LUCKY 1934 BABY CARRIER FIRST
LUCKY1934 ベビーキャリア ファーストは、着脱のしやすさで選びたい人におすすめです。腰ベルトがないうえにバックルが前側にあり、肩ベルトを外さず子どもの乗せおろしができるのが魅力。比較した商品には、バックルが背中側にあって手が届きにくいものもあったのに対し、子どもが寝ていても起こさずベッドに移動させやすいですよ。抱き方は、対面抱き・前向き抱き・おんぶの3種類。実際に体型が異なるモニターが試したところ、対面・前向き抱きは安定感がありました。小型な人だと少し密着しにくくなるものの、「赤ちゃんとの一体感がある」などと好評です。座面の高さ調節ができ、赤ちゃんの体がフィットしやすいでしょう。子どもが汗をかいた状態を再現して通気性を調べた結果、熱のこもりにくさは優秀。日よけ風よけフードもあり、夏場のお出かけに活躍します。洗濯機洗いができるので手入れもしやすいですよ。ややコンパクトさに欠けますが、重すぎないので持ち運びもおおむね問題ありません。一方で、肩ベルトのみで支える構造ゆえに、肩の負担が大きいのは惜しい点。口コミのとおり、長時間の使用には向いてないでしょう。抱っこ中に前屈みになると親子の間に隙間ができたり、おんぶだと赤ちゃんの体がしっかり固定できなかったりと、少し安定感に欠けるのも気になりました。執筆時点で税込8,690円(公式サイト参照)と比較的安いため、手頃に買える新生児期用の抱っこ紐がほしい人には向いていますが、肩や腰への負担が気になるなら、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
Pittoresk BABY CARRIER ON
ラッキー工業 BABY CARRIER ONは、外出先でも簡単に着脱可能な抱っこひもをお探しの人におすすめです。バックルが前についているので扱いやすく、押し込むタイプで装着も簡単。ベルトは調節箇所が4つだけなので、調整の手間も少ないでしょう。Boba ボバエックスのように背中にバックルがある商品に比べて装着に手間どりにくいといえます。ポケット・収納袋がついているので機能性も申し分なく、抱っこのバリエーションも前向き・おんぶに加えて対面抱きも可能。対面抱っことおんぶしかできない商品と比較すると、十分な抱き方の豊富さといえるでしょう。さらに、特筆すべき魅力は、ヒップシートと抱っこひもが一体化していること。そのおかげか、身長・体重が異なる男女モニター6人に使ってもらった際には、「肩への負担をほとんど感じない。食い込む感じもまったくなかった」と高評価でした。長時間の抱っこでも負担を感じにくいため、抱っこでしか寝ないお子様にもぴったりです。赤ちゃんにとっての快適さを左右する工夫がされているところもうれしいポイント。フードがついており、日差しや風からお昼寝中の赤ちゃんを守ってくれます。ただし、メッシュ素材が使われている部分は赤ちゃんに触れるところだけなので、フルメッシュのApricaのコアラウルトラメッシュEXに比べると夏のお散歩には不向きかもしれません。また、着脱部分が6か所と多く、横抱きができない点が気になりました。赤ちゃんによっては、横抱きでないと落ち着かない場合もあるので、着脱の手間が4か所と少なく横抱きもできるNUNA ベビーキャリア カドル クリックも検討してみてくださいね。
西松屋 SmartAngel ダッコール ポーズは、ちょっとした外出や寝かしつけに使いたい人におすすめです。実際に荷物を入れたところ、おむつ2枚・お尻拭き・携帯・キーケースを収納できました。比較した商品には、ほとんど荷物が入らないものもあったなか、ヒップシートひとつでコンビニなどにも行きやすいですよ。腰ベルトの面ファスナーがやわらかく、着脱も軽い力で簡単にできます。面ファスナーを外す音が比較的小さいので、寝ている子どもを起こしにくいでしょう。比較した商品には400g台のものもあるなか、重量約500gと少し重めですが、ベルトを丸めてコンパクトにできるので持ち運びも困りません。対面・前向き・腰抱きと、さまざまな抱き方に対応しているのもうれしいポイント。ショルダーベルトを使うと簡易的な抱っこ紐としても使えます。座面の奥行は13.5cmと狭めで、赤ちゃんがほどよく密着して安定感がありました。座面全体は滑り止め付きで、赤ちゃんのお尻がずれる心配も少なめです。実際に人形をのせて使用したところ、モニター18人中14人が「腰への負担は少ない」と回答。ちょうどよいベルト幅が人形の体重を分散させていて、負担を感じません。ただし、下腹部への圧迫感や骨への食い込みを感じた人がいたので、痛みが出た場合は長時間の使用を控えましょう。また、手洗いのみの対応なので、洗濯機対応のものに比べると手入れも若干手間がかかります。下腹部への圧迫感が少ないものや手入れの簡単なものをお探しの人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
ナップナップ コンパクトは欧米規格と比べ小さめの造りになっているため、小柄な赤ちゃんにはフィットします。一方で、シートの股幅が小さく月齢が上がると足が落ちてしまうのが気になりました。赤ちゃんの快適な足の位置をキープできず、太ももに食い込んでしまいます。また、生地自体が薄手でクッション性がないため、肩への負担が大きいのもデメリット。肩ひもを緩めにしても赤ちゃんの重みで肩に食い込みます。さらに通気性についても低評価でした。内側にはメッシュ素材を使用しているにも関わらず、密閉されているかのように湿気を逃しません。赤ちゃんの背中が汗で蒸れてしまいそうです。どの検証結果でも長時間の使用は不向きという結果に…。コスパも良くありません。ただし携帯性の良さを活かして、外出先で一時的に使用できる抱っこひもをお探しなら、検討してみても良いでしょう。
ボバ ボバエアーは、バッグの中に入れておく用のサブ抱っこひもをお探しの人におすすめです。重さ390g、収納サイズは幅20×奥行15.5×高さ10cmと、比較した全商品のなかでも最軽量・最小レベルでした。コンパクトにしまえるため口コミどおり持ち運びに適しており、外出や旅行などサブ使いに活躍しますよ。バックルは体の後ろにありますが、着脱しやすいシンプルな構造です。子どもを乗せる際は体重がズシッとのしかかるので、手で支えると装着しやすいでしょう。肩部分は通気性に優れたメッシュ素材のため、口コミとは異なり暑い日でもムレは少ないといえます。一方で、安定感はいまひとつ。対面抱きとおんぶを試したところ、子どもとのフィット感に欠け、満足したのはモニター18人中男性2人のみでした。上位商品は密着感・安定感があったのに対し、「薄手の素材で伸縮性がない」「おんぶは赤ちゃんが左右にブレる」といった指摘があがっています。長時間使うと、肩や腰に負担がかかりやすい点もネックです。生地は薄いナイロン素材で、モニターからは「食い込みを感じる」「腰のベルトが細く、腰に負担がかかる」など口コミ同様の意見が聞かれました。比較した商品にはクッション性に優れているものが多いなか、子どもの重さをずっしり感じます。機能面もやや物足りない結果に。抱き方のバリエーションは対面抱きとおんぶの2種類で、前向きは不可。日よけ・風よけはあるものの、洗濯は手洗いのみに対応しています。機能性を重視したい人や、毎日使っても負担がかかりにくいものがほしいなら、ほかの商品もチェックしてみてください。