手のひらサイズで衝撃にも強いと評判の、アイ・オー・データ(IO DATA) SSPH-UA1NB。インターネット上では高評価な声が多く見られる一方で、「SSDとしての速度はいまいち」「読み書きを頻繁に行うと温度が70℃近くまで上がる」といった気になる口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、アイ・オー・データ SSPH-UA1NBを含むPS4・PS4 Pro対応SSD全12商品を実際に使ってみて、ベンチマークテスト・PS4読み込み時間・PS4 Pro読み込み時間・冷却性能を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
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目次
アイ・オー・データのSSPH-UA1NBは、落下による衝撃に強く持ち運びしやすいのが魅力です。四隅と表面には落下時の振動を吸収するシリコンラバーが使われており、電車や飛行機での移動にも便利。PS4・PS4 proに加えてPS5でも使えるため、PS4のゲームを再度ダウンロードする必要なくPS5で遊べるのも利点ですよ。
PS4・PS4 proの起動とロード時間も良好です。アクションRPGの「エルデンリング」をプレイしてみると、PS4の起動時間は32.69秒と全体平均*をわずかに上回りました。ただ今回比較した商品はどれも大差なく、もともと内蔵されているHDDと比べると高速化を実感できるでしょう。
ベンチマークテストで読み書きの速さもチェックしたところ、読み込み427.19MB/s・書き込み431.16MB/sと公称値の400MB/sを超える数値を記録しました。ただ「SSDとしての速度はいまいち」との口コミがあったように、ほかの商品と比べると低めだったのが惜しいところです。
故障リスクに関わる冷却性能は、まずまずの評価を獲得。最高温度は全体平均*と変わらない42.3℃でしたが、40℃付近から温度が上がり続けていたのが気になります。長時間使い続けるとさらに熱くなる可能性があるので、熱のこもり具合を確認しながらプレイするのが安心ですよ。
税込価格は、250MBが6,710円・500MBが11,000円・1TBが19,580円・2TBが35,640円(公式サイト参照)とやや高めです。今回比較した商品のなかには、より低価格でベンチマークスコアが600MB/sを超えるものもあったので、読み書き速度を重視する人はほかのSSDもチェックしてみてください。
価格・全体平均値は執筆時点での値です
実際にアイ・オー・データ SSPH-UA1NBと比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
アイ・オー・データ SSPH-UA1NBよりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
キオクシア
読み込み速度が速くロードがサクサク!熱もこもりにくい
Sandisk
ベンチマークスコアは全商品中トップ。実使用時の速度も十分
1976年に石川県金沢市で設立されたアイ・オー・データ機器は、PC周辺機器を製造・販売する国内メーカー。液晶ディスプレイやストレージ機器を主力に手掛けており、SSDはスティック型・ポータブル型・内蔵型・法人向けなど多彩な種類を展開しています。
今回ご紹介するSSPH-UA1NBは、USBケーブルをつなげるだけで使える外付けタイプのポータブルSSD。ゲームデータの容量不足の解消や、ロード時間の短縮が可能です。公称する最大速度は読出・書込ともに約400MB/sで、PS4のロード時間は初期搭載のHDDより約64%短縮できると謳われています。
容量のラインナップは250GB・500GB・1TB・2TBの4種類。容量に余裕を持たせたい人から大容量版を遊ぶ人まで、幅広く対応できますよ。使用可能なゲーム機はPS5・PS5 Digital Edition・PS4・PS4 Proの4つで、OSはWindows・Mac・Chromeでの動作が確認済みです。
SSDとHDDの違いは、データの読み書き速度と価格にあります。SSDはHDDに比べて高価ですが、転送速度が速いのが魅力。オンラインゲームのタイムラグが軽減され、大容量データの読み込みもサクサク進むので、ストレスなくプレイできますよ。
またSSDは、外付け・内蔵の2種類から選択可能です。外付けタイプは接続が簡単で、元のHDDに容量をプラスできるのが利点。内蔵タイプは元のHDDと入れ替えるため容量の追加はしにくいものの、起動時間がさらに速くなるのがメリットです。
本商品は前者の外付けタイプ。ACアダプターがなくても、USB端子でつなぐだけですぐに使えます。本体の起動時間がそれほど気にならない人におすすめですよ。
接続ポートは、USB 2.0とUSB 3.2 Gen 1(USB 3.0)に対応。USB 3.2 Gen 1の転送速度はUSB 2.0の約10倍といわれており、高解像度の動画・画像・音声データもスピーディに転送できるのが魅力です。
ポータブルSSDはセキュリティ面も気になるポイント。本商品に保護機能はありませんが、アイ・オー・データの公式サイトから無料のセキュリティソフト「I-O Secret Drive」をダウンロードすれば、ハードディスク内のデータを自動で暗号化することが可能です。
有料ではありますが、ハードディスクが故障したときのためのデータ復旧サービスも用意されています。電源が入らなくなったりウイルスに感染したりしても、元に戻せる可能性が高まるので、あわせてチェックしてみてくださいね。
本体サイズは、縦幅80×横幅80×厚さ15mm。今回比較した外付けタイプのなかではやや大きめですが、手のひらにすっぽり収まるコンパクトなサイズ感です。
