らくチン!センサーで適度な加熱調整を謳うオーブンレンジ、シャープ オーブンレンジ RE-WF184。「ここちよく暮らすための家電」がコンセプトのPLAINLYシリーズの1つです。「操作が簡単」と評判ですが、実際のところ口コミどおりなのか気になっている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のバルミューダや日立などのオーブンレンジとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、オーブンレンジ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
シャープ オーブンレンジ RE-WF184は、スイーツ作りが趣味の人におすすめです。実際にホットケーキを焼いたところ、比較した商品のなかには焼き色がバラバラに仕上がるものもあったなか、焼き目が均一に仕上がりました。レンジ機能を使って卵白を加熱したときも少ない熱ムラで固まり、比較した一度の加熱では卵白が固まりきらなかった商品に比べ、食材の下ごしらえなどにも使いやすいでしょう。
冷凍豚肉も完全に解凍できたので、肉や魚を買い置きして冷凍保存する機会が多い人も重宝します。さらに画面が大きな操作パネルは扱いやすく、バックパネルで文字が明るく表示されるので見やすいところも魅力です。
ボタン・ダイヤルの近くに説明書きがあるので逐一説明書を確認する手間も少なく済みます。操作やドアの開閉もスムーズに行えるので、子どもと一緒に使いやすいところもうれしいポイントです。
一方で、レンジ調理でおかずを作るには不向き。本商品を使って作った肉じゃがは火の通りに欠け、味の染み込み具合にも物足りなさを感じました。また、オートメニューの表記が多いうえに扉と庫内でわかれて表記されているところもメニュー設定時の手間になりそうです。
比較した商品のなかには、鍋で調理したときと遜色のない肉じゃがの仕上がりになった日立 オーブンレンジ MRO-F6Bや、オートメニューの表記がわかりやすい東芝 オーブンレンジ ER-X18もあったので 電子レンジを使用して料理を楽しみたい人はこちらもチェックしてみてくださいね。
空気清浄機や掃除機のほか、冷蔵庫などのキッチン家電も多く取り扱う大手家電メーカーのシャープ。2023年8月に発売のシャープ オーブンレンジ RE-WF184も、そんなシャープが開発してきた商品の1つです。
本商品を含めたPLAINLYシリーズは、デザインにこだわり、落ち着いた暮らしのそばで名脇役になることを目指して作られた家電ブランドです。なかでも本商品に搭載されている「らくチン!センサー」は、シャープのノウハウが詰まった機能。蒸気を検知して料理の仕上がりを判定します。
今回はシャープ オーブンレンジ RE-WF184を含む、オーブンレンジ全23商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
シャープ オーブンレンジ RE-WF184は、申し分のないレンジ機能に加えて、均一な熱ムラのなさが魅力です。
卵白を500Wで5分加熱しても問題なく固まり、ほとんど熱ムラはなし。また、冷凍豚肉の解凍も部分的に焼けてはいたものの、しっかり加熱できました。天板に広げたホットケーキの焼き色も均一だったので、見た目にも満足度の高い結果です。
また、東芝 オーブンレンジ ER-X18では焼きムラが目立ったことを考えると、本商品の加熱性能の高さが伺えます。
操作のしやすさを確認するために、10人の男女モニターに実際に使ってもらいました。結果、シャープ オーブンレンジ RE-WF184は高評価を獲得。操作パネルは画面が大きく、バックライトが設けられているので文字が鮮明に読み取れました。
さらに、ボタンやダイヤルの近くにあたため方などの説明書きがあるので説明書を確認する手間が少なく済みます。ボタンやダイヤルに軽い力で操作できる設計になっており、扉の開閉もスムーズに行えるところもストレスなく使用できて好印象でした。
比較した商品にはラドンナ Toffy オーブンレンジ K-DR2のように、ボタンが小さく機能の表記も英語でわかりにくい商品も。対してこちらは直感的に操作しやすいといえるでしょう。
