわからない情報を届けること」を心掛け、情報発信を行っている。
はじめに、自己PRが書けない理由を解説します。自己PRが書けない理由には個人差があるので、以下の解説を読んで自身にあてはある理由を見つけましょう。
自身の強みを把握できていないことは、自己PRが書けない大きな理由のひとつです。自己分析が不足していると、自身の強みを明確にできず、自己PRで書けることが見つからなくなってしまいます。
たとえば、これまで部活動やサークル活動に取り組んでこなかった人や、資格を持っていない人は、このような状態に陥りやすいといえるでしょう。
特別なエピソードが必要だと考えている人も、自己PRの作成に苦戦する傾向があります。
ほかの応募者と差別化を図ろうとする意識が強すぎるあまり、自己PRに書く内容が決まらないというケースも。なかには事実と異なる内容で、大げさに自己PRを作りこんでしまう人もいるようです。
このような場合、たとえ採用につながったとしても、周囲からの期待とのギャップに苦しみ、転職を繰り返してしまう可能性が高くなります。入社後のギャップを少なくするためにも、無理に背伸びしようとせず、自分らしい自己PRを作成することが重要です。
企業研究が不足していると、求められるポイントが理解できず、なにを書いたらよいかわからなくなります。魅力的な自己PRを作成するためには、企業が求める人物像と自身の強みをマッチングさせることが重要です。
特に一度に多くの企業に応募している場合に、このような状態に陥りやすい傾向があります。ニーズに合わない自分本位な自己PRは、採用に不利に働く恐れがあるため注意が必要です。
ここまでに紹介した自己PRが書けない理由をふまえて、以下ではそれに対応した対処法を紹介します。実際に自己PRを作成する際に役立ててください。
自身の強みがわからない場合は、自己分析を徹底的におこないましょう。自己分析に時間をかけることで、思いつかなかった強みやアピールポイントが見つかることがあります。
まずは思いつく限り、自身の強みやエピソードを書き出してみるのがおすすめ。何気ない趣味の活動や日課なども、強みを見出すヒントとなるでしょう。
自己分析に限界を感じる人は、家族や友人などに他己分析をしてもらうのもよい方法です。客観的な意見を聞くことで、自身の強みを見出せる可能性があります。新たな一面をに気づくチャンスになることも多いので、ぜひ試してみてください。
特別なエピソードが必要だと考えてしまう人は、成果にこだわらず取り組んだことを振り返ってみましょう。結果や数字に繋がらなかったことでも、取り組みの過程から自身のアピールポイントが見つかる可能性があります。
たとえば、成功体験だけでなく、失敗体験を自己PRに繋げるのもおすすめの方法。失敗をどのように次に活かしたのか、なにを学んだのかを明確にすることで、魅力的な自己PRが作成できるでしょう。
アピールすべきポイントが見えない場合は、企業分析を徹底し、企業が求める人物像を理解しましょう。ニーズを把握することで、採用につながる自己PRを組み立てやすくなります。
企業の求める人物像は、多くの場合公式サイトの募集ページで確認可能。採用ページに掲載されていることが多い、社員紹介や職場紹介なども参考になるでしょう。企業へのアピールポイントについて、詳しくは次の項目で解説します。
ここでは、多くの企業で共通して重視される自己PRのポイントを解説します。魅力的な自己PRを作成するために、基本的に押さえておくべきこととして、しっかり理解しておきましょう。
スキルや経験・過去の実績は、企業が自己PRで重視するポイントです。
入社後活躍できるかどうかは、採用の判断基準のひとつ。求人職種との相性を判断するため、関連性の高いスキルや経験・実績があると評価されやすいでしょう。
そのほか、取得難易度の高い資格を保有する場合は、努力の過程を評価してもらえる可能性も。応募先の職種と関連性が低くても、積極的に自己PRに組み込みましょう。
主体性や行動力があるかどうかは、企業が自己PRで重視するポイント。これらの能力は、社会人としてあらゆる職種で求められます。
自発的に行ったことや、明確な目標をもって取り組んだ経験は、小さなことでも自己PRにつながるでしょう。書けることがないと悩む人でも、ネタが見つかりやすいポイントです。過去を振り返ってみましょう。
協調性やチームで働く力があるかどうかは、自己PRで重視されるポイントです。チームとして仕事をする職場は多いため、協調性をアピールできれば、採用につながりやすくなります。
部活動やサークル活動、これまでの職場などで、仲間と力を合わせて取り組んだ経験があれば、協調性をアピールできるでしょう。ただし、チームの功績だけを伝えてしまうと、自身の自己PRにはならないため注意が必要。自分が果たした役割や貢献などを、上手に盛り込みましょう。
ここでは、ケース別に自己PRを作成するポイントを解説します。新卒や転職・フリーターなど、自己PRを作成するポイントは応募の状況に応じて異なるため、以下の解説を参考にしてください。
新卒の就職活動であれば、入社後の将来性をアピールできる自己PRを作成しましょう。新卒採用で企業が重視するポイントは、長期的な目線で活躍できる人材かどうかです。
必ずしも即戦力で活躍できるイメージは必要ありませんが、経験やエピソードから発展させて、入社後の具体的な業務内容に関連付けられるとより効果的です。
学生時代の実績や経験、長所や強みを書く時にも、それを入社後どのように仕事に活かしていけるのを考えながらまとめるとよいでしょう。
転職・第二新卒者の場合は、社会人経験をアピールすることが重要です。これらの採用では、新卒採用と比べて即戦力として期待される傾向があります。
前職での実績や経験をもとにした自己PRであれば、入社後の活躍がイメージしやすいでしょう。ただし、社会人経験が少ない第二新卒の場合は、学生時代のアルバイトなどの経験を伝えても問題はありません。
第二新卒の自己PRの書き方をより詳しく知りたい人は、以下の記事も参考にしてください。
フリーターから就職する場合は、自身の強みを自信を持って伝えることが重要です。
フリーターの場合、それまでの期間をうしろめたく感じることで自信をなくし、魅力がない自己PRになってしまうケースが少なくありません。まずは、そのような状態に陥らないことが重要です。ポジティブな姿勢で、自分をアピールすることを考えましょう。
なぜフリーターだったのかという説明や、人柄や熱意が伝わるエピソードを交えるのはおすすめの方法。正社員として働いたことはなくても、アルバイトや派遣などの経験も自身の魅力が伝えられれば自己PRの題材として活用できます。
どうしても自己PRが書けない場合は、就活や転職の支援サービスに登録して相談しましょう。経験豊かな専門アドバイザーのアドバイスを無料で受けられます。
以下の記事では、就活や転職で人気のサービスを紹介しています。それぞれの特徴や選び方、サポート内容などを詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
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