VASTLAND ステンレスボトルをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
アウトドア用品として人気のVASTLAND ステンレスボトル。インターネット上の口コミでも高評価が多くみられる一方で、「重い」「保温効果が今ひとつ」など不安になるような口コミもあり、購入に踏み切れない人も多いのではないでしょうか？
そこで今回は口コミの真偽を確かめるべく、VASTLAND ステンレスボトルを含むステンレス水筒25商品を実際に使って、こぼれにくさ・耐久力の高さ・使いやすさ・保温力・保冷力を比較検証レビューしました。購入を検討中の方はぜひ参考にしてみてくださいね！
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
【総評】購入は要検討。耐久性があり保冷力も問題ないが、保温力が低くて温かい飲み物には不向き
検証の結果、VASTLAND ステンレスボトルは、保温力が低くて温かい飲み物には不向きであることが分かりました。ホットコーヒーや熱いお茶はぬるくなってしまう可能性があります。また、フタを開閉する際に金属がすれる音がするので、金属音が苦手な方は注意が必要。
一方、保冷力は問題なく、冷たい飲み物は時間が経っても冷たいまま飲めますよ。ボトルは飲み口の厚さがちょうどよくフィットするデザインです。耐久性が高く中身がこぼれることもないので、持ち歩く際も安心。シンプルな構造で、使い終わったら簡単に洗えます。
VASTLAND ステンレスボトルとは
VASTLANDのステンレスボトルは、キャンプや登山などのアウトドアシーンで人気のステンレス水筒です。高さ22cm、底面7.3cmのコンパクトサイズで、カラバリはシルバーとブラックの2種類となっています。
ボトルは口径4.7cmの広口タイプ。大きい氷を入れやすく、コップへの移し替えもスムーズに行えます。また、二重断熱構造により、外側に熱が伝わりにくくなっています。熱い飲み物を入れても火傷する心配はありません。
フタは竹を使用したは温かみのあるデザイン。リングが付いているので、カラビナなどに吊して収納できます。アウトドアシーンだけでなく、通勤や通学用のマイボトルとしても使える商品です。
実際に使ってみてわかったVASTLAND ステンレスボトルの本当の実力！
しかし、実際に使いやすいか、本当に買うべきか気になりますよね。今回は、VASTLAND ステンレスボトルを含むステンレス水筒25商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
中身が全くこぼれない。バック入れて気軽に持ち歩ける
最初に、こぼれにくさを検証しました。水筒に水を満タンに注ぎ、トートバッグの中に入れます。トートバッグを持ちながら走ったり、階段の登り降りをしたりしてもこぼれないか評価しました。
水は全くこぼれませんでした。激しく揺れてもカバンの中身を汚す心配はありません。気軽に持ち歩けるのはうれしいポイントですね。
優れた耐久力で落としてもほぼ無傷。並大抵のことでは壊れない
次に耐久力について検証しました。水筒を75cmの高さから落とします。角・側面・底面をそれぞれ5回落として破損レベルを評価しました。
耐久力は強く、持ち手以外はほぼ無傷でした。側面や底面に少しだけへこみが見られましたが、近くで見ないと分からないレベルです。並大抵のことでは形状が変化しないので、アウトドアシーンでも安心して使用できますよ。
飲み口がフィットして飲みやすいが、重さと金属音が気になる
続いて、使いやすさについて検証。実際に水筒を使って、開閉のしやすさ・飲みやすさ・洗いやすさを評価しました。
ボトルは少し重めですが、飲み口の厚さがちょうどよくフィットして飲みやすく感じます。ただし、フタを開け閉めする際に金属がすれる音がして不快。金属のすれる音が苦手な方は注意が必要です。
パーツはゴムパッキンだけなので、洗いやすさは抜群！シンプルな構造で口が広いため、使い終わったら簡単に洗えますよ。
保温力が低くて温度はかなり下がる。温かい飲み物には不向き
次に、保温力について検証しました。室温を一定に保ち、90℃のお湯を450ml入れます。1時間おきに50mlのお湯をコップに取り出し、温度を計測。最終的に6時間後に注いだお湯の温度をチェックして、保温力を評価しました。
保温力が低くて温かい飲み物には不向き。検証では90℃の熱湯が1時間後には73℃、6時間後には52℃まで下がってしまいました。ホットコーヒーや熱いお茶などを入れるのは適していません。
保冷力は問題なし。冷たい飲み物は冷たいまま飲める
最後に保冷力について検証しました。保温力の検証と同じく室温を一定に保ち、8℃の冷水を450ml入れます。1時間おきに50mlずつコップに取り出して温度を計測。6時間後まで温度を測って評価しています。
6時間経っても低温をキープできたので、保冷力は問題ありません。8℃の水が1時間後に10.5℃、6時間後には12.5℃になり、4.5℃しか温度が上がりませんでした。冷たい飲み物は比較的冷たいまま飲めるでしょう。
保温・保冷力が両立したこちらの商品もおすすめ。
保温・保冷力が両立した商品なら、象印マホービンのステンレスマグがおすすめ。真空二重構造で飲み物の温度を適温にキープしてくれます。温かい飲み物も冷たい飲み物も安心して持ち運べるので、普段使いに最適ですよ。
また、同じく象印マホービンのステンレスマグ TUFFも高い保温・保冷力を誇ります。長時間経っても温度が著しく変化しないので、長時間の外出にぴったり。耐久性が高く、軽量でコンパクトなデザインなので、多少がさつに扱ってもいいのが魅力です。
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