筑波大学芸術専門学群卒業後、芸術制作で使用していたPCをはじめとする多くのデジタルデバイスやソフトウェアに関する知識を活かそうと大手家電量販店に入社。販売員としてPCだけでなくプリンター・ルーターなどPC周辺機器の販売や、インターネット・格安SIMなど通信サービスの提案など、PCに関する販売・契約を総合的に担当、自身の担当顧客に合ったPC環境を真摯に考え、販売ノルマや利益にとらわれず提案してきた。 その後2022年にマイベストへ入社し、PCや周辺機器の専門ガイドを担当。富士通やDellのような大手メーカー製PCだけでなく様々なデジタルデバイスに関する経験・知識を活かし、PCや周辺機器選びに困ったユーザーに寄り添う企画・記事制作を心がけている。
すべての検証は
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目次
208,780円
おすすめスコア
処理性能の高さ
インターフェースの充実さ
インターフェースの充実さ(在宅向け)
タイピングの気持ちよさ
キーボードの使いやすさ
画面の見やすさ
持ち運びやすさ
スピーカーの音質のよさ
マイク性能の高さ
WEBカメラの顔映りのよさ
バッテリー持ちのよさ
保証・サポートの選択肢の多さ
本体の熱くなりにくさ
稼動音の静かさ
CPUの種類 | Core i5 |
---|---|
CPUマルチコアのスコア(実測値) | 6608.67pts |
メモリ容量 | 16GB |
ストレージ容量 | 256GB |
インターフェース | HDMI、USB Type-A(USB 3.0)、Thunderbolt 4、USB Type-C(USB 4)、ステレオミニプラグ(イヤホン端子) |
バッテリーの持ち時間(実測値) | 約8時間55分 |
重量 | 1671g(実測値) |
付属品 | マニュアル類、ACアダプタ、保証書 |
良い
気になる
富士通 LIFEBOOK PH50/J3 FMVP50J3Hは、WEB会議を快適に行えるハイレベルな1台をお探しの人におすすめです。スピーカー・マイク・WEBカメラの性能がどれも高く、比較した商品内でも3項目すべてで高評価を得たのは本品のみ。スピーカーは低音から高音までバランスよく出ており、マイクを通した声もクリアで、内蔵カメラは顔色が明るく見えました。リモートワークにも映画鑑賞にも大活躍するでしょう。
処理性能も高く、オフィスワークをサクサクこなせるレベル。CPUのマルチコアスコアは平均約6609ptsと高いうえGPUスコアも良好で、軽めのゲームやクリエイティブ作業にも使えそうです。ファイル移動・ソフト起動・マルチタスクなどもスムーズに行えます。また比較した多くの商品と同様にインターフェースも豊富で、これ1台で多くの機器と接続できますよ。
キー配列も一般的で、文章を正確に打ちやすい設計。実際に男性モニターが使うと、キーが指になじみやすく快適にタイピングできました。一部の商品は底に当たるような打鍵感が気になりましたが、本品は強めに打っても底打ち感はほぼなし。反発は強めですが軽やかにタイピングでき、モニター満足度は高めです。
画面の輝度は屋外でも比較的見やすい270nitあるうえ、解像度も十分で細かな文字も読みやすいといえます。バッテリー持ちもよく、明るさMAX・オフラインの状態で動画を連続8時間54分も再生できました。高負荷をかけた際の発熱や音も控えめなので、作業に集中しやすいでしょう。
サポート体制も充実しており、電話・LINE・WEBの無料サポートを利用可能。一方で重量はケーブル込みで1,980gと重く、画面の面積と厚みもあるため、比較したほとんどの商品と同様に頻繁な持ち運びには向きません。とはいえそれ以外に欠点は見当たらず、機能も性能も非常に優秀。在宅勤務など家での使用がメインなら、ぜひ検討してみてくださいね。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
今回ご紹介する富士通 LIFEBOOK PH50/J3 FMVP50J3Hは、「薄型・軽量・ドライブレス」を謳うLIFEBOOK PHシリーズのスタンダードモデル。16.0型大画面ディスプレイを採用しており、光学ドライブをなくすことでスタイリッシュなデザインに仕上げています。
富士通は、1935年に設立した日本の電機メーカーです。1981年には個人向きパソコンの「FM-8」を、1994年には現在まで続くFMVシリーズの販売を開始。以来40年以上に渡ってパソコン製品の企画から販売、サポートに至るまで一貫して行っています。
Windows搭載のAIアシスタント「Copilot」も使用可能で、キーボードにはAIをワンタッチで呼び出せるCopilotキーを搭載しています。Web会議の際には、AIの力で声を自動補正する「AIノイズキャンセリング」や、顔を補正する「Umore」を活用できますよ。
