東芝 ZABOON AW-8DH3を徹底レビュー！実際に使ってわかったメリット・デメリットは？

洗濯槽の清潔さを保てるのも利点。とくに注目すべきは自動槽洗浄・乾燥機能です。洗浄にはすすぎ水を使うので節水に貢献。洗濯後に洗濯槽・脱水槽の湿気を取り除き、黒カビの発生を防ぐ仕組みです。

糸くずフィルターはスライド式かつ、布製よりもゴミを取りやすかったプラスチック製。ティッシュや布で簡単にゴミを取り除けました。フィルターが透明でゴミの溜まり具合を確認できるのもよい点です。

洗濯後のお手入れが簡単なので、いつでも衛生的な状態を保てるでしょう。

洗濯層が54cmと比較的浅い点もメリットです。腰を大きく曲げなくても洗濯物を取り出せます。

また、比較したなかには本体の手前部分が14cmを超えるものがあったのに対し、本商品は9.3cmと薄め。これによりたくさん乗り出さなくても洗濯物を出せるでしょう。洗濯機はほぼ毎日使う家電だからこそ、体に負担なく使えるものを選ぶとよいですよ。

気になったのは洗濯1回あたりのコスト。水量計とワットモニターを接続して洗濯した結果、1回あたり水道代25.704円・電気代2.79円の合計28.49円がかかるとわかりました。1年分に換算すると約10,000円のランニングコストがかかります。

特別高いわけではないものの、比較したなかには年間コストを約8,000円で収められ商品もありました。コスパを重視する人はほかの洗濯機をチェックしてみてくださいね。

「運転音が静か」との口コミがあったものの、検証ではあまり静かとはいえない結果に。洗濯時の騒音値は53.1dB・脱水時は52.4dBを記録しており、エアコンの室外機と同じくらいの大きさの音が出ていました。

比較したなかには、洗濯時の音が40dB台・脱水時に50dB前後と、より低騒音を実現している商品も。マンションやアパートなどの集合住宅に住んでいる人は、より静音性が高い洗濯機を候補に加えてもよいでしょう。