独自のHDRi技術によって、表現色の幅広さを謳うゲーミングモニター、BenQ MOBIUZ EX270QM。臨場感を演出するスピーカー性能の高さも魅力です。「調整機能が充実している」と評判ですが、「暗い部分の表現が弱い」という口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の3つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のMSIやソニーなどのゲーミングモニターとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ゲーミングモニター選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
また、色の切り替わり速度である応答速度が1msと速いところもポイント。サポート機能であるオーバードライブは4段階調整が可能で、残像を軽減してブレを抑える黒挿入も搭載。比較した黒挿入が非搭載の商品に比べて動きが速いFPSやTPSのようなゲームでも目で追いやすいですよ。
表現できる色の範囲を表す色域も78.17と、比較した57.07しかないほかの商品に比べると申し分ないので、ゲームの鮮やかな世界観に没入できます。加えて、色のコントラストや映像の輪郭のシャープさなどの調整も可能。自分に合った見やすさに調整できますよ。
ただし、ナイトクリアビジョンが非搭載なので、明暗関係なく見やすいゲーミングモニターを探している人には向いていないかもしれません。比較した商品のなかには、ナイトクリアビジョンが搭載されているうえ、色域が87.32とかなり広いMSI Optix MPG321UR-QDも。夜にゲームをすることが多い人はこちらも検討してみてくださいね。
実際にBenQ MOBIUZ EX270QMと比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
BenQ MOBIUZ EX270QMよりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
ASUS
4Kで240Hz!幅広いゲームを鮮やかな映像でプレイ可能
エムエスアイコンピュータージャパン
色域が広く色鮮やか!4K対応で迫力満点の映像が楽しめる
LG Electronics Japan
暖色がよく映えて、オープンワールドの魅力を存分に味わえる
そもそもゲーミングモニターとは、液晶テレビや一般的なモニターに比べてリフレッシュレートが高いものをいいます。テレビなどは65Hz程度ですが、ゲーミングモニターは120Hz以上のモデルが多数。FPSやTPSのような動きが速い映像もカクつかずに目で追いやすいところが魅力です。
そんなゲーミングモニターのほかにもプロジェクターやカメラなどの映像機器を幅広く取り扱うBenQ。2022年10月26日に発売されたBenQ MOBIUZ EX270QMには、HDR(明暗の表現の幅を広げる技術)よりも鮮明かつ色の表現範囲が広いメーカー独自のHDRi技術を採用しています。
ブルーライト軽減機能も備えているので、目の疲れや不快感を抑えながらゲームを楽しめるところも、うれしいポイントです。
今回はBenQ MOBIUZ EX270QMを含む、ゲーミングモニター全17商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
BenQ MOBIUZ EX270QMには、対応ハード・ジャンルの幅広さなど、3つのメリットがあります。
色が切り替わる速度である応答速度も1msと申し分のない速さ。映像内の被写体の動きがとても滑らかで、画面の切り替えもスムーズです。
また、4段階調節が可能なオーバードライブ機能でモニターの応答速度を底上げ。黒挿入によってほぼ残像はなく、映像がブレにくいでしょう。解像度もWQHDとPS5の最大スペックには足りませんが、PCゲームのプレイには十分な高さです。
本商品のようにリフレッシュレートが240Hz以上あると、FPS・TPSのほか、幅広いジャンルのゲームを楽しめるでしょう。
比較したなかには、色域が57.07までしかないZ-Edge ゲーミングモニター UG24のような商品も。本商品に比べてかなり表現できる色の範囲に差があり、映像のきれいさにも違いが出ました。
ゲーム映像の細かな色彩バランスまで楽しみたいなら、色域の高さにも注目して選ぶとよいでしょう。
プリセットの数が10と豊富なところもポイントで、それぞれのシーンに見合った設定がしやすいでしょう。
比較したすべての商品に色域・輝度・コントラスト調整機能を搭載。また、シャープネスの変更機能は比較したKOORUI製品以外の商品には備わっていたので、どの商品を選んでも見やすい映像に調整しやすいといえます。
メリットの多いBenQ MOBIUZ EX270QMですが、1つだけデメリットがあるのでご紹介します。
BenQ MOBIUZ EX270QMはなめらかな映像などを楽しめる一方で、ナイトクリアビジョン機能がないので暗い映像の補正力には欠ける結果となりました。ゲーム内で暗い場所に隠れている敵を探すときに難しさを感じそうです。
対して、比較したMSI Optix MPG321UR-QDにはナイトクリアビジョンが搭載。明るい部分と暗い部分のコントラストを自動的に調整し、暗所も鮮明に確認できます。明暗関係なく鮮明な映像を求めるなら、暗所補正の有無にも注目して選びましょう。
解像度 | WQHD(2560×1440) |
---|---|
モニターサイズ | 27インチ |
リフレッシュレート | 240Hz |
良い
気になる
ナイトクリアビジョン機能 | |
---|---|
パネル種類 | IPS |
アスペクト比 | 16:9 |
表示色 | 10億7000万色 |
チルト機能(垂直角度調節) | |
輝度 | 400cd/m2(HDR表示の場合は600cd/m2) |
スイーベル機能(水平回転) | |
スピーカー搭載 | |
ピボット機能(画面回転) | |
高さ調節機能 | |
