炊き上がりのツヤがよく、食感ももっちりとしておいしいと評判のパナソニック おどり炊き SR-MPW181。ネット上では高評価の口コミが多く寄せられていますが、一方で「目安どおりの水量だと柔らかくなる」「洗うのが少し面倒」との声もあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、パナソニック おどり炊き SR-MPW181を含む一升炊き炊飯器全24商品を実際に使ってみて、ごはんのおいしさ・機能性の高さ・操作性の高さ・手入れのしやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
結論からいうと、パナソニック おどり炊き SR-MPW181は、まとめ炊きして小分け冷凍・長時間保温したい人におすすめです。
実際に炊飯したごはんを試食した専門家からは、「柔らかな炊き上がりで、甘みが強い」と高評価を獲得。見た目もツヤがあり、食欲を刺激されます。ふわっと柔らかく炊けるからか、12時間保温後・冷凍解凍後ともに食感の大きな変化はありませんでした。ニオイや変色もなく、おいしく食べられます。
炊飯コースが豊富なのも魅力です。冷凍ごはん用・すし・カレーなど、料理や用途に合わせたコースを搭載。食感の炊き分けにも対応しています。比較的機能が多いため、一部モニターからは「操作の手順が多い」との意見が出たものの、画面表示が見やすいので設定にはそこまで苦戦しません。
手洗いが必要なパーツも3つだけと少なめでした。ただし、内釜が1149gと少し重たいため「洗うのが少し面倒」との口コミどおり、人によっては負担に感じる場合も。数日分を一気に炊飯するのでなければ、おいしく炊けて使い勝手もよい商品があるので、ほかの炊飯器とも比較してみてくださいね。
パナソニック おどり炊き SR-MPW181は、まとめ炊きに便利な冷凍メニューを搭載しているのが特徴です。本記事では改めて、商品の魅力を詳しく解説します。
今回紹介するSR-MPW181は、お米をおどらせて炊飯する「おどり炊き」が特徴のパナソニックから販売された炊飯器です。可変圧力IHを採用した商品のなかだと、高級モデルに位置します。
冷凍保存してもハリや柔らかさを損なわない、冷凍コースを搭載。食事のたびに炊飯する余裕がなくても、冷凍解凍でおいしく食べられると謳っています。
なお、2022年10月執筆時点では新モデル「SR-MPW182」が発売中です。181との違いは、金芽ロウカット玄米メニューの追加と内ふたの食洗機対応の2点。基本的なスペックが大きく変わらないので、型落ちで少し安く買える旧モデルをあえて選ぶのもおすすめです。
最大の特徴は、特許を取得した炊飯方法「おどり炊き」です。加圧してから一気に減圧して激しい沸騰を起こす可変圧力と、対流を交互に切り替える大火力IHを採用。2つの炊き技により、かまどで炊いたようなふっくら食感を実現していると謳っています。
釜全体を包むように配置された6つのIHもポイント。きめ細かな火力調節により、お米のおいしさを引き出します。
炊飯できるお米の種類は、白米・無洗米・玄米・雑穀米・発芽・分づき・麦ごはんの7種類です。白米は食感の炊き分けにも対応しており、銀シャリやもちもちなど4段階で調整できます。
おこげ付き・すしやカレー用などの料理別のコースも搭載。芯まで柔らかく炊く「冷凍用ごはん」コースがあるのも魅力です。冷凍解凍後の食感の変化を抑えられるので、数日分をまとめ炊きしているご家庭も助かりますね。
五目ごはん・栗おこわなど、具材を入れての炊飯も可能。取扱説明書にいくつかレシピがあるので、料理のレパートリーを増やしたい人は要チェックですよ。
高級モデルらしい、おしゃれな鋳物調デザインも魅力の1つ。カラーはホワイト・ブラック・ブラウンの3色から選べます。サイズは幅29.7×奥行37.8×高さ26.9cm・質量は7.9kg。特別大きくはありませんが、一升炊きなので設置スペースの寸法は測っておきましょう。
しゃもじ・しゃもじホルダー・軽量カップも付属しています。ハンドルのくぼみにしゃもじホルダーを取り付ければ、置き場所にも困りません。
