緊急時に備えた持ち運びやすさを謳う、ヘリテイジ エマージェンシーツェルト 2G。口コミが少なく、評判がわからないため、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など、人気のツェルトとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行っているので、購入を迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
アウトドア用品・自転車・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
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ヘリテイジ エマージェンシーツェルト 2Gは、ツェルトを使い慣れた、できるだけ軽量コンパクトなものがほしい人におすすめです。重量の実測値は212gと非常に軽く、収納後も手のひらサイズにまとまるのが大きなメリット。比較した軽量な商品のなかでもとくに持ち運びやすく、カバンの中でも場所を取りにくいでしょう。
高い防水性も備えており、専門機関での耐水圧の測定結果は2,998mmでした。検証したなかには、水が浸みやすい2,000mm以下の商品もありましたが、一時的な雨なら十分しのげる性能があるといえます。
また比較した商品には少ない透湿性のある生地のため、結露や蒸れを防げます。床面は使いやすい長方形で、横になれるスペースもありますよ。ただし長さが190cmと小さいため、身長が高い人は窮屈に感じることも。通気口は全開放のため、虫の侵入が気になる人も注意してくださいね。
使い勝手もやや物足りない印象でした。頭を出してポンチョのように使えるものの、タープとしては使用不可。張り綱をかける箇所も、底面4か所・上部2か所と最低限のものしかついていません。場所によっては設置しにくく、ある程度扱いに慣れた人でないと難しい可能性があります。
とはいえ、携行性に優れており、防水性・中の使い心地ともによい商品です。どちらかというと上級者向けなので、検証結果を参考にぜひ購入を検討してみてください。
ツェルトとは、緊急時に使用する小型軽量テントのこと。万一遭難した際も雨風をしのげるため、登山などの際にはぜひ携帯したいアイテムです。
今回は、登山用品を手がけるヘリテイジから、エマージェンシーツェルト 2Gをご紹介します。高強度10Dナイロンリップストップの生地に、防水透湿通気PUコーティングが施されているのが特徴。耐水圧は前モデルの約1.5倍、透湿性は約1.9倍へアップしたと謳われています。
サイズは幅80×奥行190×高さ90cm。1人用ですが、頭を交互にすれば2人寝られるといわれています。カラーは目立ちやすいレスキューオレンジを使用していますよ。
今回は、ヘリテイジ エマージェンシーツェルト 2Gを含むツェルト10商品を実際に用意して、比較検証を行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
ヘリテイジ エマージェンシーツェルト 2Gの魅力のひとつは、防水性の高さにあります。実際に専門機関で測定した耐水圧は、2,998mmと比較したなかでも高めでした。
検証の結果、耐水圧が約3,000mmあると、浸水を大幅に遅らせられることがわかりました。本商品は生地の継ぎ目からの浸水を防ぐシームテープは使われていないものの、浸水しにくく、ある程度の雨なら耐えられるといえます。
なかには耐水圧が2,000mm未満と低く、濡れた地面に敷くと水が浸みてくる商品も。低体温症の可能性も考慮して、本商品のような高い耐水圧の商品を選ぶようにしてくださいね。
重量の実測値は、212gと非常に軽量。比較した商品の平均も約269g(※執筆時点)と軽いものがほとんどでしたが、そのなかでもとくに持ち運びやすさに優れています。
収納サイズも直径7.5cm×15cmとコンパクトで、一般的なレインウェアより小さくまとまりやすいのも魅力。いつもの装備に追加しやすく、持ち運びの際に負担がかかりにくいでしょう。
居住性の高さも良好です。なかでも比較した商品には少ない、透湿性のある生地(約8,800g/m2/24hrs)を使用しており、結露しにくいのがポイント。高さは90cmと低めながら、天井の形状は水平、床面は長方形と使いやすい形です。
ただ、床面積は1.52m2・長辺の幅は190cmと若干小さめ。横になって寝られるスペースはあるものの、体格のよい人は窮屈に感じられるかもしれません。またベンチレーションは全開放となっているため、虫の侵入が気になる人も注意してくださいね。
「身長が190cm未満なら大丈夫」と考える人もいるかも知れません。しかし、実際は壁面の布が垂れ下がるうえ動くスペースが必要なので、最低でも身長+20cmくらいの空間がないとかなり窮屈に感じます。高身長の人は選ぶときに注意しましょう。