丈夫さ・壊れにくさも重視しており、富士通独自の品質試験に加えてアメリカ国防総省が制定したMIL規格(MIL-STD-810H)に準拠した試験にも合格。パソコン本体の部品受け入れ検査や製造・出荷試験は、日本国内で実施しています。
また、劣化・消耗しやすい内蔵バッテリーは交換が可能。ユーザー自身で取り外して交換できるので、長く使いたい人にもよいでしょう。なお交換の際は、別売りの純正バッテリーが必要なので用意してくださいね。カラー展開はストームグレーの1種類、付属品はマニュアル類・ACアダプタ・保証書の3点です。
富士通では、個人向きノートパソコンとして豊富なシリーズを展開中。大きく分けると、モバイルタイプ・大画面タイプの2種類に分類できます。徒歩や電車での移動で持ち運びやすい軽量なものがほしいならモバイルタイプ、家での使用がメインなら大画面タイプを選ぶとよいでしょう。
<シリーズ展開(モバイルタイプ)>
<シリーズ展開(大画面タイプ)>
値段は2025年3月時点の最低価格・公式サイト参照
本品はLIFEBOOK PHシリーズのなかでもスタンダードなモデル。上位モデル「PH77/J3」と比べるとCPUやストレージ容量などのスペックは劣りますが、本格的なゲームやクリエイティブ作業といった高負荷な作業メインで使う人でなければ快適に使える設計です。
本品よりスペックを落としたいなら、カスタムメイドモデル「WP1/J3」も検討してみてください。ただ、カタログモデルはCPUなどのスペックがあらかじめ決まっているのに対し、カスタムメイドモデルはスペックを自分で選ぶ必要があります。ある程度パソコンの知識が求められる点は覚えておきましょう。
人気の15〜16インチのノートパソコンを比較検証したところ、富士通 LIFEBOOK PH50/J3 FMVP50J3Hには10個のよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
処理性能は優秀で、オフィスワークには十分なレベルです。CPUには10コア12スレッドの「Intel Core i5 1235U」を搭載。実際にベンチマークソフト「Cinebench R23」でスコアを計測すると、マルチコアは平均6608.67pts・シングルコアは平均1518.67ptsと、どちらも満足の基準とした数値を超える良好な結果でした。
ストレージには約256GBのSSDを採用しており、ファイル移動やソフト起動もスピーディに行える性能を発揮。測定ソフト「CrystalDiskMark」で処理速度を確認すると、連続データ(シーケンシャルアクセス)はRead4068.68MB/s・Write1952.51MB/s、ランダムアクセス時はRead609.91MB/s・Write333.41MB/sをマークしました。
GPUには「Intel Iris Xe Graphics」を搭載し、軽めのゲームやクリエイティブ作業に十分使える数値を記録。ベンチマークソフト「3DMark Professional EditionのWild Life Extreme」でグラフィック性能を計測すると、比較した全商品の平均はやや下回ったもののスコアは良好でした。
メモリはマザーボードに直接搭載されたオンボード仕様で、容量は比較したほとんどの商品と同じく16GBです。複数の作業を同時に行うマルチタスクや、負荷の高いシングルタスクもスムーズに行えるでしょう。
本体左側にはHDMI 2.0規格の出力端子があり、4K60Hzの映像出力も可能。音声入出力用のステレオミニプラグも備わり、ヘッドホン・スピーカーなども接続しやすいでしょう。ワイヤレス接続規格はWi-Fi 6E・Bluetooth 5.3と高く、高速通信も期待できます。
キーボードの使いやすさも高評価です。キーピッチ(隣り合うキーの中心から中心までの距離)は18.5mmと一般的で、「¥」などの記号も小さすぎず打ちやすい仕様。カーソルキーの配置も適切かつエンターキーやバックスペースキーには十分な幅があり、ミスタイプが少なく正確に入力できるでしょう。
実際に使った男性モニターからは、タイピングのしやすさも好評です。キーはツルツルした質感で「少し小さい」との声が複数あったものの、指にフィットすると感じた人が多数。一部の商品には底打ち感が指摘されるものがあったのに対し、本品はキーに厚みがあるおかげか底打ち感はほぼありませんでした。
キーの反発は強めですが、軽やかにタイピングできて満足度は高め。打鍵音は静かとまではいえませんが、大きく気になるほどではありません。タッチパッドはしっかり反応するので、ストレスを感じず使えそうです。
