軽くて使いやすいと評判のクッカー、イワタニ・プリムス ツンドラ3 ブラックバージョン TR-TUNDRA3。「携帯性がよい」「調理器具が一式そろって便利」と高評価の口コミを見かけますが、実際のところどうなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のColemanやスノーピークなどのクッカーとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、キャンプ用クッカー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
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目次
イワタニ・プリムス ツンドラ3 ブラックバージョン TR-TUNDRA3は、ファミリーキャンプ用なら候補になる一品です。大容量のクッカー3種とフタ・ハンドルのセットで、幅広い料理を楽しめます。しかし、素材がアルミ製のためか556gと重く、収納サイズは0.27cm3と大きめ。比較したチタン製のスノーピーク チタンパーソナルクッカーセットは約330gと軽量だったのに対し、持ち運びには不向きです。
クッカーには注ぎ口や目盛りがついていないのも気がかり。扱いやすいと好評だった上位商品のColeman パックアウェイ (TM)ソロクッカーセットは調理をしやすい工夫が施されていたのに対し、別途で計量カップやおたまといった細かな調理器具をそろえる必要があります。「調理器具が一式そろって便利」という口コミとは少々異なる結果です。
一方、クッカーの底面がノンスリップ加工ですべりにくいのは利点。内側はノンスティック加工によって焦げつきにくいよう配慮されている点も好評でした。「汚れを落としやすい」と謳うのにも頷けます。加えて、比較した大半の商品と同様に熱伝導率は高め。200mLの水を入れ火にかけると109秒で沸き、比較した商品の平均111.1秒(※執筆時点)と大差ありませんでした。
取り外し可能なハンドルもポイントです。やや手間はかかりますが、加熱中に外しておくだけでやけどのリスクを減らせます。握り心地がよいうえ、クッカーはハンドルを外すとスタッキングしやすいのも魅力。商品を確認したソロキャンプ・登山経験者から、「ストレスなく収納できる」「重ねやすくきれいに片づく」と評されました。
執筆時の価格は税込11,550円(公式サイト参照)。大きめのクッカーで、複数人でキャンプを楽しむときにぴったりでしょう。ただし、「携帯性がよい」との口コミに反し持ち運びにくいため、バックパックにクッカーを収納して登山やソロキャンプを楽しみたい人は、ほかの商品を検討してください。
そもそもキャンプ用クッカーとは、コンパクトで持ち運びに優れた小型の調理器具のこと。屋外調理に適したつくりで、食器としても利用可能です。OD缶やタオルなどをスタッキング(重ねて収納)すれば、パッキングとしても使えます。ザックの外側に取りつけられるものもあり、ザック内に余裕がうまれるのも魅力ですよ。
今回ご紹介するツンドラ3 ブラックバージョンは、アウトドア・キャンプ用品の輸入・製造販売を行うイワタニ・プリムス株式会社が販売する商品です。製造するのは、スウェーデンのアルミ食器メーカーのトランギア。徹底した品質管理のもと、自社工場で手作業による工程もまじえながら製造しています。
本品は、2〜3人分の調理に適した直径20cmのフライパンと、1.5・1.75Lの2つのソースパンのセットです。素材にはすべてアルミを使用。内側に加工を施すことで、焦げつきにくく汚れを落としやすいと謳っています。収納したときのサイズは幅20×高さ8.8cmで、重量は566gです。フタ・ハンドル・収納袋も付属しています。
検証したスタンダードタイプのほかに、ミニタイプも展開しています。収納時のサイズは幅15×8.7cmで、重さは364gです。1〜2人分を調理するのに適したサイズなので、ソロキャンプが多い人におすすめですよ。
執筆時の値段は、税込10,450円です(公式サイト参照)。
今回は、イワタニ・プリムス ツンドラ3 ブラックバージョン TR-TUNDRA3を含むクッカー全14商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
まずは、携行性の検証です。軽量でザックに入れて持ち運びやすい商品を、携行性が優れていると定義。実際に収納時のように重ねて、重量・サイズを計測しました。
3つのクッカーとフタやハンドルといった付属品の重さを測ったところ、566gとやや重め。比較したチタン製のスノーピーク チタンパーソナルクッカーセットは4つのクッカーセットで約330gと軽量でしたが、こちらはアルミ製のためかやや重さが気になる場合があるでしょう。
2〜3人分の調理に適したセットなだけあり、収納サイズも0.27cm3と大きいのが気になります。「携帯性がよい」との口コミに反し、バックパックによっては収納スペースを大きく占領する場合もありそうです。
次に、使い勝手のよさの検証です。
実際にモニターが商品を使い、必要なセットがそろっているか・ハンドルが持ちやすいか・スタッキングがしやすいかをチェックしました。なお、参加したモニター5人は、過去1年でキャンプをしたソロキャンプ・登山経験者を条件に協力してもらっています。
ソースパン2つ・フライパン1つ・フタ・ハンドルのセット内容には、5人中3人のモニターが満足と回答。クッカー・付属品が充実していて、「日常生活でも事足りそう」「なんでも作れそう」といったポジティブな声があがっています。