気軽に持ち運びやすいものの、汎用性についてはやや惜しい結果となりました。床部分はボタンで張り合わせられるため、グローブをしていても簡単に固定できるのは長所。また、頭を出してポンチョとして被ることもできます。
しかし張り綱をかけられる箇所は、底面4か所・上部2か所と基本の箇所のみ。張り方のバリエーションが少なく、環境によっては設置しにくい場面もあります。また出入口が1か所のみなので、タープのような使い方はできない点にも要注意です。
さまざまなシチュエーションで設営しやすいものなら、「モンベル U.L.ツェルト」がおすすめです。張り綱をかけられる箇所は10か所と多く、場所によって柔軟に設置できます。タープとしても使えるので、通常のキャンプにも使えますよ。
耐水圧(実測値) | 2,998mm |
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重量(実測値) | 212g |
展開時の幅 | 190cm |
展開時の高さ | 90cm |
展開時の奥行 | 80cm |
最大使用人数 | 1~2人 |
良い
気になる
ポンチョとして使用可能 | |
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タープとして使用可能 | |
張り綱をかける場所の数 | 6(底面4+上部2) |
付属品 | 収納袋 |
出入り口数 | 1面 |
素材 | ナイロンリップストップ(透湿ポリウレタンコーティング) |
ここからは、ヘリテイジ エマージェンシーツェルト 2Gとは違う魅力を持った、おすすめの商品をご紹介します。
モンベル U.L.ツェルトは、張り綱をかける箇所が10か所と多いのが魅力。緊急時でも、周囲の環境に合わせてツェルトを立てられます。タープとしても使えるので、活用シーンが広がりますよ。
また比較したなかでもとくに高い防水性があり、耐水圧の実測値は5,007mmとトップクラスでした。長時間雨に当たっても、浸水の心配は少ないでしょう。展開時の幅も200cmと、成人が楽に寝られるスペースがあります。重さも292gと軽く、気軽に持ち運び可能です。
finetrack ツエルト1は、テント代わりにも使える高い居住性を持つ商品です。長さ200cmと横になれるスペースに加えて、生地には透湿性があり、蒸れや結露を防げます。通気口がメッシュのネットで塞がれているので、虫も入りにくい仕様です。
張り綱をかける箇所は11か所と多く、どこでも設営しやすいのもメリット。耐水圧の実測値も2,998mmと高く、防水性にも優れています。重量も219gとかなり軽量です。
ここからは、ツェルトの基本的な張り方をご紹介します。
張り綱やポールは、手持ちのロープやトレッキングポールのほか、立ち木や木の枝でも代用可能です。ヘリテイジの公式サイトには専用のポールセットもあるので、合わせてチェックしてください。
ツェルトの検証で上位を獲得した商品をご紹介します。エマージェンシーツェルト 2G以外にも、ぜひ以下のおすすめ商品も検討してみてくださいね。
耐水圧(実測値) | 5,007mm |
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重量(実測値) | 292g |
展開時の幅 | 200cm |
展開時の高さ | 90cm |
展開時の奥行 | 80cm |
最大使用人数 | 1~2人 |
良い
気になる
ポンチョとして使用可能 | |
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タープとして使用可能 | |
張り綱をかける場所の数 | 10か所(底面8+上部2) |
付属品 | 収納袋 |
出入り口数 | 2面 |
素材 | ナイロン |
モンベル U.L.ツェルトの評判・口コミは?実際に使用してメリット・デメリットを徹底レビュー!
耐水圧(実測値) | 2,998mm |
---|---|
重量(実測値) | 219g |
展開時の幅 | 200cm |
展開時の高さ | 90cm |
展開時の奥行 | 80cm |
最大使用人数 | 1~2人 |
良い
気になる
ポンチョとして使用可能 | |
---|---|
タープとして使用可能 | |
張り綱をかける場所の数 | 11か所(底面9+上部2) |
付属品 | 収納袋 |
出入り口数 | 1面 |
素材 | ナイロン(ポリウレタン防水透湿コーティング) |
ファイントラック ツエルト1の評判・口コミは?実際に使用してメリット・デメリットを徹底レビュー!
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