今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の安い完全ワイヤレスイヤホンとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、安い完全ワイヤレスイヤホン選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて、オーディオ機器を提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
Anker Soundcore P40iは、低音重視のサウンドや高いノイズキャンセリング性能にこだわる人におすすめです。実際に試聴すると、前に出てくるような低音の迫力があり、ライブ感のあるサウンドを楽しめました。中音の厚みも十分で、ボーカルのパワフルさや楽器の繊細さが伝わります。高音は若干シャリ感が強かったものの、比較した多くの商品で気になった音のこもりはなくクリアな響きでした。
ノイズキャンセリングの性能も比較したなかでは非常に優秀です。検証では電車の低めの走行音から瞬発的なクラップ音・大勢の人が喋っているざわざわ音まで、幅広いノイズをしっかりカットできました。反対に救急車のサイレンの音や電車のアナウンス音はさほどカットしなかったため、必要な音はしっかり聞き取りつつ、雑音下でも集中して音楽を楽しめるといえます。
「バッテリーの持ちがかなりよい」との口コミどおり、再生時間はイヤホン単体で12時間・ケース込みで60時間と長め。比較した多くの商品がイヤホン単体で6~7時間ほどだったのに対し、外出先でも長時間使用できます。IPX5の防水性能付きで雨や汗にも強く、屋外でも気兼ねなく使えるでしょう。
再生停止や音量調節などの基本操作はイヤホンのタップで行えます。専用アプリ「Soundcore」では細かなイコライザー調整ができ、自分好みの音質に変えられるのも長所です。2台同時に接続できるマルチポイントにも対応しており、スマホとPCにまたがって使いたい人にも便利。遅延を抑えるゲームモードも搭載しているので、ゲームプレイにも役立ちますよ。
マイクを通した声は女男ともにハキハキとしてクリアでした。「通話相手にほとんど声が聞こえない」との口コミに反し、周囲が騒がしくてもスムーズに通話できるでしょう。総合的に見ても、音質・性能・使い勝手に大きな欠点はありません。ロックやヒップホップなどをよく聴く低音好きにはもちろん、音楽ジャンルを問わず多くの人に試してほしい1台。ぜひ検討してみてくださいね。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
Anker(アンカー)は中国のハードウェアメーカーです。オーディオブランド「Soundcore」やスマートホームブランド「Eufy」などを展開し、スマホ・タブレット関連製品を中心とした高性能・高コスパな商品を多く販売しています。
今回ご紹介するAnker Soundcore P40iは、価格と機能のバランスを両立した完全ワイヤレスイヤホン。Soundcoreシリーズのベストセラー(※)である、Life P3の後継機にあたるモデルです。公式サイトで約8千円(※2025年2月時点)と手に取りやすい価格はそのままに、ノイズキャンセリング性能や機能面が進化しました。
Ankerオンラインチャネルにおける累計販売数実績に基づく(2024年4月時点でのAnker調べ)
ノイズキャンセリングには、Ankerの独自技術であるウルトラノイズキャンセリング2.0を搭載。周囲の騒音レベルに応じてノイズキャンセリングの強さを自動で調節することにより、「環境に左右されることなく音楽への没入感を極限まで高める」と謳っています。
サウンド技術には、独自のBassUp技術と大型の11mmドライバーを搭載し、迫力のある重低音が期待できます。Soundcoreアプリではイコライザー調節のほか、ゲーム・動画にあわせたモード設定、イヤホン操作のカスタマイズも可能。片耳モードにも対応しており、ながら聴きにも便利です。
カラーはオフホワイト・ブラック・ネイビー・パープルの4種類から選べ、丸みのあるかわいらしいデザインも魅力。イヤホンがBluetooth接続圏内にあるときに音を鳴らして知らせる、「イヤホンを探す」機能も使えるので、万が一の紛失にも備えられるでしょう。
今回はAnker Soundcore P40iを含む、人気の安い完全ワイヤレスイヤホンを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
実際にJ-POPやロック・ジャズなど複数の音楽を試聴すると、前に出てくるような迫力のある低音が印象的。とくにバスドラムの芯が強く、「ドン!」と鳴ったあとに広がる余韻まで捉えられるほどでした。
それでいて個々の音を聴き分けられるシャープさもあり、サブベースの響きもしっかりと鳴らし切っています。比較した商品には低音が埋もれがちなものもあったなか、こちらは他帯域にかかりつつもバランスが崩れていない絶妙な厚みが魅力。低音好きに刺さる音質といえます。
音場はそこまで広くないものの、ライブ感のある音の配置も特徴的でした。芯のある中音の後ろで強めの低音が鳴っており、音の立体感も伝わるサウンドです。楽曲を臨場感たっぷりに味わえるでしょう。
中音も全体的に厚みがあり、声の質感や抑揚だけでなく響きやパワーも感じられました。若干低音に埋もれがちではあるものの、自然なバランスで心地よく聴けます。楽器の音色にも芯がありつつ細やかな表現まで聴き取りやすく、聴きごたえのあるサウンドです。
高音はややシャリシャリとしているものの、耳に刺さりにくいのが好印象。少しのっぺりした雰囲気もありますが、ハイハットや金管楽器・ギターの響きが小気味よく聴こえ、伸びや強弱も丁寧に表現されていました。比較した商品には中低音に埋もれてこもってしまうものも多くありましたが、本商品は低音にも負けずしっかりと鳴っています。
低音重視でありつつも、音質は全体的に良好。ロックやヒップホップのような低音を活かした音楽はもちろん、幅広いジャンルの音楽に対応できるでしょう。
快適に音楽を楽しむための機能も充実していました。イヤホン本体では、音量・曲送り・再生停止などの基本操作をタップで行えます。専用アプリ「Soundcore」を使えば、タップの回数や割り当てる操作のカスタマイズもできますよ。
