キーコーヒー(key coffee)のなかでも50年以上飲まれ続けているコーヒー粉、缶 スペシャルブレンド。「万人受けする味わい」「苦み・酸味・コクのバランスがよい」と評判な一方、「味が薄くてまずい」という口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、キーコーヒー 缶 スペシャルブレンドを含むコーヒー粉全42商品を実際に試してみて、コーヒーのおいしさ・開封1週間後のおいしさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
キーコーヒー 缶 スペシャルブレンドは、苦いコーヒーが苦手な人におすすめ。比較したなかには苦味や深いコクを楽しめる商品もありましたが、焙煎由来の甘くてやさしい香りや風味を感じます。試飲したバリスタからは「りんごのような酸味と甘味を、ほのかな苦味が支えている」と好評でした。
「万人受けする味わい」という口コミはあるものの、試飲したモニターの満足度はいまひとつ。口コミと同じく「味が薄い」というコメントや、「後味に雑味が残る」といった指摘もありました。酸味と苦味を調和させた深い味わいを謳っていますが、飲みごたえがほしい人には物足りない印象です。
開封1週間後のコーヒーは、さらに香りや味が薄まりました。比較した商品にはまろやかな味に変化しておいしく飲めたものもあった一方、モニターからは「酸味が強くなった」という声が。缶容器といえど密閉性はないので、コーヒー粉の劣化には気をつけましょう。
内容量は200・320gの2種類あり、320gの価格は税込969円(執筆時点・公式オンラインショップ参照)。比較したほとんどの商品が1杯あたり(10g目安)50円以上だったなか、30円程度で飲めるのはコスパ重視の人にとってはうれしいポイントです。
とはいえ、比較したなかには、幅広い人から支持されるおいしいコーヒーもありました。リラックスタイムに風味豊かなコーヒーを飲みたい人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
そもそも缶 スペシャルブレンドとは、1920年に創業したキーコーヒーの一品。50年以上販売されているロングセラー商品です。
原材料には、ブラジル・コロンビアなどで収穫したコーヒー豆を使用。オリジナルのブレンド技術で酸味と苦味のバランスをとり、深い味わいに仕上げたと謳っています。容量は1缶320gです。
International Taste Institute(国際味覚審査機構)の品評会では、2012年以来11年連続で「優秀味覚賞三ツ星」を受賞。過去10年間で7回授与された商品に贈られる「ダイヤモンド味覚賞」も、コーヒー部門としてははじめて獲得しています。
種類については、缶だけでなく豆タイプからインスタントまで豊富。特に、スペシャルブレンド(VP 真空パック)は、挽きたての香りがそのまま残るように、独自でパッケージを開発したものとなります。
LPスペシャルブレンドは、煎豆が放出する炭酸ガスを袋の外に排出し、外気を完全に遮断する特殊なバルブを採用。検証で使用した缶は、高い保存性を保ち再生可能なスチール缶を使用しているのが特徴です。
今回は、キーコーヒー 缶 スペシャルブレンドを含むコーヒー粉全42商品を実際に試してみて、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、コーヒーのおいしさを検証しました。
開封直後の新鮮な粉でコーヒーを淹れ、バリスタの小池美枝子さんと男女6名のモニターで試飲。苦味・酸味・コクなどのバランスと、飲みやすさをそれぞれ評価しています。
バリスタからはおいしいと好評。中煎りのわりに苦味が弱く、「りんごのような甘酸っぱい風味を、控えめな苦味が引き立てている」というコメントがありました。比較したなかにはガツンとした飲みごたえの中煎りコーヒーもありましたが、謳い文句にあるような深みはあまり感じません。
挽き目は、オーソドックスな中挽きタイプ。どんな淹れ方でも失敗少なく抽出できるので、コーヒー初心者にも向いています。
「万人受けする味わい」という口コミに反し、試飲したモニターのなかで満足感を得たのは6名中2名。比較したなかには深いコクを味わえる商品もあったのに対し、「少し薄い」という口コミと同じような感想が目立ちました。
冷めるにつれて雑味が増し、複数のモニターからは「後味に独特のクセを感じる」というコメントも寄せられています。冷めると渋めの雑味が出てくるため、すっきりとした後味が好きにな人には不向きでしょう。
<おいしさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
続いて、開封1週間後のおいしさを検証しました。1週間経った粉で淹れたコーヒーをおいしく飲めたと回答したのは、モニター6名中2名。新鮮な粉で淹れたコーヒーより味や香りが弱まり、酸味がとても強くなりました。
比較した商品のなかには、1週間後のほうがクセを感じずにおいしく飲めた商品も。しかし、こちらはもともと薄かった味がさらに薄まってしまい、深い味わいのコーヒーが好きな人は物足りないでしょう。
容器は、缶タイプ。保存しやすいのはメリットですが、一度開封するとどうしても酸化は進みます。味や香りをキープするためにも、密閉性に優れた袋や容器に移し替えて保存するようにしましょう。
<開封1週間後のおいしさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
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キーコーヒー 缶 スペシャルブレンドは、公式オンラインショップ・Yahoo!ショッピングやAmazonなどのECサイトで購入できます。
執筆時点の販売価格は、320g入りで税込969円(・公式オンラインショップ参照)。毎日たくさん飲む人には、お得に買える6缶セットもおすすめですよ。
ほかにも、キーコーヒーでは特徴の異なるコーヒー粉を販売中。「オリジナルブレンド」「プレミアムステージ キリマンジャロブレンド(VP)」も検証しているので、興味のある人はチェックしてみてください。
一度開封したコーヒー粉は、密閉できる袋や容器に入れ替えて保存しましょう。
できるだけ劣化を遅らせるには、冷凍庫に入れるのがベスト。常温保存するときは、直射日光・高温多湿を避けて涼しい場所に置いてください。
最後に、バリスタ・モニターの両方から満足度の高かったコーヒー粉をご紹介します。
スターバックスコーヒーのカフェベロナは、心地よい苦味と深いコクが魅力の一品。バリスタからは「焙煎由来の甘味とのバランスがよく、香ばしい余韻も楽しめる」とのコメントがありました。開封後も味に大きな変化がなく、最後までおいしく飲めるのも魅力。ミルクとの相性もよいですよ。
小川珈琲のブルーマウンテンブレンド(粉)は、飲みごたえのある苦味とコクが特徴。渋みは少なく、飲むごとに酸味と調和したおいしさが口のなかに広がりました。アーモンドやキャラメリゼのような香ばしくて甘い香りも印象的です。開封後はマイルドな味に変化し、飲みやすさがアップしますよ。
内容量 | 不明 |
---|---|
挽き目 | 中細挽き |
味わい | 苦味 |
内容量 | 140g |
原材料 | 不明 |
コク | ストロング |
焙煎度合い | 深煎り |
有機JAS認定 | 不明 |
フレーバーの特徴 | 不明 |
品種 | アラビカ種 |
カフェインあり | 不明 |
原産地 | 不明 |
容器 | 袋 |
生産国 | 不明 |
スターバックス レギュラーコーヒーカフェベロナをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
内容量 | 180g |
---|---|
挽き目 | 中細挽き |
味わい | 苦味 |
内容量 | 180g |
原材料 | コーヒー豆 |
コク | マイルド |
焙煎度合い | 不明 |
有機JAS認定 | 不明 |
品種 | アラビカ種 |
カフェインあり | |
原産地 | ジャマイカ、ブラジル、コロンビア、グアテマラ |
容器 | 特殊バルブ付包装 |
生産国 | 不明 |
小川珈琲 ブルーマウンテンブレンド(粉)をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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