気軽に複数台導入できるほど値段が安く、カメラの性能も高いと評判のアトムテック ATOM Cam。ネット上には高評価の口コミが多く寄せられていますが、少数ながら「動体検知ができない」との声もあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、ATOM Camを含むベビーモニター全18商品を実際に使って、画質のよさ・検知性能・モニターの使い勝手・設置の自由度・付加機能を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。屈曲試験機を用いた充電ケーブルの耐久検証や、陸上競技場でのランニングウォッチの測定精度検証などに取り組んできた。「ユーザーにとってベストな選択体験を提供する」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
結論からいうと、アトムテック ATOM Camは、映像のきれいさと価格を重視したい人におすすめです。実際にベビー人形を置いて撮影したところ、画質は明所・暗所ともにトップクラスのきれいさでした。「カメラ性能がよい」との口コミどおり、まつ毛が見えるほど鮮明です。
動体検知の精度も高く、検証ではほぼ完ぺきに手の小さな動きを検知しました。音声検知も搭載していて心強いですよ。ただし、スマホからアングル操作はできず、動体検知も一度作動すると5分間停止します。プッシュ通知が届いたら、一定時間は映像を見ておくのがよいでしょう。
メニュー表示がシンプルで、操作しやすいのも魅力です。アプリの案内もわかりやすく、指示どおり進めるだけで初期設定が完了しました。マグネットやネジ・両面テープで、好きな場所に設置できるのも便利。4台まで1画面で確認できるため、防犯対策用に複数台欲しい人にもおすすめですよ。
販売価格も執筆時点で税込2,500円(公式サイト参照)と、かなりリーズナブルです。とはいえ、検証では基本性能が高く、赤ちゃんの見守りに特化した機能を搭載した商品もあります。アングル操作ができて、子守唄・授乳タイマーなどの機能も備えた、ほかの商品も検討してみてはいかがでしょうか。
実際にATOM Camと比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
ATOM Camよりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
Yun Yun AI Baby Camera Co., Ltd
赤ちゃんの危険を察知する顔認識を搭載。便利機能も充実
アトムテックから販売されているATOM Camは、コンパクトでどこにでも設置できるのが特徴です。改めてどんな商品なのか、本記事でご紹介します。
アトムテックは、スマートホーム製品を販売している日本の企業です。 カメラと併せて、クラウドモーション検知無制限録画や、AIで人数をカウントするサービスも提供しています。
今回ご紹介するATOM Camは、ちょっとしたスペースに設置できるコンパクトサイズが魅力。壁や天井にも設置可能で、場所を問わずどこでも使えます。
1080pと高画質なうえ、2種類のナイトビジョンを搭載。デジタル8倍ズームで拡大したり、暗い場所でもカラーで撮影したりと、気になるところをしっかり確認できます。3,000円以下と監視モニターとしては低価格で、気軽に導入できるのもポイントです。
画質は、1080pのHDモード・720pのSDモード・360pモードから選択可能。デジタル8倍ズームで拡大すれば、カメラから離れた位置に動いた赤ちゃんもしっかり確認できますよ。
夜間の撮影モードは2種類です。白黒映像で記録する赤外線ナイトビジョンと、月明かり程度の明るさがあれば利用できる、高感度CMOSセンサーによるカラーナイトビジョンが選べます。カラー映像で残せると、防犯対策としても安心感がありますね。
画角は130度と広めです。一度に広い範囲が映るので、部屋じゅうをしっかりと確認できます。動体・音声検知を搭載しているのもメリット。留守中の家で何か動きがあったとき、ペットや赤ちゃんが泣いているときなど、変化を検知してスマホに通知が届きます。
高性能CPUが内蔵されていて、エッジAIで人体・犬猫の検出ができるのもATOM Camならでは。一般的な動体検出は動きがあったことしかわかりませんが、人なのかペットなのかまでプッシュ通知で確認できます。
スピーカーとマイクと内蔵しているので、アプリを使えばカメラ越しに話しかけられます。双方向の通話はできませんが、部屋で過ごしている子どもを呼んだり、寂しがっている愛犬に声をかけたりできますよ。
Alexaと連携ができるのも特徴。Amazonのスマートディスプレイ「Echo Show」をお持ちなら、スマホより大画面のモニターで映像確認ができます。
本体サイズは幅50×奥行50×高さ56mm、重量は109g。今回検証したベビーモニターのなかでは、最小クラスです。
冷蔵庫やバルコニーの手すりなど、鉄製の素材であれば、磁石内蔵の土台をくっつけて設置は完了。壁や天井・家具などに取り付けるときは、付属の両面テープで貼り付けるか、金属プレートを使用してネジで固定するか選べます。
今回検証で使用したATOM Camは、2021年5月に後継機「ATOM Cam2」が発売されました。ATOM Camとの違いは、IP67規格の防水・防塵設計。内部に粉塵や水が入り込まない構造なので、屋根のない場所にも設置が可能です。
画角は従来製品より若干狭い120度ですが、双方向通話にも対応。スマホから不安気な赤ちゃんやペットに声をかけるだけでなく、カメラ側からの音声も届きます。子どもが大きくなってきても、食事の時間を知らせるといった使い方ができて便利ですよ。
まずは、画質のよさを検証します。
ベビーベッドに赤ちゃんの人形を寝かせ、お昼寝を想定した明所と、夜の睡眠を想定した暗所の画質を確認しました。
