モップ洗浄・給水・ごみ収集が全自動で便利だと評判の、ロボロック S7 MaxV Ultra。ネット上では「家事が楽になった」などと好評ですが、一方で「吸引やブラシの回転音が大きい」といった気になる口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、ロボロック S7 MaxV Ultraを含むロボット掃除機全35商品を実際に使ってみて、掃除性能の高さ・賢さ・お手入れのしやすさ・音の静かさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
結論からいうと、ロボロック S7 MaxV Ultraは、ほったらかしでも隅々まできれいに掃除できる商品が欲しい人におすすめです。自動ドックを備えており、ごみの自動収集はもちろん、モップ洗浄・水拭き用の給水も可能。音声アシスタントと連携すれば、操作も声をかけるだけと簡単です。
実際にごみを撒いて吸引力を検証したところ、ほぼすべてのごみを吸引できました。センサー・カメラの精度が高く、衝突の心配もまずありません。椅子の脚周りなども丹念に走り、くまなく掃除します。マッピング機能も優秀なので、無駄な動きが多い…とストレスを感じずに済みますよ。
ドックのダストボックスは、60日分のごみを溜めておける大容量。紙パック式で手を汚さずに捨てられます。汚水タンクや本体のダストボックスなど、汚れやすいパーツの水洗いも可能です。運転音は65dBとやや大きいものの、検証商品の全体平均以下と比較的抑えられていました。
チャイルドロック機能や留守番カメラとしての機能も備えていて、小さな子どもがいるご家庭にもぴったり。価格は執筆時点で税込217,800円(公式サイト参照)と高価ですが、あらゆる手間を省けます。高性能なロボット掃除機をお探しなら、ぜひ検討してみてください。
実際にロボロック S7 MaxV Ultraと比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
ロボロック S7 MaxV Ultraよりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
Beijing Roborock Technology
掃除性能とお手入れの自動化を両立!あらゆる人におすすめ
エコバックスジャパン
ECOVACSが送る自信作。吸引・水拭き性能も申し分なし
ロボロック(Roborock)は、ロボット掃除機をメインに手がける中国のメーカー。今回ご紹介するS7 MaxV Ultraは、同社のS7 MaxVシリーズの最上位モデルとして2022年に発売されました。
大きな特徴は、モップ洗浄・給水・ごみ収集を行う3way全自動ドックを備えていること。使用するたびに必要な作業が自動化されており、スムーズに掃除が完了します。
従来品と比べて充電時間は30%短縮。スピーディーに掃除の再開ができるのもメリットです。本体には2つのカメラが搭載されていて、障害物を回避しながら最適なルートで掃除を行います。
吸引力は5,100Paと強力。従来比の2倍のパワー(※)で、ハウスダストから猫のトイレ砂まで一気に吸い込みます。3次元に動くメインブラシが凸凹のある床にもぴったりと密着し、ごみを逃しません。アプリでカーペットモードを選択すれば、床タイプを自動認識して吸引力をアップできます。
S7+ / S7との比較
最新テクノロジーにより、人の手で行う水拭きを再現しているのも注目ポイント。最大毎分3,000回で高速振動し、しつこい汚れを拭き取ります。吸引掃除をストップして水拭きだけを念入りに行う、水拭き強力モードも選べますよ。水拭きやモップ洗浄に必要な水は、自動的に給水されます。
高精度LDSレーザーが掃除しながら間取りをスキャン。室内を正確にマッピングして障害物を回避しつつ掃除します。レーザーセンサーなので暗所での運転も問題ありません。落下防止センサーも搭載されており、段差のあるエリアにも使いやすいですよ。