<操作のしやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
レンジ・オーブン機能ともに均一に加熱できる性能の高さが魅力のシャープ オーブンレンジ RE-WF184。その一方で2つのデメリットがあります。
また、味の染み込みがあまり感じられず、「具材の表面に調味料がついているだけ」というモニターコメントも多数あがっています。
比較した商品には、日立 オーブンレンジ MRO-F6Bのように具材すべてがほろっと崩れるような柔らかさで、鍋でじっくり煮込んだかのような味の染み込み具合が高評価だったものも。比べるとこちらはおかずづくりには不向きといえるでしょう。
<おかずの仕上がりのよさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
また、「メニュー内容が扉と庫内に記載されていて、メニューの種類も多いので開けて閉めてを繰り返すのが手間」という声も見られました。
比較した東芝 オーブンレンジ ER-X18は、オートメニューの記載が扉一か所にまとめられ、メニューの選択がしやすいと高評価。対してこちらは、メニューの見つけやすさについては使いにくさを感じました。
コメントは一部抜粋
庫内容量 | 18L |
---|---|
幅 | 455mm |
奥行 | 375mm |
高さ | 330mm |
良い
気になる
設定可能レンジ出力 | 900W、600W、500W、200W相当 |
---|---|
オーブン・グリル機能 | オーブン、グリル、トースト |
オーブン最低温度 | 110℃ |
ヘルツ | ヘルツフリー |
オートメニュー数 | 39 |
発酵機能 | |
お手入れ機能 | 脱臭 |
庫内コーティング | 脱臭クリーンコート |
電源コードの長さ | 1.4m |
待機時消費電力ゼロ | |
定格消費電力 | レンジ:1,420W/オーブン・グリル:1,350W |
自動あたため機能 | |
付属品 | 角皿 |
ドア開閉方向 | 縦開き |
重量 | 14kg |
最大出力 | 900W |
庫内形状 | フラット |
チャイルドロック機能 | |
特徴 | おしゃれ |
最高温度 | 250℃ |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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食材の加熱だけではなく、スイーツ作りにも活かせそうな熱ムラのなさが魅力のシャープ オーブンレンジ RE-WF184。ただし、おかずを作る機能はいまひとつで、一部操作のしにくさを感じる部分もありました。こうしたデメリットが気になる人は、以下の商品も検討してみてくださいね。
にんじんなどの硬い具材にもしっかりと火が通っており、煮込んだような柔らかさを再現。モニターからも「野菜は十分に柔らかくなっている。とくににんじんは箸で力をいれなくてもスッと切れ、じゃがいもは表面が崩れてくるほどに柔らかい」と好評です。
ほかにも、「野菜は中心部まで味が染みている。じゃがいもは中心が調味料の色でキツネ色になっているほど染みているのがわかる」「奥までしっかり味が染み込んでいて、噛むたびに食材の中から旨み成分が出てきておいしい」という声も見られました。
柔らかさ・味の染み込み具合は、レンジで調理したとは思えないほどのクオリティだったので、オーブンレンジで料理の幅を広げたい人におすすめです。
「きちんと番号と対応メニューが載っているので、簡単に探せた」「自動メニューのボタンが大きく、メニューの内容も扉に書いてあるのでわかりやすい」と、見やすい工夫がされている点も好印象です。
シャープ オーブンレンジ RE-WF184の前モデルであるRE-WF183。ここでは、この2つのスペックの違いについてご紹介します。
新モデルであるシャープ オーブンレンジ RE-WF184にはRE-WF183になかった、ワンディッシュメニュー機能を搭載。ワンディッシュメニューは、好みの具材とごはん・麺を器にのせてラップをかけてあたためるだけで一品料理ができる機能です。
混ぜた具材の上にご飯をのせるワンディッシュごはんや麺を使うワンディッシュヌードルを使えば、忙しい人でも手軽に料理が作れますよ。