画質のよさは、検証商品トップクラスの評価でした。
明所は、ベビー人形のまつ毛まで見えるほど精細。明るさもちょうどよく、表情をしっかりと確認できました。1080pの高画質を謳っているとおりの解像感です。
画角は130度で、底部の台座を伸ばすと高さや向きを変えられます。
ただし、アングル調整は手動のみで、スマホ操作はできません。直置きだけでなく、壁や天井・家具などにも設置できるので、赤ちゃんがフレームアウトしにくい場所を選びましょう。
暗所の画質も非常によく、表情をきちんと確認できました。「夜でもきれいに撮影できる」という口コミのとおり、くっきりした映像を映せます。
今回は赤外線ナイトビジョンで撮影しましたが、カラーナイトビジョンでも撮影が可能です。防犯用・家族やペットの見守りと、シーンに応じて切り替えられます。
次に、検知性能を検証します。
動体検知機能は、赤ちゃんの人形の手を明所と暗所でそれぞれ10回ずつ動かし、何回検知するかを計測。音声検知機能と顔認識機能は、機能の有無を確認しました。
検知性能も高評価を獲得。10回手を動かしたうち、9回以上動作検知が働きました。今回検証したなかには、寝返りほど大きな動作でないと反応しないものもあり、検知精度の高さが伺えます。
ただし、一度動きを検知すると5分間は作動しません。アプリに通知が届いたときは、少し手を止めて赤ちゃんの様子を注視するのがよいでしょう。
動体検知以外では、音声検知機能を搭載。顔認識はできませんが、赤ちゃんの泣き声にも反応するので、洗い物や掃除をしていても変化に気づけます。
続いて、モニターの使い勝手を検証します。
今回は、メニュー表示の見やすさ・アングル操作のしやすさ・動きのラグ・初期設定のしやすさの4項目から評価しました。
カメラの画角を調整するパンチルト機能がなく、モニターの使い勝手はいまひとつ。マルチビューで4台同時再生ができるので、1台で部屋じゅうをカバーするというより、複数台設置して見守り・監視するのに適しています。
映像に少しラグがあり、ワンテンポ遅いのも気になりました。
アプリの操作はスムーズです。メニュー画面がシンプルでわかりやすく、簡単に操作できました。初期設定もアプリの操作に従うだけで、トラブルなく完了。イラスト付きで案内されるので、何をしたらよいか迷いません。
【初期設定の手順】
最後に、付加機能を検証します。
マイク機能・カメラの遠隔操作・温度センサーなど、ベビーモニターに搭載されていると便利な機能があるかをチェックしました。
今回調査したうち、対応していたのはマイク機能と声かけのみでした。防犯対策や離れて暮らす家族・ペットの見守りなど、幅広い用途に対応した商品のため、赤ちゃんに特化した機能はありません。
マイクとスピーカーが搭載されているので、アプリを使って声をかけられます。相互通話ではないものの、駆け付ける前に泣いている赤ちゃんに話しかけられるのは便利なポイントです。
検知機能 | 動体、音 |
---|---|
モニタータイプ | スマートフォン |
良い
気になる
カメラの遠隔操作可能 | 不明 |
---|---|
暗所撮影可能 | |
カメラの幅 | 5cm |
カメラの奥行 | 5cm |
カメラの高さ | 5.6cm |
モニターの幅 | 不明 |
モニターの奥行 | 不明 |
モニターの高さ | 不明 |
マイク機能 | |
スマートディスプレイ対応 | Amazon Echo Show |
自動キャプチャ機能 | 不明 |
自動追尾機能 | 不明 |
最後に、育児をサポートする機能が充実している、おすすめの2商品をご紹介します。
トリビュートのワイヤレスベビーカメラは、モニターで角度を上下左右に調整可能。明所では赤ちゃんの表情をしっかり捉えられ、暗所でも見守りには十分な画質でした。異変を素早く察知できる動体・音声・温度の3つの検知機能があり、子守唄やタイマーといったサポート機能も豊富です。
パナソニックのベビーモニターは、動体検知の精度が検証トップクラス。10回人形の手を動かしたところ、毎回モニターに通知が届きました。画質も明所・暗所ともにきれいで、赤ちゃんの表情をきちんと確認できます。子守唄やホワイトノイズなど、寝かしつけに便利な機能もあって助かりますよ。
検知機能 | 動体、音、温度 |
---|---|
モニタータイプ | 専用モニター |
良い
気になる
カメラの遠隔操作可能 | |
---|---|
暗所撮影可能 | |
カメラの幅 | 10cm |
カメラの奥行 | 8.5cm |
カメラの高さ | 11cm |
モニターの幅 | 12cm |
モニターの奥行 | 4.3cm |
モニターの高さ | 8.3cm |
マイク機能 | |
スマートディスプレイ対応 | 不明 |
自動キャプチャ機能 | 不明 |
自動追尾機能 |
トリビュート ワイヤレスベビーカメラ BM-LTL2をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
検知機能 | 動体、音、温度 |
---|---|
モニタータイプ | 専用モニター |
良い
気になる
カメラの遠隔操作可能 | |
---|---|
暗所撮影可能 | |
カメラの幅 | 6.9cm |
カメラの奥行 | 7.7cm |
カメラの高さ | 12.3cm |
モニターの幅 | 通常時:12.5cm/スタンド使用時:12.5cm |
モニターの奥行 | 通常時:8.1cm/スタンド使用時:4.8cm |
モニターの高さ | 通常時:3.7cm/スタンド使用時:7.9cm |
マイク機能 | |
スマートディスプレイ対応 | 不明 |
自動キャプチャ機能 | 不明 |
自動追尾機能 | 不明 |
パナソニック ベビーモニターをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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