ワンタッチでパッと開き、大人3人でもゆったり寝転べると謳う、タンスのゲン ENDLESS BASE ポップアップテント 200cm。「軽くて持ち運びが楽」「5人家族でもゆったり過ごせる」と評判です。しかし、「収納が面倒」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のコールマンジャパンやチャムスなどのポップアップテントとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ポップアップテント選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
キャンプ歴は10年以上でキャンプインストラクターの資格を保有。焚き火を囲んで料理を楽しむキャンプはもちろん、蛇や虫を食べるサバイバル寄りのキャンプ・秘境探検などの幅広いアウトドア活動を行なっている。自身の経験や知識を活かし、現在はマイベストにて誰もが知ってるメジャーブランドから、通好みなマイナーブランドにいたるまで、幅広い商品を徹底的に比較・検証している。「初心者から上級者まで幅広く楽しめるギア選び」をモットーに、ユーザー目線に立ったコンテンツ制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
タンスのゲン ENDLESS BASE ポップアップテント 200cmは、快適に滞在したい人におすすめのモデル。100cmの長さの独立したフロントシートがあり、出入りがスムーズです。足を伸ばしてゆったり過ごせるのも魅力。比較した商品にはフルクローズできないものもありましたが、本商品はフルクローズでき、プライベートな空間を作れますよ。
遮熱性・通気性も良好で、夏のデイキャンプや海水浴でも快適に使用できます。比較したなかには遮熱効果が5℃程度しかないものもありました。本商品は測定箇所の表面温度を49.1℃から32℃に下げ、熱を17℃カットできましたよ。出入り口にはメッシュ素材を採用しているので、風も入ってきます。
ただし、UVカット率は94.3%とやや低め。日焼けを徹底的に防ぎたい人でなければ問題なく快適に使用できますが、日差しの強い真夏に使用したい場合は、上位にランクインした別商品もチェックするとよいでしょう。
設営・片づけのしやすさも良好。実際に設営・片づけを行ったモニターからは「ワイヤーの折り込みが簡単で、女性1人でも簡単に仕舞えた」「勢いよく広がるわけではないので、小さい子どもが近くにいても安全」などの声が挙がりました。一方で「多少の力と慣れが必要な点は気になる」との声もあり、口コミどおり収納が面倒と感じる人もいるようです。
「5人家族でもゆったり過ごせる」との口コミどおり広々過ごせる一方で、持ち運びやすさはいまひとつ。収納したときの直径は63cmと大きく、2.41kgの重量もネックです。比較した商品には直径50cm以下のものや、重量1kg以下のものも。展開サイズと持ち運びやすさを考慮して、自分の重視するポイントにマッチするものを選んでくださいね。
実際にタンスのゲン ENDLESS BASE ポップアップテント 200cmと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイポップアップテントと、設営・片づけのしやすさ・涼しさ・UVカット率・持ち運びやすさ・快適さそれぞれの項目でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
タンスのゲン ENDLESS BASE ポップアップテント 200cmの購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
Newell Brands
誰でも手軽に使える!過ごしやすさにも優れた優秀なテント
そもそもポップアップテントとは、通常のテントに比べて設営・撤収が簡単なテント。軽量・コンパクトで持ち運びやすいものが多く、宿泊を伴わないデイキャンプやお花見などにぴったりです。遮熱性やUVカット効果に優れたものも多いので、真夏の海水浴などにも向いていますよ。
今回ご紹介するタンスのゲン ENDLESS BASE ポップアップテント 200cmもそんなポップアップテントのひとつ。タンスのゲンは、ベッド・寝具からキャットタワーなどのペット用品まで幅広く扱う企業です。
本商品は、タンスのゲンのアウトドアブランド「ENDLESS BASE」の商品。遮光性の高いシルバーコーティング生地を採用していて、UVカット率は95%を超えます。耐水圧が1,200mmあるので、急な雨も凌げるとアピールしています。
本商品のサイズは、幅200×奥行180×高さ135cm。大人3人でもゆったり寝転べると謳っています。前面には着脱可能な100cmの長さのシートが連結していて、足を伸ばして広々使えますよ。