今回は、パナソニック おどり炊き SR-MPW181を含む一升炊き炊飯器全24商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、炊飯器を選ぶうえで最も重要な、炊いたごはんのおいしさを検証します。
7合炊飯を行い、炊飯直後、保温6・12時間後、電子レンジで解凍した冷凍ごはんの計4回試食。五つ星お米マイスターの山辺恵一郎さんと中村真生さんに、それぞれの味のおいしさをチェックしてもらいました。
炊き立て・保温後・冷凍ごはんともに、高めの評価を獲得しました。
炊き立ては、食欲をそそられるようなツヤのある仕上がり。ほかの検証商品と比較しても、とくにツヤは際立っています。保温後・冷凍解凍後ともに、見た目やニオイの変化もありませんでした。
ふわっと炊き上がるからか、保温後・冷凍後の食感も大きく損ないません。保温時に少し表面が乾燥する程度で、色の変化や特有のニオイも気にせず、おいしく食べられました。
ごはん粒同士がくっついたり、保温臭が強く出たりする商品があるなか、保存しても炊きたてに近い味わいなのが好印象です。
試食した専門家の2人からは、とくに炊きたての味わいが高評価。「もっちした感じではなく柔らかくて、ほかよりツヤがあった」「甘みを強く感じる」などのコメントをいただきました。
もっちりというよりは、ふわっと柔らかい食感。可変圧力IHにより、かまどごはんの特徴を引き出せている印象です。粒を感じるタイプではないため、もう少しシャッキリ感を残したい場合には、口コミのとおり水量を調整するのがよいでしょう。
保温・冷凍ごはんについても「ニオイも色もなくおいしい」と評価はまずまず。柔らかさを保てるので、保存後のパサつきが苦手…という人におすすめです。
次は、機能性の検証です。早炊きや予約炊飯などの定番機能や、プラスαの便利な機能が搭載されているかを調査しました。
日々使うものなので使いやすさも重要ですよね。そこで主婦モニターに協力を依頼し、直感的に操作できるか・パネル表示は見やすいかなどを評価していただきました。
炊飯器に欠かせない機能は、ひととおり揃っていました。調理機能はお米関連のみ、蒸気セーブ・アプリ連携は非搭載ですが、まずまずの充実度です。
24時間保温できるだけでなく、ごはんを熱々に再加熱できる機能も。白米だけでなく、玄米の早炊きにも対応しており、白米最短24分・玄米最短65分で炊飯できます。
予約炊飯を時刻で登録するタイプなので、時間を計算する必要もありません。朝・晩の食事時に合わせて設定しておけば、効率よく料理ができますね。
保温のスイッチを切ったときに電気代が表示されるのも便利なポイント。火力を抑えて炊き上げるエコ炊飯もあり、なるべく電気代を抑えたい人にもうってつけです。
商品を実際に使って、操作性も確認しました。30〜50代の主婦6人のモニターが使用したところ、操作のしやすさは個人差が出る結果に。
「画面が見やすく設定も簡単」との評価もある一方、「操作手順が多い」とのコメントも寄せられています。ボタンが少し硬くて押しにくいという声もあり、忙しいときは少し煩わしさを感じる場合もあるでしょう。
コメントは一部抜粋
日々使用する炊飯器は、衛生的に保ちやすいかも重要ですよね。重さや洗うパーツの少なさ・天面の形状に着目し、実際に洗って手入れのしやすさを評価しました。
手入れのしやすさの評価は伸び悩みました。内釜1149g・本体重量7.9gと、どちらもやや重めなのがネック。もっと重たい商品もありますが、内釜1kg以下・本体重量6kg以下と軽いものと比べると、洗うときや移動時に負担が大きい印象です。
本体の取っ手を持って移動させる場合でも、落とさないように十分気を付けましょう。
一方で、洗うパーツは蒸気ふた・内釜・内ふたの3点のみと少ないのはうれしいポイント。天面は少しボタンの凹凸があるものの、ほぼフラットで拭きやすい形状でした。お手入れ機能も搭載されており、気になるニオイのケアもできますよ。