<タイピングの気持ちよさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
顔色の明るさを数値化すると、鼻・頬・顎の明度は平均151.75と優秀で、全体平均の約147(※2025年3月時点)を上回っています。唇の明度は144・彩度は124・色相は10とこちらも良好な数値を記録し、唇の色も鮮やかでした。明るい顔色と唇の血色感のよさで、健康的な印象を与えられそうです。
Tシャツの色も白に近い自然な色味で違和感はありません。また、比較したほかの商品には画面の白飛びが気になるものがあったのに対し、白飛びも見当たりませんでした。
マイク性能も高評価です。文章を読み上げた音声データをスピーカーで流し、Windows標準ソフト「サウンドレコーダー」で録音したデータを分析したところ、男女の声ともにしっかり強調できていました。
マイクのノイズキャンセリング性能も高く、空調のゴーッという音やエアコンの稼動音、道路から聞こえる騒音といったノイズをしっかりカット。なかでも高周波帯である16,000Hz以上の雑音は比較したほかの商品よりもかなり抑えられていました。
比較した一部の商品には周囲の騒音が気になりスムーズに通話できないものがありましたが、こちらは騒がしい場所でも相手にクリアな声を届けられます。WEB会議・WEB面談なども場所を選ばず快適に行えるでしょう。
比較したなかには低音域の迫力が物足りない商品があったのに対し、本品は外付けスピーカーなしでも、音楽や映画を臨場感あるサウンドで楽しめそうです。相手の声もクリアに聞こえるので、オンライン通話でも重宝するでしょう。
発熱しにくいのもよい点です。ベンチマークソフト「Cinebench R23」でCPUに高い負荷をかけたあと、サーモカメラで本体表面の温度を測定すると、本体4か所の平均温度は31.58℃を記録。最高温度も35.1℃と抑えられており、全体平均の36.8℃(※1)を下回りました。
ファンの音も気になるほどではありません。CPUに10分間負荷をかけた際の等価騒音は37.7dB(※2)と、全体平均の37.5dB(※1)と同程度。負荷をかけた直後からファンが回転しますが、9分経過後でも38dBとそれほど上がらず、負荷をなくすとすぐに回転数が下がり無音になりました。
騒音の感覚と質感は掃除機の音に近いものの、静かな環境でも比較的使いやすいでしょう。発熱や音が作業の妨げになることは少ないといえます。
1:平均値は2025年3月時点での数値
2:約30dB台はささやき声程度の騒音(参照:日本騒音調査 騒音値の基準と目安)
保証・サポートの選択肢の多さもうれしいポイント。LINE・WEBでのチャットサポートは24時間無料で利用できるので、深夜に不具合があった場合でも困りにくいでしょう。実際に使っている人同士で情報を共有する、ユーザーコミュニティも利用できますよ。
比較した商品内には、電話サポートが有料だったりそもそも対応していなかったりするものが見られましたが、本品なら電話でのサポートを無料で受けられます。ただ期間が決まっているうえユーザー登録をする必要がある点は、頭に入れておきましょう。
メーカー保証期間は通常1年ですが、有償で最長5年に延長OK。有償のデータ復旧サービス・パーツ交換・増設サービス・引き取り点検サービスが用意されており、リカバリメディアの購入も可能です。
携帯しやすさはあと一歩。本体と充電ケーブルを合わせた重量は1,980gと重く、頻繁に持ち運びたい人にはあまり向きません。
サイズも大きめで、ベゼルを含めた画面の面積は86,620mm2と、全体平均の約84,925mm2(※2025年3月時点)をやや上回りました。本体の厚さも20.36mmと薄いとはいえず、カバンの中でかさばったり手に負担がかかったりする場合があります。
なお比較した商品のなかに持ち運びしやすいものはなく、平均的といえる結果でした。自宅メインで使う人には向いていますが、外出先に頻繁に携帯したいなら軽量コンパクトなモバイルパソコンなども検討してみてください。
CPUの種類 | Core i5 |
---|---|
CPUマルチコアのスコア(実測値) | 6608.67pts |
メモリ容量 | 16GB |
ストレージ容量 | 256GB |
インターフェース | HDMI、USB Type-A(USB 3.0)、Thunderbolt 4、USB Type-C(USB 4)、ステレオミニプラグ(イヤホン端子) |
バッテリーの持ち時間(実測値) | 約8時間55分 |
重量 | 1671g(実測値) |
付属品 | マニュアル類、ACアダプタ、保証書 |
良い
気になる
CPUの型番 | Core i5-1235U |
---|---|
CPUの世代 | 第12世代 Core プロセッサー |