イコライザーは22種類のプリセットのほか、カスタマイズでも調整可能です。アプリの聴覚診断とお好み診断を受けることで、パーソナライズなサウンドを作れるのも魅力。ノイズキャンセリング強度の自動調整や外音取り込みモードにも対応しており、環境にあわせて音楽を楽しめるでしょう。
比較した多くの商品になかったマルチポイントに対応しているのも利点。2台のデバイスで接続を切り替える手間なく使用できます。遅延を抑えるゲームモードも搭載しており、音ズレが気になるときにも使いやすいでしょう。イヤーピースのサイズも5種類と多く、イヤホンもケースから取り出しやすい工夫が施されています。
ケースを開けると自動でペアリングモードになるため、デバイスとの接続も簡単。Androidならペアリングアシスト機能の「Google Fast Pair」も使えますよ。着脱検知機能はないものの、1万円以下と手頃な価格のわりに十分な機能が備わっている1台です。
連続再生時間の長さも比較したなかでトップクラス。イヤホンのみで12時間・ケース込みで最大60時間と長時間使用できます。約半数の商品がイヤホン単体で6~7時間ほどしか持たなかったなか、外出先でもバッテリー切れを気にせず1日中使えるでしょう。
10分のチャージで約5時間分の再生ができる短時間充電にも対応。うっかり充電を忘れていても、朝の準備時間ですぐに使えるようになりますよ。ワイヤレス充電機能も搭載しており、充電に手間をかけたくない人にぴったりです。
比較した多くの商品と同様に、IPX5の防水仕様なのもうれしいポイント。汗や小雨が多少かかっても故障する心配が少なく、雨の日の屋外でも気兼ねなく使えます。
ノイズキャンセリング性能の高さも申し分ありません。イヤホンをダミーヘッドマイクに装着して左右のスピーカーからさまざまなノイズを流したところ、電車の低めの走行音を平均20.5dBも低減しました。比較した同社製品のなかでもしっかり雑音をカットできており、騒がしい電車内でも音楽に集中しやすいでしょう。
そのほか、立ち上がりの速いクラップ音は平均21.9dB・大勢の人が喋っている音は平均21.2dBカット。どちらも比較した全商品の平均値21.03dB・18.06dB(※2025年2月時点)を上回りました。高音から低音までまんべんなくノイズを抑えられたので、日常の幅広いシーンで活躍するでしょう。
加えて、聞こえるべき音はしっかり聞こえたのが高ポイント。救急車のサイレンの音や電車のアナウンス音は平均10dB台のカット力にとどまりました。雑音を低減しつつも必要な音は聞き取りやすいため、屋外でも使いやすいといえます。
マイクの性能の評価も良好です。スピーカーから女性・男性の声を流して分析ソフトで測定すると、男女ともに芯の通った安定感のある音声でした。「通話相手にほとんど声が聞こえない」との口コミに反し、ハキハキした声で通話を楽しめるでしょう。
ノイズの低減力も高く、電車の走行音を8.76dBカットできました。比較したなかにはノイズをほとんどカットできず話し声が相手に届きにくい商品も。対してこちらは、周囲が騒がしい環境でもおおむねスムーズに会話できそうです。
イヤホン形状 | カナル型 |
---|---|
ノイズキャンセリング機能 | |
外音取り込み機能 |
良い
気になる
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.3 |
---|---|
対応コーデック | SBC、AAC |
ドライバー構成 | ダイナミック型 |
充電端子 | USB Type-C |
防塵防水性能 | IPX5 |
空間オーディオ機能 | |
急速充電 | |
マルチポイント対応 |
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Anker Soundcore P40iは、公式サイトのほか、Amazonや楽天市場・Yahoo!ショッピングといったECサイトで購入できます。
保証期間は18か月。Ankerの会員登録を行うと6か月延長されるので、公式サイトをチェックしてみてくださいね。
最後に、Anker Soundcore P40iとは違った魅力のある商品をご紹介します。
バランスのよいクリアなサウンドを楽しむなら、EarFun Air Pro 4 TW600がおすすめです。聴き心地のよい低音とハリのある中音・芯のある高音の調和が取れており、どのジャンルの音楽も楽しめるでしょう。着脱検知や音のパーソナライズ機能・低遅延モードなど、あるとうれしい機能も充実しています。
JVCのVictor HA-A30T2は、耳の小さい人も使いやすいコンパクトデザインが魅力。イヤホン全体が耳に収まりやすいので、フィット感が気になる人にもよいでしょう。音は全体的に太めで、クリアなボーカルが印象的でした。マルチポイントや低遅延モードといった便利な機能も搭載しており、機能性も十分です。
イヤホン形状 | カナル型 |
---|---|
ノイズキャンセリング機能 | |
外音取り込み機能 |
良い
気になる
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.4 |
---|---|
対応コーデック | SBC、aptX Lossless、LDAC、aptX Adaptive |
ドライバー構成 | ダイナミック型 |
充電端子 | USB Type-C |
防塵防水性能 | IPX5(イヤホン本体のみ) |
空間オーディオ機能 | |
急速充電 | |
マルチポイント対応 |
EarFun Air Pro 4を徹底レビュー!実際に使ってわかったよい点・気になった点は?
イヤホン形状 | カナル型 |
---|---|
ノイズキャンセリング機能 | |
外音取り込み機能 |
良い
気になる
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.3 |
---|---|
対応コーデック | SBC、AAC |
ドライバー構成 | ダイナミック型 |
充電端子 | USB Type-C |
防塵防水性能 | IPX4 |
空間オーディオ機能 | |
急速充電 | |
マルチポイント対応 |
Victor HA-A30T2の口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
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