掃除後はアプリ上に部屋のマップが完成。念入りに掃除してほしいエリア・水拭きしてほしい場所などを設定できます。掃除ルートや所要時間は、外出先からでもアプリで確認可能です。
本体に2つのカメラが搭載されているのもポイント。顔認証の原理を使ったストラクチャードライト&カメラと、物体の特徴を感知するRGBカメラという2つのカメラにより、賢く掃除を行います。掃除中以外は留守番カメラとしても使用でき、ペットがいるご家庭にもうってつけです。
Amazonアレクサ・Googleアシスタント・Siriに対応し、ひと声かけるだけで掃除がスタート。本体には状況を表示するランプが備わり、動作状況やバッテリー残量などをひと目で確認できます。チャイルドロック機能付きで小さな子どものいる家庭にも向いていますよ。
掃除終了後は、自動的にドックへ戻ってモップの洗浄・ごみの吸い上げを開始。毎分600回転するブラシがモップの汚れを落とします。ドックに溜められるゴミの量は、60日分に相当する2.5Lです。細かい微粒子を99.7%吸引するため、排気が気になる人も使いやすいですね。
ドックは紙パック式なので、満量になったら捨てるだけと簡単。本体のダストボックスは水洗いに対応しており、清潔を保てます。
本体サイズは直径35.3×高さ9.65cm・重量約4.7kg。全自動ドックは幅42.2×奥行50.4×高さ42cm・重量8.5kgと、そこそこの存在感です。購入の際は、ドックを置く場所も考慮しましょう。
カラーはブラックのみ。シックでスタイリッシュな印象です。
本体とドックのほかに、電源ケーブル・使い捨て紙パック・水拭き用モップクロスが付属。すぐに使えるのがうれしいですね。
モップクロスはスライドで簡単に取り外せ、洗って繰り返し使用できるので経済的です。交換時期はアプリでチェックできますよ。
今回は、ロボロック S7 MaxV Ultraを含む、ロボット掃除機全35商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
はじめに、掃除性能の高さと賢さを検証します。
テーブルやソファなどの家具を配置した約10畳の部屋に折り紙・青砂・髪の毛・毛糸といったごみを散らし、本体を1時間走らせます。障害物の検知やマッピング精度・掃除後のきれいさなどを確認し、総合的に評価しました。
掃除性能は非常に優秀。部屋中をくまなく走行し、ほぼ100%のごみを除去しました。折り紙・髪の毛はもちろん、吸引しにくい青砂も残っていません。
多くのロボット掃除機が苦戦した、テーブルや椅子の脚周りもていねいに一周。隅々まで掃除できるので、きれい好きの人も満足できるでしょう。
高精度なマッピングにより、正確に走行できているのも好印象でした。障害物の距離を適切に測れていて、しっかりと家具などを回避できます。衝突したとしても直前で減速しているため、大きな音は聞こえません。
一方で、高精度ゆえの注意点も。カメラ性能が正確すぎるゆえに、壁際に寄り切れません。壁際2cmまで寄れた商品があるなか、本機種は10cmと少しすき間がありました。
センサー精度が高い分、カーテンのひらひらした部分にも反応します。カーテンの裏などを掃除したい場合は注意する必要があるでしょう。
アプリとの連動で、さらに掃除のクオリティが上がります。掃除の経路やかかった時間、現在位置なども確認できるので、使ってみて設定を細かく変更するとよいでしょう。
【アプリで設定できる機能】
上記に加え、カーペットモード・吸引や水拭き強度の設定も可能です。乗り越えられる段差は約2cmまで。ちょっとした段差や厚みのあるカーペットなども、そのまま掃除ができる設計です。
毎日のように使うものだからこそ、お手入れのしやすさ・音の静かさは重要なポイントです。
そこで本体を実際にお手入れし、ごみ捨ての簡単さ・ダストケースが水洗いできるかなどをチェック。さらに40dBに設定した部屋で商品を稼働させ、1m離れた位置から騒音計を使って運転音を計測しました。
本体のお手入れも比較的簡単でした。メインブラシは髪の毛などが絡みにくい設計。お手入れ用のブラシは付属しませんが、付着したごみを簡単に落とせます。