カラーは、ミレニアム群青・スモーキーブラック・ワインレッドの3色展開。ゲーム機やPCに合わせて好みの色を選べるのがうれしいですね。なお、容量2TBはミレニアム群青のみ対応しているので覚えておきましょう。
四隅と表面がシリコンラバーで覆われており、落とした際の耐衝撃性が高いのも利点です。アメリカ国防総省の軍事品に採用する品質基準(MIL規格)をクリアしているので、持ち運びや移動が多い人にも活躍しますよ。
今回は、アイ・オー・データ SSPH-UA1NBを含むPS4・PS4 Pro対応SSD全12商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずはSSD自体の性能を調べるため、ベンチマークテストを実施しました。ストレージのデータ転送速度を計測するソフトには「CrystalDiskMark」を使用し、疑似的に64GBのデータを読み書きしたスコアをチェック。読み書きのそれぞれで平均スコアを出して評価しています。
結果、読み込み427.19MB/s・書き込み431.16MB/sを記録し、どちらも公称値の400MB/sを上回りました。初期搭載のHDDと比べると速さをしっかり実感できるでしょう。ただ「SSDとしての速度はいまいち」との口コミがあったように、今回比較した全商品の平均と比べるとやや低かったのが惜しいところです。
【参考データ(執筆時点)】
続いて、PS4・PS4 Proで使用したときの転送速度を検証しました。
約44GBあるフロムソフトウェアの「エルデンリング」を使い、起動時間・ロード時間をそれぞれ測定。起動時間はゲームデータを選択してから「PRESS ANY BOTTUN」が表示されるまで、ロード時間は「YOU DIED」の文字が出た瞬間から再度プレイ可能になるまでと定義しました。
起動・ロード時間はPS4・PS4 PROともに速く、アクションRPGの「エルデンリング」も快適にプレイできました。とくにPS4の起動時間は全体平均よりスピーディだったのが印象的です。今回比較した全商品について大差はなく、本商品と最速値をマークした商品との差は1秒前後でした。
とはいえ、アクション系やスポーツ系では頻繁にロードが行われており、2時間で100回以上になることも。効率的にゲームを楽しみたいなら、待ち時間がより少ない商品を検討するのがよいでしょう。
【測定結果(執筆時点)】
最後は、冷却性能の検証です。ベンチマークテストで使用したソフト「CrystalDiskMark」で64Gのデータを擬似的に読み書きし、本体の最高温度を確認しました。
結果、最高温度は42.3℃を記録。全体平均の42℃と大差なく冷却性能はまずまず良好です。SSDは60℃以上になると故障リスクが高まるとされていますが、本商品は適正温度の50℃以下をクリアしました。
ただ、40℃を超えても温度が上がり続けていたのは気になるところ。「読み書きを頻繁に行うと温度が70℃近くまで上がる」との口コミもあったので、長時間使う際は熱のこもり具合をチェックしながらプレイしてくださいね。
【参考データ(執筆時点)】
インターフェース | USB 3.2 Gen 1(USB 3.0)/USB 2.0 |
---|---|
容量 | 1TB |
タイプ | 不明 |
読み込み速度(公称値) | 400MB/s |
書き込み速度(公称値) | 400MB/s |
設置方式 | 外付け |
幅 | 80mm |
奥行 | 80mm |
高さ | 15mm |
PS5対応 |
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最後に、転送速度で高評価だったほかのおすすめ商品をご紹介します。
キオクシアのEXCERIA PLUSは、公称値1,000MB/sを超える高速モデル。実際のベンチマークスコアも読み込み784.56MB/s・書き込み500.37MB/sの好成績を収め、サクサク快適にプレイできました。スタイリッシュなアルミボディでデザイン性が高いうえ、小型の外付けタイプで持ち運びにも便利です。
SanDiskのエクストリームポータブルSSDも、トップレベルの転送速度をマーク。ベンチマークスコアは非常に高く、なかでも書き込みは875.31MB/sを記録しました。RPG・スポーツ・アクションなどロードが頻繁なゲームに向いています。5年間の限定保証に対応しているのもうれしいポイントです。
インターフェース | USB3.2(Gen2)、USB3.2(Gen1)、USB 2.0 |
---|---|
容量 | 1TB |
タイプ | 不明 |
読み込み速度(公称値) | 1050MB/s |
書き込み速度(公称値) | 1000MB/s |
設置方式 | 外付け |
幅 | 45.0mm |
奥行 | 105.0mm |
高さ | 14.7mm |
PS5対応 |
キオクシア EXCERIA PLUS SSD-PKP1.0U3をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
インターフェース | USB3.2(Gen2) |
---|---|
容量 | 1000GB(1TB) |
タイプ | 不明 |
読み込み速度(公称値) | 1050MB/s |
書き込み速度(公称値) | 1000MB/s |
設置方式 | 外付け |
幅 | 52.4mm |
奥行 | 100.5mm |
高さ | 8.5mm |
PS5対応 |
サンディスク エクストリーム ポータブル SSDをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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