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最後に、ごはんのおいしさの評価が高く、操作や手入れもしやすいおすすめの商品をご紹介します。
パナソニックSR-VSX181-Kは、もちっと甘いごはんを堪能できます。食欲をかき立てる香りや光沢感も、専門家から高評価でした。内釜や本体は重量級ですが、銘柄や食感などで細かく炊き分けできるのは魅力的。多機能なわりに操作もわかりやすく、慣れればすぐに使いこなせますよ。
TIGER 炊きたて JPW-A180は、ほんのり甘い土鍋ごはんのような味わいに。冷凍しても、おいしさは損なわれません。吸水予約が少し慣れない程度で、操作も比較的簡単でした。煮込み料理やケーキなどの調理もでき、1台あれば献立決めも楽になりそうですね。価格も安く、手が出しやすいですよ。
炊飯容量 | 10合 |
---|---|
炊飯方式 | 圧力スチームIH式 |
釜の素材 | ダイヤモンド竃釜 |
内釜の厚さ | 2.5mm |
早炊き機能 | |
保温機能 | |
予約炊飯機能 | |
調理機能 | |
蒸気レス・セーブ機能 | |
独自機能 | おまかせ見極め炊き、銘柄炊き分け、スチーム保温、冷凍用ごはんコース、「キッチンポケット」アプリ |
炊飯メニュー | 白米、無洗米、玄米、発芽/分づき米、麦ごはん、雑穀米、炊込み専用、赤飯、炊きおこわ、すし、カレー用、おかゆ、玄米がゆ、発芽/分づきがゆ、雑穀米がゆ |
保温時間 | 24時間(スチーム保温) |
電源 | AC100V 50/60Hz |
炊飯時消費電力量 | 217Wh |
保温時消費電力量 | 17.8Wh |
最大消費電力 | 1400W |
コードの長さ | 1.0m |
付属品 | しゃもじ、しゃもじホルダー、計量カップ |
保証期間 | 内釜内面フッ素加工:5年間 |
特徴 | おしゃれ |
コンパクト | 不明 |
重量 | 9.0kg |
幅 | 29.8cm |
奥行 | 39.1cm |
高さ | 27cm |
炊飯容量 | 10合 |
---|---|
炊飯方式 | IH式 |
釜の素材 | 土鍋コーティング |
内釜の厚さ | 不明 |
通常炊飯時間 | 不明 |
早炊き時間 | 不明 |
早炊き機能 | |
食感炊き分け機能 | 不明 |
食感炊き分け機能の種類 | 不明 |
銘柄炊き分け機能 | 不明 |
エコ炊飯機能 | 不明 |
クリーニング機能 | 不明 |
保温機能 | 不明 |
予約炊飯機能 | 不明 |
調理機能 | |
蒸気レス・セーブ機能 | |
パン焼き機能 | 不明 |
無洗米モードあり | 不明 |
玄米モードあり | 不明 |
内蓋取り外し可能 | 不明 |
ダイヤモンドコーティング | 不明 |
アプリ連携 | 不明 |
お米関連の調理機能 | 不明 |
独自機能 | 24時間保温、炊きあがり予約タイマー2メモリー、保温時間経過表示、予約給水タイマー |
炊飯メニュー | エコ炊き、白米、極うま、早炊き、少量高速、冷凍ご飯、玄米、玄米GABA(玄米ギャバ増量)、おかゆ、炊込み(おこげ)、おこわ、麦めし、雑穀、調理、ケーキ |
食感 | 不明 |
洗うパーツの数 | 不明 |
内フタの凹凸なし | 不明 |
保温時間 | 不明 |
電源 | AC100V 50/60Hz |
炊飯時消費電力量 | 213Wh |
保温時消費電力量 | 24Wh |
最大消費電力 | 1350W |
コードの長さ | 不明 |
付属品 | 計量カップ、しゃもじ、麦めしカップ(1割用/3割用)、クッキングプレート |
保証期間 | 本体:1年間、内なべ内面フッ素加工:3年間 |
特徴 | 不明 |
コンパクト | |
重量 | 5.2kg |
幅 | 28.8cm |
奥行 | 38.6cm |
高さ | 24.9cm |
操作方法 | 不明 |
操作パネルの位置 | 不明 |
炊飯時間の表示あり | 不明 |
炊飯完了の合図あり(音) | 不明 |
持ち手付き | 不明 |
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