モップ洗浄機能が搭載されているのも大きなメリット。クロスを手洗いする場合も、スライドするだけで取り外せます。毎回のお手入れが不要になるだけでも、かなり時短に繋がりますね。
ドックで水洗いが必要なのは、汚水タンクの周辺のみ。紙パック式を採用しているので、乾いた布で拭くだけできれいを保てます。本体のダストボックスは水洗いが必要ですが、ワンタッチで取り外せるので、手入れは楽々です。
本体から1m離れた距離での運転音は65dB。環境省のデータによると、コーヒーショップやファミレスの店内に相当する騒音です。
静かとはいえませんが、検証では静かなものでも60dB、大きいものだと70dB超でした。平均値の68.4dBと比べてもやや小さめです。それでも音が気になる場合は、アプリを使って外出時に稼働させるとよいでしょう。
ダストステーションの機能 | 自動ゴミ収集+モップ洗浄 |
---|---|
走行方式 | マッピング方式 |
アプリ連携 | |
騒音値(実測値) | 平均54.6dB |
水拭き対応 | |
本体高さ(実測値) | 9.0cm |
良い
気になる
自動充電(自動帰還)機能 | |
---|---|
Wi-Fi対応 | |
充電時間(公称値) | 4時間 |
清掃エリア設定機能 | |
サイドブラシ本数 | 1本 |
洗剤対応 | |
モップの使い捨て | |
自動再開機能 | |
ダストケース丸洗い可能 | |
フィルター丸洗い可能 | |
ペットのフンを回避可能 | |
メインブラシに毛が絡まない | |
モップを持ち上げ可能 | |
本体重量 | 4.7kg |
本体幅(公称値) | 35.0cm |
本体奥行(公称値) | 35.0cm |
本体幅(実測値) | 35.0cm |
本体奥行(実測値) | 35.0cm |
ダストステーション幅 | 42.2cm |
ダストステーション奥行 | 50.4cm |
ダストステーション高さ | 42.0cm |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
S7 MaxV Ultraは、ロボロックシリーズのなかでは最も高価なモデル※です。下位モデルにはないモップ洗浄・給水機能を搭載。設定の細かなカスタマイズができ、ほったらかしで吸引掃除・水拭きが完了します。ハイスペックなロボット掃除機をお探しの人に向いている商品です。
2022年10月執筆時点
コスパ重視で選びたいなら、ひとつ下のモデルであるS7 MaxV Plusがおすすめ。モップ洗浄・給水機能は非搭載ですが、フローリングの掃除性能や賢さは上位モデルに引けを取りません。ごみ捨て方式をサイクロン式と紙パック式の2種類から選べるのもメリットです。
充電ドックがなく、低予算で買える下位モデルのE5も要チェック。吸引力・賢さは上位モデルにおよびませんが、在宅中に使っても気にならないほど音が静かでした。ダストケースなどの水洗いにも対応しており、清潔に使い続けられます。家で仕事する人や赤ちゃんのいる家庭にもってこいですよ。
タイプ | ロボット |
---|---|
ダストステーションの機能 | 不明 |
走行方式 | マッピング方式 |
コードレス対応 | |
集じん方式 | 紙パック式、サイクロン式 |
操作方法 | アプリ |
標準モードの連続使用時間(公称値) | 3時間 |
衝突防止機能 | |
落下防止機能 | |
自動充電(自動帰還)機能 | |
アプリ連携 | |
ヘッド種類 | サイドブラシ |
充電時間(公称値) | 6時間 |
Wi-Fi対応 | |
ゴミ自動収集時の騒音値 | 不明 |
形状 | 丸型 |
騒音値(公称値) | 不明 |
ブラシ種類 | サイドブラシ |
騒音値(実測値) | 64.7dB |
清掃エリア設定機能 | |
標準モードの運転音 | 不明 |
スケジュール機能 | |
最強モードの運転音 | 不明 |
サイドブラシ本数 | 1本 |