カラーは、ボタニカル・ティニートライ・スモーキーグリーン・アッシュグレー・エクルベージュの5色展開。自分の好みやほかのアイテムとの相性を考慮して選んでくださいね。
また、ワンサイズ上のモデルもラインナップ。幅250×奥行180×高さ135cmと幅が50cm広くなります。使用人数に合わせて適したサイズをチョイスしましょう。
今回はタンスのゲン ENDLESS BASE ポップアップテント 200cmを含む、ポップアップテント全12商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
まずは、設営・片づけのしやすさの検証です。
20代以上の男女モニター5人が実際に設営・片づけを実施。広げやすさ・自立しやすさ・たたみやすさ・収納袋への入れやすさをチェックしました。
広がり方は緩やかです。比較した商品には袋から出すだけで瞬時に広がるものもありましたが、本商品はスムーズとはいえませんでした。
モニターからは「開く勢いがぬるぬるっと動く感じで遅かった」との声も。広げやすいと回答したのは5人中3人に留まりました。手早く準備したい人には向かないかもしれません。一方、ゆっくり広がるため、小さい子どもとのキャンプで使うなら選択肢にいれてもよいでしょう。
自立しやすさも良好。モニターからは「ワイヤーが硬く、しっかり自立する」との声が挙がりました。一方、「やや安定感に欠ける」とコメントしたモニターも。比較した商品には倒れるリスクが少ないものもあり、海辺など風が強い場所で使いたい場合は要注目です。
<広げやすいかについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
たたみやすさは良好で、モニター5人中4人が満足と評価。比較した商品にはワイヤーが複雑で折りたたみにくいものもありましたが、モニターからは「ワイヤーの折り込みが簡単で、女性1人でも簡単に仕舞える」などの声が挙がりました。
一方で、「説明書通りやったら比較的スムーズにたためたが、多少の力と慣れが必要な点は気になった」との声も。「収納が面倒」との口コミのとおり、慣れるまではたたむのが大変と感じる人もいるようです。
また、収納袋のサイズは余裕があり、口が大きく開くのもうれしいポイント。比較した商品には、収納袋が小さく、強い力で押し込む必要のあるものもありました。急な雨などで素早く撤収したい場合は、本商品が選択肢になるでしょう。
<たたみやすいかについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
続いて、涼しさの検証です。遮熱温度・窓の大きさ・窓の数・窓の方向をチェック。「真夏の炎天下でも日差しを感じない商品」を高評価としました。
本商品は、シルバーコーティング生地を採用していて、遮熱性は良好。比較したなかには遮熱効果が5℃程度しかないものもありましたが、本商品は測定箇所の表面温度を49.1℃から32℃に下げられ、17℃の遮熱効果を発揮しました。
また、出入り口はメッシュで、通気性にも優れています。本商品も問題なく快適に使用できますが、比較したコールマンジャパン クイックアップIGシェード+は、ブラックコーティング加工が施されていて、23℃の遮熱効果をマーク。ベンチレーションが2つあり、通気性もよいので、真夏に使用したい場合は要チェックです。
続けて、UVカット率を検証しました。テント内に紫外線強度計を固定し、50cm離れた位置から人工太陽照明灯で光を照射してテント内の紫外線量を測定。「真夏の炎天下でも日差しを感じない商品」を満足の基準として評価しました。
本商品のUVカット率は94.3%。比較した商品の平均値92.85%(※執筆時点)は上回るものの、絶対に日焼けをしたくない人には物足りないといえるでしょう。
比較したブラックコーティング加工が施されたコールマンジャパン クイックアップIGシェード+は、紫外線をまったく通しませんでした。真夏のデイキャンプ・海水浴など日差しの強い環境で快適に使用したい場合は、ぜひチェックしてくださいね。
次は、持ち運びやすさの検証です。収納したときの重さ・幅に加え、手持ち紐の長さもチェック。「マザーズバッグよりもコンパクトなうえに、片手で簡単に持てる商品」を高評価としました。
本商品の重量は2.41kg。「軽くて持ち運びが楽」との口コミもありましたが、比較した商品にはチャムス ポップアップサンシェード2人用のように1.5kgを下回るような軽量なものもありました。持ち運びやすさにこだわる場合は、ぜひチェックしてくださいね。
