スタイリッシュなデザインが魅力的な一人暮らし向け冷蔵庫、東芝 BSシリーズ 冷蔵庫 GR-U15BS。「3日経ったサニーレタスがシャキシャキしている」と好評な口コミがある一方、「冷凍室が小さい」といった評判もあり、購入を迷っている人もいるのでないでしょうか。
今回はその実力を確かめるため、以下の3つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気の三菱電機やパナソニックなどの一人暮らし向け冷蔵庫とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、一人暮らし向け冷蔵庫選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
東芝 BSシリーズ 冷蔵庫 GR-U15BSは、耐熱天板・自動霜取り・温度調節といった機能が充実した一品です。比較したなかには耐熱天板を備えていない商品もありましたが、こちらは冷蔵庫の上にオーブンレンジを設置可能。省スペースにキッチンをまとめたい一人暮らしにぴったりです。セミマットカラーを採用したスタイリッシュなデザインも大きな魅力といえます。
冷蔵室の収納量が多い点も注目。2~3日分の食材が保存できました。ただし、比較したほかの商品のようにドアポケットの中段には500mLの缶ビールが入りません。背の高いものは最下段・フリーケースなどを使う必要があります。ドアポケットにたっぷり入って整理しやすいとの謳い文句とは異なる結果です。
冷凍室も、広さ・深さともにあと一歩。下段に冷凍食品を入れたところ、8個しか入りませんでした。比較した50L台の冷蔵庫は冷凍食品10個・ペットボトル3本が同時に入ったことを思うと、最低限の収納量といえます。上段は高さがないため、アイスカップの積み重ねはできません。「冷凍庫が小さい」との口コミにも頷ける結果です。
とはいえ、鮮度維持力はそこそこレベル。実際に冷蔵保存した食品を食べると、野菜・肉・魚ともに食べるのに支障のないレベルの鮮度をキープできました。「3日経ったサニーレタスがシャキシャキしている」という口コミほどではないものの、「おいしく食べられる」との声があがっています。
便利な機能つきで冷蔵室の収納量が多いので、自炊をする人も十分活用できる冷蔵庫といえるでしょう。ただし、整理のしにくさ・冷凍室の小ささは懸念点。自炊頻度が高い人は、より収納量が多く使い勝手もよかった上位商品も検討してみてくださいね。
そもそも一人暮らし向け冷蔵庫とは、容量が150~200L程度の商品のこと。1~2ドアのタイプで、3~5日分の食材を収納できる冷蔵庫が多くあります。
東芝 BSシリーズ 冷蔵庫 GR-U15BSは、定格内容積が153Lの冷蔵庫。「一人暮らしにうれしい収納量」と謳い、コンパクトながら使いやすい工夫を凝らした一品です。どんなキッチンにもなじみやすいよう、スタイリッシュなデザインを採用しています。
開発した東芝は、「もっとすっきり、もっと気持ちよく」「暮らしを変える」をテーマに掲げ、家電を販売しているメーカーです。キッチン家電・生活家電・空調機器など、幅広く取り扱っています。
冷蔵室は、定格内容積が110L。棚数は3段で、汚れを拭き取りやすい強化ガラスを採用しています。3段のドアポケットは、2Lのペットボトルが3本入る仕様です。
冷凍室の定格内容積は43Lで、スライドケースつき。整理のしやすさにこだわっています。
冷蔵庫の上部には、耐熱天板を使用しています。100℃の温度に耐えるので、オーブンレンジの設置も可能。自動霜取り機能も搭載しています。
カラー展開は、セミマットブラックとセミマットホワイトの2色です。落ち着いた雰囲気を演出する、セミマットカラーを採用しています。
今回は東芝 BSシリーズ 冷蔵庫 GR-U15BSを含む、一人暮らし向け冷蔵庫全10商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まず、冷蔵室の収納のしやすさを検証しました。冷蔵庫収納家である福田かずみさんの立ち会いのもと、冷蔵室の収納をチェックします。500mLのビール缶は入るか、棚は3枚以上あるか、ドアポケッ
トにはさまざまな飲み物や調味料が入るかなどを評価しました。
あわせて、冷凍室の収納のしやすさも検証。上段に8食以上・下段に10食以上冷凍食品が入るか、深さがあるか、ドアを奥まで引き出せるかなどを調べました。
