吉田カバン PORTER TENSION NAVY3WAY BRIEFCASEをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

本体は、横40×縦30×マチ10cm。スマートに見えますが、検証で使用した荷物をすべていれても少し余裕がありました。

比較内には、荷物が入りきらないものもあったなか、こちらの容量は申し分ないでしょう。

ポケットは、外側に1つ・内側に8つと充実しています。

しかし、内側の大きなポケットは1つのみで、残りはサイズがやや小さめ。収納できるものが限られてしまうため、細かく整理したい人には使いづらいかもしれません。

背負いやすさの検証は、評価が伸び悩みました。

比較したなかで評価のよかった商品は、密着感が高かったのに対し、こちらはいまひとつフィット感を得られませんでした。ベルトがまっすぐなこともあり、やや体に沿いにくい形状です。

一方、前に抱えてみると、背負ったときよりはフィット感があります。しかし、肩に負担がかかり、痛みを感じてしまう結果に。

リュックメインでの使用より、手持ちやショルダーとして使用したほうがよさそうです。

手持ちのしやすさは、比較内でもトップクラスです。とくに、なめらかな生地でできた持ち手部分の手触りのよさが好評でした。

手に負担がかかってしまうと指摘を受けた商品もあったなか、こちらは「手が痛くなりにくい」との評価を得ています。長時間持ち歩く人にもおすすめです。

比較したなかには、肩の痛みや食い込みが気になる商品も複数あったなか、肩への負担を抑えて使用できるカバンといえます。

防水性能は、いまひとつ。シャワーをかけるとバッグの底に水たまりができてしまいました。

比較内で防水性に優れた商品はまったく水を通しませんでしたが、こちらは中身の紙もほとんど濡れてしまったため、雨の日の使用には注意が必要です。

実際に背負ってみても、ほとんど熱がこもりませんでした。

比較したなかには背中に汗をかいてしまうものもあったのに対し、ムレにくさは高評価です。気温の高い日でも比較的使いやすいでしょう。

専門家の深沢さんによると、細かな部分まで丁寧に縫製されている点が好評でした。

比較内には縫い方や補強が甘い商品もあったなか、×型に縫うダブルステッチや、端を布でくるむパイピング処理など補強もしっかり入っています。

ただし、ファスナーがコの字型のため、スライダー部分が下になった状態でバッグを置かないよう注意してください。

ファスナーが壊れる原因となりますので、気をつけて使用しましょう。

スタイリッシュなオフィスカジュアルとの相性がよいでしょう。

一方、「スクールバッグを連想する」との指摘も。

服装がカジュアルすぎると、幼く見えてしまう可能性があるため、コーディネートのバランスを考慮して使用してくださいね。