CPUコア数 | 10コア |
CPUスレッド数 | 12スレッド |
CPUシングルコアのスコア(実測値) | 1518.67pts |
ストレージのベンチマークスコア(シーケンシャルリード) | 4068.68MB/s |
ストレージのベンチマークスコア(シーケンシャルライト) | 1952.51MB/s |
ストレージのベンチマークスコア(ランダムリード) | 609.91MB/s |
ストレージのベンチマークスコア(ランダムライト) | 333.41MB/s |
OS | Windows 11 Home |
システム上の最大輝度 | 270nit |
解像度 | WUXGA(1920×1200) |
内蔵カメラ | |
USB PD対応 | |
無線LAN規格 | Wi-Fi6E |
光学ドライブ | なし |
キーピッチ(実測値) | 18.5mm |
テンキーあり | |
タッチパネル | |
生体認証 | 顔認証 |
幅 | 35.5cm |
奥行 | 24.3cm |
高さ | 19.7cm |
画面比率 | 16:10 |
液晶 | 非光沢(ノングレア) |
メモリ規格 | LPDDR5 PC5-38400 |
Office詳細 | Microsoft Office Home and Business 2024 |
GPU | Intel Iris Xe Graphics |
マイク | ステレオマイク内蔵 |
ドライブ搭載 | |
有線LANポートあり |
富士通 LIFEBOOK PH50/J3 FMVP50J3Hの取扱店舗は、全国の家電量販店などです。インターネットなら富士通の公式オンラインストアで購入可能で、以下の特典がついてきます。値段は208,780円、未使用・未開封のキャンセル品は177,800円で販売中です(※2025年3月時点・公式オンラインストア参照)。
<特典>
ほかにも、楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトでも販売を確認できました。普段お使いのサイトがあればぜひチェックしてみてください。
コスパを重視するなら、ASUS Vivobook S15 S5507QA-PU165Wもおすすめ。15万円以下と手頃ながら、CPU性能が高くオフィスワークで求められるマルチタスク作業を快適に行えます。画面も非常に明るく、晴れた日の屋外でも見やすいでしょう。インターフェースが充実しているほか、ほぼ無音でスムーズにタイピングできますよ。
CPUの種類 | Snapdragon X PLUS |
---|---|
CPUマルチコアのスコア(実測値) | 6634.67pts |
メモリ容量 | 16GB |
ストレージ容量 | 512GB |
インターフェース | HDMI、USB Type-A(USB 3.0)、microSDカードスロット、ステレオミニプラグ(イヤホン端子)、USB Type-C(USB 4) |
バッテリーの持ち時間(実測値) | 約13時間26分 |
重量 | 1442g(実測値) |
付属品 | ACアダプター、製品マニュアル、製品保証書 |
良い
気になる
CPUの型番 | Snapdragon X Plus X1P-42-100 |
---|---|
CPUの世代 | |
CPUコア数 | 8コア |
CPUスレッド数 | 不明 |
CPUシングルコアのスコア(実測値) | 1110.00pts |
ストレージのベンチマークスコア(シーケンシャルリード) | 5088.22MB/s |
ストレージのベンチマークスコア(シーケンシャルライト) | 3957.84MB/s |
ストレージのベンチマークスコア(ランダムリード) | 500.76MB/s |
ストレージのベンチマークスコア(ランダムライト) | 551.22MB/s |
OS | Windows 11 Home |
システム上の最大輝度 | 600nit |
解像度 | 3K(2880×1620) |
内蔵カメラ | |
USB PD対応 | |
無線LAN規格 | Wi-Fi7 |
光学ドライブ | なし |
キーピッチ(実測値) | 19mm |
テンキーあり | |
タッチパネル | |
生体認証 | 顔認証 |
幅 | 35.26cm |
奥行 | 22.69cm |
高さ | 15.9cm |
画面比率 | 16:9 |
液晶 | 光沢(グレア) |
メモリ規格 | LPDDR5X-8448 |
Office詳細 | |
GPU | Qualcomm Adreno |
マイク | 内蔵アレイマイク |
ドライブ搭載 | |
有線LANポートあり |
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