また、幅も63cmと大きめ。手持ち紐は60cmと長く持ちやすいものの、持ち運びやすさには不満が残る結果になりました。比較した商品には収納したときの幅が50cmを下回るものも。ほかにも荷物が多いデイキャンプで気軽に持ち運びたい場合は、上位にランクインした商品も検討するとよいでしょう。
最後は、快適さの検証です。耐水性・フルクローズの可不可・フロントシートの可不可・メッシュの有無・テント床面積などをチェック。「大雨が降っても問題なく使用でき、プライベート感と開放感を両立して中で広々と過ごせる商品」を高評価としました。
展開したときの幅は200cm、奥行は180cm。長さ100cmの独立したフロントシートがあり、広々と使用できます。「5人家族でもゆったり過ごせる」との口コミにも納得です。比較した商品には幅が120cmしかないものも。使用人数を想定し、無理なく快適に過ごせるものを選びましょう。
耐水圧は1,200mmあり、急な天候変化にも対応可能。出入り口はフルクローズにもメッシュにもできるので、利用シーンに応じて使い分けられますよ。比較したなかにはフルクローズできないものもあるので、プライバシーを確保したい場合にも本商品が選択肢になります。
展開時の幅 | 200cm |
---|---|
展開時の高さ | 135cm |
収納時の直径(実測値) | 63cm |
展開時の奥行 | 180cm |
UVカット率(実測値) | 94.3% |
持ち紐の長さ | 60cm |
良い
気になる
タンスのゲン ENDLESS BASE ポップアップテント 200cmは、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで購入可能です。送料や値段なども比較し、お得に購入できるショップを選びましょう。
また、タンスのゲン公式サイトでも購入できます。値段は執筆時点で税込5,999円(※公式サイト参照)です。送料無料なのもうれしいポイント。ワンサイズ上のポップアップテントや宿泊にも使用できるワンタッチ式のドームテントも販売されているので、ぜひチェックしてくださいね。
ポップアップテントはどこに設営してもよいわけではありません。テントの使用が禁止されている公園やビーチもあるので、事前にテントの使用可否を確認しておきましょう。
ネットで「お住まいの市区町村名+テント+条例」で検索すると、使用可否を確認可能。情報が載っていない場合は、管理局に電話して確認するとよいでしょう。公園での使用が難しい場合は、近くにデイキャンプ場がないか探すのもひとつの方法です。
使用後に濡れたまま放置するとカビ発生の原因になります。晴れていたとしても湿気や結露でテントは濡れるので、撤収前に日光に当ててしっかりと乾燥させるようにしましょう。
また、汚れや虫などを一緒に取り込まないようにも注意。劣化の原因になります。雨天で乾燥できない場合は、改めて自宅で干してくださいね。長く仕舞い込まず、頻繁に使用して風を通すのも長持ちさせるためのポイントです。
ポップアップテントをうまくたためない場合は、フレームがねじれている可能性があります。フレームの表裏が反対になっている場合があるので、テントを広げ直し、ねじれているフレームの面を元の形に整えましょう。そして時間をかけず、素早くたたむのがコツです。
また、テント内に空気が残っている場合もうまくたためません。テント内の空気の逃げ道を確保するために出入り口を開放し、空気を抜きながらたたみましょう。
最後に、UVカット率が高く、真夏の使用に適したモデルをご紹介します。
設営・片づけのしやすさにこだわるなら、コールマンジャパン クイックアップIGシェード+がおすすめ。ブラックコーティング加工が施され、紫外線を100%カットできます。袋から出すだけで設営でき、収納袋が大きいので収納も簡単。耐水圧が3,000mmあり、急な天候変化にも対応可能です。
コンパクトなモデルがほしい人には、クラージュ ポップアップテント ladtent003にも要注目。重量1.65kg、幅は49cmと小さく折りたため、持ち運びやすいのが特徴です。UVカット率は98%あり、ライトブルー・ミントグリーンなど涼しげなカラーも選べるので、海水浴にも適していますよ。
展開時の幅 | 200cm |
---|---|
展開時の高さ | 125cm |
収納時の直径(実測値) | 56cm |
展開時の奥行 | 150cm |
UVカット率(実測値) | 100.0% |
持ち紐の長さ | 85cm |
良い
気になる
展開時の幅 | 120cm |
---|---|
展開時の高さ | 120cm |
収納時の直径(実測値) | 49cm |
展開時の奥行 | 160cm |
UVカット率(実測値) | 98.0% |
持ち紐の長さ | 57cm |
良い
気になる
ラドウェザー ポップアップテントをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。