コントラスト比 | 1000:1 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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暗い場所の映像に弱いというデメリットが気になる人は、以下の商品も検討してみてくださいね。
リフレッシュレートは144HzとBenQ MOBIUZ EX270QMよりも低いですが、応答速度は1msと速く、オーバードライブ・黒挿入も搭載されているので十分滑らかな映像を楽しめます。
ゲームの臨場感を演出する要素として、音声も非常に重要です。BenQ MOBIUZ EX270QMは、映像だけではなく、スピーカー性能も良好。低周波によって奥行きのある音声表現を可能にする5Wサブウーファーを搭載した2.1チャンネルサウンドシステムを内蔵しています。
さらにBenQ独自のtreVoloサウンドシステムによって、高音から重低音までリアルなサウンドが楽しめるところも魅力。ゲームの迫力をそのままに感じたいなら、本商品のようにスピーカー性能にも力を入れていいるゲーミングモニターがおすすめです。
5つのカスタムサウンドモードつきのDSP(デジタルシグナルプロセッサー)にも注目。自分の好みや用途に合った音響に調整が可能です。
<モード>
とくにコスパの高さが際立った商品が、アイ・オー・データ機器 ゲーミングモニター LCD-DF241SXVB。税込11,8000円のBenQ MOBIUZ EX270QMに対して8,000円台という破格の安さです。
色域は62.38で、リフレッシュレートは最大75Hzと値段相応のスペックではありますが、そこまで画質の粗さはなくPS4やSwitch用としてなら十分使いやすいでしょう。輝度やコントラスト調整機能がついているうえ、画面の明るさの自動調整も可能なので、値段を考えると機能は充実しています。
ゲーミングモニターの検証で上位を獲得した商品をご紹介します。ベンキュージャパンのMOBIUZ以外にも、ぜひ以下のおすすめ商品も検討してみてくださいね。
解像度 | 4K UHD(3840×2160) |
---|---|
モニターサイズ | 32インチ |
リフレッシュレート | 144Hz |
良い
気になる
ナイトクリアビジョン機能 | |
---|---|
パネル種類 | IPS |
アスペクト比 | 16:9 |
表示色 | 約10億7300万色 |
チルト機能(垂直角度調節) | |
輝度 | 400cd/m2 |
スイーベル機能(水平回転) | |
スピーカー搭載 | |
ピボット機能(画面回転) | |
高さ調節機能 | |
コントラスト比 | 1000:1 |
MSI Optix MPG321UR-QDを徹底レビュー!実際に使ってメリット・デメリットを解説
解像度 | WQHD(2560×1440) |
---|---|
幅 | 61.349cm |
モニターサイズ | 27インチ |
リフレッシュレート | 165Hz(オーバークロック設定:170Hz) |
奥行 | 19.648cm |
モニタータイプ | ワイド |
高さ(最大) | 40.208cm |
視野角(上下/左右) | 178°(H)、178°(V) |
重量 | 6,050g |
画面種類 | 液晶 |
LEDバックライト付き | |
ナイトクリアビジョン機能 | |
モニターサイズ | 27インチ |
モニター形状 | 平面 |
パネル種類 | IPS |
音声出力端子付き | |
モニタータイプ | ワイド |
モニター形状 | 平面 |
スリムベゼル | 不明 |
USB HUB搭載 | |
HDRエフェクトモード | |
アスペクト比 | 16:9 |
湾曲率 | |
照準機能(Dial Point) | 不明 |
表面処理 | 非光沢 |
画面種類 | 液晶 |
アスペクト比 | 16:9 |
映像自動調整 | |
表面処理 | ノングレア |
フリッカーフリー | |
黒挿入機能 | |
パネル種類 | RAPID IPS |
表示色 | 約10億7300万色 |
チルト機能(垂直角度調節) | |
解像度 | WQHD |
輝度 | 300cd/m2 |
スイーベル機能(水平回転) | |
オーバードライブ機能 | |
応答速度 | 1ms |
表示色 | 約10億7,300万色 |
入力端子 | HDMI2.0、USB Type-C、DisplayPort |
色域の広さ | 不明 |
色の正確さ | 不明 |
応答速度. | 1ms |
スピーカー搭載 | |
応答速度 | 1ms |
コントラスト比(メーカー公表値) | 1000:1 |
ブルーライト軽減 | |
最大輝度(公称値) | 300cd/m2(ピーク時400) |
最大輝度(実測値) | 不明 |
最小輝度(実測値) | 不明 |
最小輝度(黒) | 不明 |
画素ピッチ | 0.2331×0.2331mm |
リフレッシュレート | 165Hz |
ベゼル幅 | 不明 |
ピボット機能(画面回転) | |
フレームレス | |
フリッカーフリー | |
AMD FreeSync搭載 | |
高さ調節機能 | |
ブルーライトカット | |
コントラスト比 | 1000:1 |
幅 | 61.349cm |
奥行 | 19.648cm |
インターフェース | HDMI、USB Type-C、DisplayPort1.4 |
高さ | 40.208cm |
重量 | 6.05kg |
入力端子数 | 4ポート |
Type-C給電機能 | |
Type-C出力機能 | |
タッチパネル対応 | |
操作方法 | 不明 |
設置方法 | 据え置き |
スタンド形状 | 不明 |
高さ調節機能 | |
角度調節機能 | 上下左右 |
ピボット機能(画面回転) | |
スピーカー機能 | 不明 |
カラーモードの数 | 不明 |
リモコン付き | 不明 |
VESAマウント | |
最大消費電力 | 26W |
用途 | ゲーム用 |
特徴 |
MSI 27インチゲーミング液晶モニター G274QPF-QDの口コミ・評判は?実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー!
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