今回の検証では、前モデルであるRE-WF183のほうが、おかずの仕上がりのよさが高評価を獲得。肉じゃがの具材にしっかり火が通り、オーブンレンジで調理したとは思えないほどの仕上がりでした。
あたためムラのなさや解凍の仕上がりのよさ・焼き上がりのよさも、新モデルの本商品と変わらない性能の高さだったので、レンジ調理がしたい人はRE-WF183がおすすめです。
ただし、オートでの解凍機能やおかず作りはやや劣ります。冷凍食品を使う機会が多い人や機能性にもこだわりたい人は約3万円台のシャープや、約5万円台のものが多いバルミューダなどの高価格な商品も検討しましょう。
シャープ オーブンレンジ RE-WF184のオートメニュー機能である「らくチン1品」。2人分の副菜が最短3分で作れる便利な機能です。
分量設定が不要で、耐熱性のガラスボウルやプラスチック容器(耐熱温度140℃以上)でも作れます。その秘密を握るのが「らくチン!センサー」。食品から発生した蒸気で仕上がりを判断し、自動で食材や容器に合わせた加熱をしてくれます。
長く清潔に使うためにもシャープ オーブンレンジ RE-WF184のお手入れ方法について知っておきましょう。
ドアや庫内・操作部分を掃除するときは基本的に硬く絞った布巾で拭いて、汚れが落ちにくい場合のみ台所用の中性洗剤を使います。電源プラグなどは水が付着すると感電の恐れがあるので、乾いた布巾を使用してください。
付属の角皿は、必ず冷めた状態で水洗いをします。硬いスポンジは避け、柔らかいスポンジを使いましょう。汚れが落ちにくい場合は、ぬるま湯に浸けて、中性洗剤で洗うと落ちやすいですよ。
オーブンレンジの検証で上位を獲得した商品をご紹介します。PLAINLYのオーブンレンジ以外にも、ぜひ以下のおすすめ商品も検討してみてくださいね。
庫内容量 | 18L |
---|---|
幅 | 45.5cm |
奥行 | 37.5cm |
高さ | 33cm |
良い
気になる
設定可能レンジ出力 | 900W、600W、500W、200W相当 |
---|---|
オーブン・グリル機能 | オーブン、グリル、トースト |
オーブン最低温度 | 110℃ |
ヘルツ | ヘルツフリー |
オートメニュー数 | 41 |
発酵機能 | |
お手入れ機能 | |
庫内コーティング | |
電源コードの長さ | 1.4m |
待機時消費電力ゼロ | |
定格消費電力 | レンジ:1,420W/オーブン・グリル:1,350W |
自動あたため機能 | |
付属品 | 角皿 |
ドア開閉方向 | 縦開き |
重量 | 14kg |
最大出力 | 900W |
庫内形状 | フラット |
チャイルドロック機能 | |
特徴 | おしゃれ |
最高温度 | 250℃ |
シャープ PLAINLY オーブンレンジ RE-WF183をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
庫内容量 | 20L |
---|---|
幅 | 456mm(ハンドル含む) |
奥行 | 435mm(ハンドル含む) |
高さ | 331mm(ハンドル含む) |
良い
気になる
設定可能レンジ出力 | 800W、600W、500W、100W |
---|---|
オーブン・グリル機能 | オーブン |
オーブン最低温度 | 100℃ |
ヘルツ | ヘルツフリー |
オートメニュー数 | |
発酵機能 | |
お手入れ機能 | |
庫内コーティング | |
電源コードの長さ | 1.5m |
待機時消費電力ゼロ | |
定格消費電力 | レンジ:1,270W/オーブン:1,370W |
自動あたため機能 | |
付属品 | 角皿 |
ドア開閉方向 | 縦開き |
重量 | 15.3kg |
最大出力 | 800W |
庫内形状 | フラット |
チャイルドロック機能 | |
特徴 | おしゃれ |
最高温度 | 250℃(220〜250°Cでの運転時間は 約3分間。その後は自動的に210°Cに切り替わる。) |
バルミューダ The Range K09Aをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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