冷蔵室の棚数は3段で、2~3日の食材を保存できるほどの容量です。比較した棚数4段の商品には収納量が劣るものの、自炊する日と外食の日が半々くらいの人であれば問題ないでしょう。野菜ポケットとフリーケースもあり、野菜をたくさん入れられます。
ただし、500mLの缶ビールは収納できませんでした。比較した商品には棚数が4段でも500mLがすっぽり入る冷蔵庫もあったので、棚の高さは十分とはいえません。「一人暮らしにうれしい収納量」と謳うとおり収納量はそれなりにありますが、整理しにくいと感じる場合もあるでしょう。
ドアポケットは、最下段に2Lのペットボトルがすっぽり入りました。中段には、中くらいの大きさの調味料が2列に並べられます。ただし、高さはあまりなく、500mLのペットボトルやマヨネーズ・ケチャップは入りませんでした。最上段も2列に並べられるほどの広さはありません。
比較したなかでドアポケットが3段の商品は効率よく収納できる傾向がありましたが、本商品は大きな調味料の整理がしにくい点がネック。「たっぷり入って整理しやすい」と謳っていますが、いまひとつの評価でした。背の高いものを入れたいときは、ドアポケットの最下段やフリーケースを使う必要があります。
冷凍室には引き出しが2つあり、収納量は43Lです。引き出し範囲は広く、すべて引き出すことが可能。金具のストッパーがしっかり作用します。
下段には冷凍食品が8個入り、ペットボトルを縦に収納できました。ペットボトルを入れなければ、冷凍食品が10個入ります。とはいえ、比較した50L台の商品のなかには、冷凍食品10個とペットボトル3本が同時に入るものも。こちらは最低限レベルの収納量といえます。
上段は高さがなく、入った冷凍食品は7個とやや少なめ。アイスカップを積み重ねることもできませんでした。上段・下段ともに大容量とはいえず、「冷凍庫が小さい」と口コミで指摘されていたとおりやや物足りなく感じる可能性があります。自炊が少ない人にはあまり向いていません。
続いて、使いやすさの検証です。耐熱天板があるか、自動霜取り機能があるか、温度調節機能があるかなど、一人暮らしに便利な機能がついているかをチェックしました。
本商品の上部は耐熱天板になっており、耐熱温度は100℃・耐荷物重は30㎏です。トースターは乗せられませんが、オーブンレンジは設置可能。比較した商品には耐熱天板仕様の冷蔵庫が多くあり、本商品も同様にキッチン家電を省スペースにまとめられます。
自動霜取り機能も搭載。蒸発皿に霜が溜まり、自動で蒸発する仕組みです。また、温度調節機能にも注目。庫内温度を早めに下げて食品への影響を軽減させ、食品の鮮度を保ちやすくします。 使いやすさへの工夫が詰まった一品といえるでしょう。
最後に、保存した食材のおいしさを検証しました。
千葉大学名誉教授・元内閣府食品安全委員会委員の石井克枝さんにアドバイスをもらいながら検証。冷蔵室にマグロ・ひき肉を2日間、野菜を5日間、冷凍室に牛肉を7日間保存して様子を観察し、5人のモニターに保存後の食材を試食してもらいました。劣化による特徴が現れているかを判定し、評価します。
野菜は、本来のシャキッとした食感が失われているものが多くありました。とくにレタスとほうれん草に関して、モニターから「水分が減ってしんなりしている」「歯ごたえがあまりない」などの意見が多数。トマトについても、「果肉感がない」という意見が見られました。
においはそこまで問題ありませんが、風味・味ともに新鮮なものよりやや劣化しています。モニターから「甘さが弱まった」「苦味がある」という声が多数あがりました。比較した商品には新鮮な野菜と遜色ない状態で保存できたものもあったため、惜しい結果です。
「3日経ったサニーレタスがシャキシャキ」との口コミには及びませんでしたが、食べるのに支障はありません。新鮮な状態でおいしく味わいたいなら、早めに食卓に運びましょう。
<トマトのおいしさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
比較したなかには肉や魚の劣化が目立つ商品もありましたが、どちらも気になるほどの劣化は見られず。マグロについてモニターからは、「旨みがありおいしかった」「新鮮なものとして出されても違和感なく食べられる」といったプラスコメントがあがっています。なかには「鮮度が落ちている感じ」という声もあるものの、比較的おいしく食べられるでしょう。
ひき肉や牛肉も高評価に。「しっかり肉らしい」「鮮度が保てている」といった声があがりました。パサつき・旨みの減少への指摘はありますが、食べるうえでとくに問題を感じるほどではありません。
<マグロのおいしさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
定格内容積 | 153L |
---|---|
幅 | 479mm |
奥行 | 582mm |
高さ | 1,269mm |
ドア開閉タイプ | 右開き |
食品の収納可能スペース | 不明 |
---|---|
冷蔵室の定格内容積 | 110L |
冷蔵室の収納可能スペース | 不明 |
冷凍室の定格内容積 | 43L |
冷凍室の収納可能スペース | 不明 |
重量 | 40kg |
冷却方式 | 間冷式(ファン式) |
野菜室あり | |
チルド室あり | |
稼動音 | 33.8dB |
年間消費電力(50Hz/60Hz) | 298kWh |
省エネ基準達成率 | 102% |
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東芝 BSシリーズ 冷蔵庫 GR-U15BSは、楽天・Yahoo!ショッピングなどのECサイトで購入可能です。Amazonでは中古品を取り扱っている場合もあるので、お得に手に入れたい人はぜひチェックしてください。
実店舗であれば、ヤマダ電機やビックカメラなどの家電量販店で取り扱いがあります。実際に商品を見て購入を決めたい人は、最寄りの取扱店舗を探して在庫を確認してみましょう。
冷蔵庫を設置する際は、周囲に放熱スペースを設けましょう。隙間をあけることで、冷却力の低下・振動音・壁の変色などを防ぎます。東芝 BSシリーズ 冷蔵庫 GR-U15BSは、左右3cm・上15cm・背面6cm以上をあけて設置してください。
冷却力の低下につながるため、熱気や直射日光の当たる場所の設置は避けましょう。振動や扉下がりを防ぐため、床が丈夫で水平な場所に置くこともポイント。床がクッションフロア・絨毯・畳・フローリングなどの場合は、丈夫な板を敷いた上に設置してください。
(出典:公式サイト)
最後に、大容量の冷凍室を備えた一人暮らし向け冷蔵庫をご紹介します。
三菱電機 Pシリーズ MR-P17Hは、冷蔵室・冷凍室ともに整理しやすい商品。冷凍室の下段には冷凍食品が11個も入り、上段にはアイスカップを2個積み重ねて収納できました。冷蔵室には4枚の棚があり、チルド室も搭載。ドアポケットも大容量で、上段・中段に調味料を2列に入れられます。
自炊と冷凍食品の頻度が半々程度の人には、パナソニックのパーソナル冷蔵庫 NR-B17HWがおすすめです。冷凍室の下段は、11個の冷凍食品を入れてもスペースが余るほどの大容量。十分な深さがあり、スペースの有効活用ができます。冷蔵室には2~3日分の食材が収納できました。
定格内容積 | 168L |
---|---|
幅 | 480mm |
奥行 | 595mm |
高さ | 1,338mm |
ドア開閉タイプ | 右開き |
食品の収納可能スペース | 不明 |
---|---|
冷蔵室の定格内容積 | 122L |
冷蔵室の収納可能スペース | 不明 |
冷凍室の定格内容積 | 46L |
冷凍室の収納可能スペース | 不明 |
重量 | 37.0kg |
冷却方式 | 間冷式(ファン式) |
野菜室あり | |
チルド室あり | |
稼動音 | 35.3dB |
年間消費電力(50Hz/60Hz) | 308kWh |
省エネ基準達成率 | 100.0% |
三菱電機 冷蔵庫 MR-P17Hをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
定格内容積 | 168L |
---|---|
幅 | 480mm |
奥行 | 586mm |
高さ | 1,293mm |
ドア開閉タイプ | 右開き |
食品の収納可能スペース | 不明 |
---|---|
冷蔵室の定格内容積 | 124L |
冷蔵室の収納可能スペース | 不明 |
冷凍室の定格内容積 | 44L |
冷凍室の収納可能スペース | 不明 |
重量 | 36kg |
冷却方式 | 間冷式(ファン式) |
野菜室あり | |
チルド室あり | |
稼動音 | 35.9dB |
年間消費電力(50Hz/60Hz) | 308kWh |
省エネ基準達成率 | 100% |
パナソニック パーソナル冷蔵庫 NR-B17HWをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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