コードの長さ | 不明 |
からまり防止機能 | |
集じん容積 | 0.4L |
洗剤対応 | 不明 |
消費電力 | 不明 |
モップの使い捨て | |
吸込仕事率 | 不明 |
ランニングコスト | 不明 |
自己位置認識 | |
ダストステーション付き | |
自動再開機能 | |
充電スタンド付き | 不明 |
乗り越えられる段差 | 2cm |
HEPAフィルター付き | |
乗り越えられる段差(今回の検証結果) | 不明 |
ダストケース丸洗い可能 | |
コンパクト | 不明 |
フィルター丸洗い可能 | |
ヘッドライト付き | 不明 |
ペットのフンを回避可能 | 不明 |
水拭き対応 | |
メインブラシに毛が絡まない | 不明 |
ゴミセンサー付き | 不明 |
モップを持ち上げ可能 | 不明 |
特徴 | 不明 |
静音モード搭載 | 不明 |
節電モード搭載 | 不明 |
10cmの隙間に差し込める | 不明 |
付属品 | 不明 |
本体重量 | 4.7kg |
本体幅(公称値) | 35.3cm |
本体奥行(公称値) | 35.3cm |
本体高さ(公称値) | 9.65cm |
ダストステーション幅 | 不明 |
ダストステーション奥行 | 不明 |
ダストステーション高さ | 不明 |
Roborock S7 MaxV Plusをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
タイプ | ロボット |
---|---|
ダストステーションの機能 | 不明 |
走行方式 | 直進清掃方式 |
コードレス対応 | |
集じん方式 | ダストボックス |
操作方法 | リモコン、アプリ、音声操作(Googleアシスタント、Amazon Alexa対応) |
標準モードの連続使用時間(公称値) | 3時間20分 |
衝突防止機能 | |
落下防止機能 | |
自動充電(自動帰還)機能 | |
アプリ連携 | |
ヘッド種類 | 回転ブラシ |
充電時間(公称値) | 6時間 |
Wi-Fi対応 | |
ゴミ自動収集時の騒音値 | 不明 |
形状 | 丸型 |
騒音値(公称値) | 不明 |
ブラシ種類 | 回転ブラシ |
騒音値(実測値) | 61.4dB |
清掃エリア設定機能 | |
標準モードの運転音 | 不明 |
スケジュール機能 | |
最強モードの運転音 | 不明 |
サイドブラシ本数 | 1本 |
コードの長さ | 不明 |
からまり防止機能 | |
集じん容積 | 0.64Ⅼ |
洗剤対応 | 不明 |
消費電力 | 不明 |
モップの使い捨て | |
吸込仕事率 | 不明 |
ランニングコスト | 不明 |
自己位置認識 | |
ダストステーション付き | |
自動再開機能 | |
充電スタンド付き | 不明 |
乗り越えられる段差 | 2cm |
HEPAフィルター付き | |
乗り越えられる段差(今回の検証結果) | 不明 |
ダストケース丸洗い可能 | |
コンパクト | 不明 |
フィルター丸洗い可能 | |
ヘッドライト付き | |
ペットのフンを回避可能 | 不明 |
水拭き対応 | |
メインブラシに毛が絡まない | 不明 |
ゴミセンサー付き | |
モップを持ち上げ可能 | 不明 |
特徴 | 不明 |
静音モード搭載 | 不明 |
節電モード搭載 | 不明 |
10cmの隙間に差し込める | 不明 |
付属品 | 充電ドック、リモコン、防湿マット、電源ケーブル、水タンク、モップクロス |
本体重量 | 3kg |
本体幅(公称値) | 35cm |
本体奥行(公称値) | 35cm |
本体高さ(公称値) | 9.05cm |
ダストステーション幅 | 不明 |
ダストステーション奥行 | 不明 |
ダストステーション高さ | 不明 |
Roborock E5 E552-04をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。