ほこりがよく取れると人気の、Kyvol(キーボル)のロボット掃除機、Cybovac E31。「しっかりゴミを吸い取れる」といった高評価な口コミがある一方で、「吸引力が弱い」「無駄な動きがある」といった気になる評判もみられ、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、Kyvol Cybovac E31を含む拭き掃除ロボット全18商品を実際に使って、掃除性能の高さ・賢さ・お手入れのしやすさ・音の静かさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
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すべての検証は
マイベストが行っています
Kyvol Cybovac E31は、稼動音ができるだけ静かなものをお探しの人や、低価格にこだわる人におすすめです。実際に騒音レベルを計ったところ、58.6dBと全商品のなかでも非常に高い静音性を発揮。会話を邪魔しないほどの音量なので、深夜や早朝でも使いやすいでしょう。
また、ダストケースやモップなどのパーツを取り外ししやすく、お手入れも簡単。掃除ブラシが付属しており、ケースについたゴミを落としやすいのも利点です。肝心の吸引力もパワフルで、取りにくい青砂までしっかり除去。段差もスムーズに乗り越えられ、障害物も避けて進めました。
ただ、マッピング機能がなく隅のゴミを取り切れなかったのは惜しいところです。水拭き性能もやや弱く、ピカピカにするというよりは全体的にざっと拭きたいシーンに向いています。進入禁止エリアはテープを床に貼りつけて設定するため、家具を動かしにくい点も覚えておきましょう。
とはいえ、価格は執筆時点で税込27,999円(公式サイト参照)とリーズナブル。吸引パワーと水量の調整が3段階あることに加え、アプリから掃除予約することもでき、コスパも良好ですよ。毎日こまめに動かしてきれいさを保ちたいなら、ぜひ候補に入れてみてください。
2019年からスタートした新しいロボット掃除機ブランドの、Kyvol。日本では3種類のロボット掃除機を販売しています。
今回ご紹介するのは、シリーズ最大の吸引力を誇るCybovac E31。掃き掃除・モップ機能の両方を搭載しながら、2万円台で購入できるリーズナブルな価格が魅力です。
最大3,000Paの強力吸引と、モップクロスを使った水拭きを同時に行えるのが特徴。吸引レベルと拭き掃除の水量はどちらも3段階に調整でき、床の種類や汚れ具合に合わせて使い分けることが可能です。
カーペットを検知して吸引力を引き上げる自動パワー調整機能や、階段からの落下を防止するセンサーもついています。
位置を割り出しながら掃除が終わっていない場所を自動検知する、独自のGyropticスマートナビゲーションシステムも注目ポイント。コの字型に走行しながら進み、どんな場所も見逃さないと謳われています。
入ってほしくないエリアは、磁気ストライプを床に貼りつけて設定することができますよ。
サイズは32.5×32.4×7cmと比較的薄型で、狭い隙間にも入りやすいでしょう。ダストボックスは600mLと大容量のため、ゴミ捨ての頻度も少なくすみます。
また6~6.5時間の充電で、150分間の走行が可能。最大250平方メートルの広いエリアをカバーします。バッテリーが少なくなると自動的に充電台に戻る、自動チャージ機能があるのもメリットです。
アプリを活用すれば、以下のような操作をスマホから簡単に指示できます。
さらにAlexaやGoogleアシスタントにも対応しており、音声で操作できるのも便利なポイントです。
カラーは、ホワイト・ブラックの2種類。保証期間は18か月ですが、公式サイトで製品登録すると最大2年まで延長できます。
また付属品は以下のとおりです。ブラシやモップクロスに予備があるのがうれしいですね。
<同梱品一覧>
今回は、Kyvol Cybovac E31を含む拭き掃除ロボット全18商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証①:掃除性能の高さ
検証②:賢さ
検証③:お手入れのしやすさ
検証④:音の静かさ
まずは水拭き・吸引の両方における、掃除性能の高さを検証します。
水拭きでは、1畳の板に蛍光塗料を塗ってその上を走行させ、しっかり拭き取れているかを目視で確認。吸引については、折り紙・毛糸・髪の毛などを置いて1時間稼動させ、ゴミの取れ具合をチェックしました。
実際に動かしてみたところ、取りにくい青砂までパワフルに吸引できたのが印象的。ゴミが埋まりやすいカーペットも、まずまずきれいな仕上がりです。
ただ奥まで移動するのに時間がかかり、部屋の隅にはまばらにゴミが残ってしまいました。端までくまなく掃除したいときには、やや物足りない可能性があるでしょう。
水拭きについては、塗料の拭き取りが甘く性能はいまひとつです。制限時間の20分を過ぎても、全体的に塗料を残してしまいました。
頑固な汚れを拭き取りたいときよりも、全体を軽く水拭きしたいシーンに向いています。
次は、賢さの検証です。
障害物を上手に回避したりマッピングが機能したりするかを、以下の項目を調査して確認しました。スケジュール機能に関しては、アプリ・リモコンから行える場合に加点しています。
検証してみると、1cmのカーペットを自在に乗り降りでき、障害物もしっかり検知できました。細かく動き直しながら規則正しく進み、家具の手前で方向転換できたのもよいところです。
また、スケジュール機能を使えばアプリから予約できるので、外出中に掃除を終わらせておきたい人にも重宝しますよ。
一方で、進入禁止エリアを専用テープで固定する必要があるのはややネック。家具を動かすたびに貼り直さなければならないため、人によっては使いにくい可能性もあるでしょう。
またマッピング機能がないので、部屋の隅々まで正確に掃除しにくい点も気になりました。
続いて、お手入れのしやすさの検証です。
実際に給水パッドや給水タンクを1つずつ手洗いし、以下のポイントに着目して評価しました。
お手入れのしやすさは良好です。ダストケースの取り外しは2ステップと簡単なうえ、付属のお手入れブラシで細部まで掃除できました。
モップはややへたりやすい印象ですが、こちらもワンタッチで外せて楽に洗えます。給水口もまずまず広いので、水の出し入れもしやすいでしょう。
最後は、音の静かさの検証です。
騒音レベル約40dBの室内で、拭き掃除ロボットから約1m離れた場所の音量を測定して評価しました。なお騒音計には、TASI TA8000 SERIESを使用しています。
静音性は、今回検証した全商品のなかでもトップレベル。ロボットから約1m離れた場所の数値は58.6dBと、全体平均より10dBほど静かでした。
会話をしていてもそれほど気にならないので、深夜や早朝でも比較的使いやすいといえます。
最後にほかの魅力的な商品もご紹介します。
高いマッピング精度を重視するなら、DEEBOT T9+をチェック。検証では、最短ルートで走行して家具の間もくまなく掃除できました。水拭きもモップを振動させながら動くので、きれいに拭き取れます。価格は高めですが、ダストステーション付きでゴミ捨ての手間も減らせるでしょう。
マッピング精度・低価格のどちらにもこだわりたいなら、Roborock S5 Maxもおすすめです。障害物をよけながら正しいルートで走行し、すき間なく丁寧に掃除できたのが好印象。とくに水拭き性能が高く、さらさらな仕上がりが期待できますよ。音は大きめですが、5~6万円ほどと手が届きやすい価格帯です。
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