クッカーは大容量サイズなのでソロキャンプでは持て余してしまう場合があるものの、料理を作る幅が広がるのはメリットです。深型・浅型の2タイプあり、煮込み料理・焼き料理などさまざまな調理を行えるでしょう。
<必要なセット内容がそろっているかについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
ハンドルは取り外し可能なタイプです。やや手間はかかるものの、加熱中は外しておけばやけどの心配なく持ちやすいのがメリット。握り心地にも大きな問題はなく、使用したモニターの5人中2人が満足と回答しました。
<ハンドルが持ちやすいかについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
ハンドルを外すと、クッカーを重ねやすくなる点もポイントです。取っ手がないぶんきれいに収まるため、5人のモニター全員から「ストレスなく収納できる」などと高く支持されました。比較した商品にはハンドルを折りたたむタイプが多かったのに対し、よりスムーズにスタッキングできるでしょう。
<スタッキングがしやすいかについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
続いて、調理のしやすさを検証しました。商品を見て、目盛り・すべり止め加工といった機能性をチェック。快適に調理ができる商品かどうかを評価しました。
調理をしやすくする工夫はやや物足りない結果に。扱いやすいと好評だった上位商品のColeman パックアウェイ (TM)ソロクッカーセットは深型のクッカーに目盛り・注ぎ口があったのに対し、こちらは施されていませんでした。「調理器具が一式そろって便利」との口コミに反し、料理によっては別途計量カップやおたまを用意する必要があります。
とはいえ、すべらないように底面がノンスリップ加工されているのは利点です。「汚れを落としやすい」と謳うだけあって内側にはノンスティック加工が施され、焦げつきにくさにも配慮されています。
最後は、温まりやすさの検証です。深型クッカーで200mLの水を火にかけます。最大火力のシングルバーナーを使い、90℃になるまでの時間を測りました。
その結果、水温は109秒で90℃に到達し高評価を獲得。比較した商品の平均111.1秒(※執筆時点)を下回りました。素材が異なっても温まりやすさに差はほとんどありませんでしたが、こちらの熱伝導率も良好です。調理の工程に影響は出にくいでしょう。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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イワタニ・プリムス ツンドラ3 ブラックバージョン TR-TUNDRA3の取扱店舗は、公式オンラインショップのイワタニ i-COLLECTです。執筆時点での値段は税込11,550円でした(公式サイト参照)。
そのほか、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでも販売を確認しました。普段お使いのサイトがある人は、チェックしてみてくださいね!
最後に、携行性に優れた商品をご紹介します。
Colemanのパックアウェイ(TM)ソロクッカーセットは、シンプルな浅型・深型のセット。2つ合わせて250gという軽さで、重ねると小さくまとまりました。焦げつき防止加工のほかに、目盛り・注ぎ口を備えているのも魅力。お湯も短時間で沸かすことができ、ソロキャンプ・登山目的なら十分でしょう。
料理を楽しみたいなら、スノーピークのチタンパーソナルクッカーセットがおすすめ。浅型・深型のクッカーがそれぞれ大小2種ずつセットになっていて、たくさんの品数を作りたい人にもぴったりです。そのほかに2種のフタが付属した充実したセット内容ながら、重量は330gと軽め。長距離移動にも向いています。
素材 | アルミ |
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セット内容 | クッカー小、クッカー大、収納袋 |
使用時幅 | 不明 |
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使用時奥行 | 不明 |
使用時高さ | 不明 |
収納時奥行 | 12.5cm |
コーティング加工 | ノンスティック加工 |
コールマン パックアウェイ(TM)ソロクッカーセットの評判・口コミは悪い?実際に使用してメリット・デメリットを徹底レビュー!
素材 | チタン |
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セット内容 | クッカーL、クッカーS、フタL、フタS、メッシュケース |
使用時幅 | 不明 |
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使用時奥行 | 不明 |
使用時高さ | 不明 |
収納時奥行 | 15.5cm |
コーティング加工 | 不明 |
スノーピーク チタンパーソナルクッカーセットの評判・口コミは?実際に使用してメリット・デメリットを徹底レビュー!
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