パワフルに吸引できると話題の、Panasonic(パナソニック) 加湿空気清浄機 F-VXV90。インターネット上では「脱臭効果があった」「音が静か」など高評価の口コミを見かけますが、実際のところ評判どおりなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のAcerや象印の空気清浄機とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、空気清浄機選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
パナソニック 加湿空気清浄機 F-VXV90は、ペットやタバコのニオイが気になる部屋におすすめです。ニオイが強いくさやを入れたアクリルボックス内で稼働させた結果、わずか2分で脱臭できました。比較したなかには脱臭に6分以上かかった商品も数品あったのに対し、「脱臭効果があった」という口コミどおりの脱臭力です。
謳い文句に「独自の気流で花粉やハウスダストを除去」とあるように、集じん力も高評価。煙が充満したアクリルボックス内で1分間使用したところ、煙はほとんどなくなりました。上位商品の象印 空気清浄機 PU-SA35-WAを含む比較した商品の大半が高い集じん力を発揮していますが、こちらも空気中の汚れをしっかり抑制できるでしょう。
センサー機能の感度も良好です。制汗スプレーを噴射すると、アクリルボックス内の商品のセンサーは素早く反応しました。「音が静か」という口コミどおり、静音性も優秀。比較したなかには一番弱いモードでも50dB近い稼働音がする商品もあったのに対し、静音モードで使うと30dB程度とかなり静かに使えました。
一方で、使い勝手はいまひとつ。加湿機能がついているため1台2役で使えるものの、そのぶん構造が複雑でお手入れが必要な部分が11箇所もあります。加湿機能がないAcer AC551-50Wは2箇所のみだったのに対し、管理に手間がかかるでしょう。比較した象印のPU-SA35-WAのような薄型設計でもなく、置き場所を選ぶ点もデメリットです。
執筆時の価格が税込99,000円(公式サイト参照)と高価格帯なだけあって、優れた脱臭力・集じん力に加え、5つのセンサーやスマホ連携など便利な機能もそろっています。空気清浄機・加湿器の2役を担うため、1台あると便利でしょう。とはいえ、お手入れのしやすさやコンパクトなサイズにこだわるなら、ほかの商品も含めて購入を検討してみてください。
パナソニック 加湿空気清浄機 F-VXV90は、独自の気流で花粉やハウスダストを除去する仕様の商品です。3方向から気流が吹き出す3Dフロー花粉撃退気流で、部屋の空気が効率よく循環し、集じん効果がアップする設計。スマホと連携させて、外出先からの遠隔操作や部屋の空気状況の確認ができます。
適用面積は40畳。花粉撃退運転や留守そうじなどの豊富な運転モードで、汚れの量やシーンに合わせた気流を選べるのが特徴です。最大1時間に930mLのパワフル加湿機能もついていて、乾燥が気になる時期にも使えます。
パナソニックは、生活家電・空調家電・キッチン家電など幅広く展開している日本の総合家電メーカーです。空気清浄機には独自のイオンテクノロジーで花粉やアレル物質、ニオイに作用するナノイーXを搭載しているのが特徴。スギやヒノキをはじめ日本の主要な花粉13種類を抑制すると謳っています。
発売日は2022年11月。2023年に新しいモデルが発売されていますが、こちらは型落ち品ではなく、パナソニック内の上位モデルです(※執筆時点)。
ハウスダストセンサー・ひとセンサー・ニオイセンサー・湿度センサー・照度センサーの5つのセンサーを搭載。さまざまな汚れはもちろん、汚れの舞い上がりの原因となる人の動きまで検知する仕様です。
サイズは高さ640×幅398×奥行き287mm、重量は11.4kg。底面にはキャスターが4個ついています。加湿器のタンク容量は約4.0Lです。スヌーズ機能がついていて、お知らせ音で給水のし忘れを防ぎます。
今回は、パナソニック 加湿空気清浄機 F-VXV90を含む空気清浄機全50商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
最初は、集じん力の検証です。
スモークマシーンで煙を充満させたアクリルボックス内で商品を稼働させ、1分後に煙の量がどれだけ減ったかをチェックしました。
1分稼働させると、煙は9割ほど減少しました。比較したなかには煙が3割ほどしか減らなかった商品もあったのに対し、集じん力は高評価です。比較した商品の大半が高い集じん力を発揮しましたが、こちらも例外ではありません。
「独自の気流で花粉やハウスダストを除去」と謳っているとおり、空気中の汚れをしっかり抑制できそうです。
続いて、脱臭力の検証です。
アクリルボックス内に複合臭が強いくさやを入れて、サーキュレーターでニオイを充満させます。そのあと商品を稼働させ、どれくらいの時間で脱臭できたかをチェックしました。
気流をニオイモードに設定して稼働させると、くさやのニオイをわずか2分で脱臭できました。比較したなかでも上位の象印 空気清浄機 PU-SA35-WAは4分だったのに対し、脱臭力はこちらのほうが優秀。高評価の基準値とした5分よりもかなり早く、「脱臭効果があった」という口コミがあるのにも頷けます。
ただし、脱臭にナノイーXを使用するためか、脱臭後にオゾンのような別のニオイが発生する場合があります。気になる場合は、先に換気をしてから脱臭するとよいでしょう。
次に、機能性・使い勝手のよさの検証です。
センサー機能の感度のよさ・加湿機能の有無を確認して、機能性を調査。さらに、お手入れのしやすさ・サイズを調べて、使い勝手のよさをチェックしました。
なお、詳細は以下のとおりです。
シーンに合わせて、レベルを3段階から選べる加湿機能も搭載。空気清浄機としてだけではなく、加湿器としても使いたい場合にはおすすめです。
加湿機能がついていないAcer Acerpure Cool 2 in 1 エアサーキュレーター付 空気清浄機 AC551-50Wは、お手入れが必要な部分は2箇所のみ。多機能な分構造が複雑なので、普段のメンテナンスには少し手間がかかるでしょう。
フィルターの交換頻度は10年に1回程度で、こまめに部品の購入する必要がない点は便利です。詳細は以下をご参照ください。
横幅が40cm近くあり、本体サイズはかなり大きめ。比較したなかでも幅30cm未満の商品はスリムな形状で設置しやすかったのに対し、場所を大きく取るのがデメリットです。
最後に、静音性の検証です。50cm離れたところに騒音計を置いて、商品を稼働させます。弱・中・強モードの稼動音を計測し、平均値を算出しました。
その結果、稼働音の平均値は45dBと静か。高評価の基準とした50dBよりも低く、「音が静か」という口コミにも納得です。強モードで使用すると62.7dBまで大きくなりますが、静音モードにすれば30.7dBとかなり静かですよ。
比較したなかには一番弱いモードでも50dB近い稼働音がする商品もありましたが、こちらは就寝中にも快適に使えるでしょう。
タイプ | 加湿空気清浄機 |
---|---|
最大適用畳数 | 40畳 |
良い
気になる
加湿最大適用畳数 | 35畳 |
---|---|
適用床面積 | 40畳 |
集塵フィルター | HEPAフィルター |
脱臭フィルター | スーパーナノテク脱臭 |
除去可能な物質 | PM2.5、花粉、ハウスダスト、ニオイ |
運転モード | おやすみモード、花粉モード |
フィルター交換頻度 | 1年〜10年に1回 |
集塵方式 | 機械式(静電HEPA) |
加湿機能 | |
加湿方式 | 気化式 |
除湿機能 | |
タンク容量 | 約4.0L |
稼動音(弱モード) | 25.3dB |
稼動音(強モード) | 55.0dB |
スマートスピーカー対応 | |
自動お掃除機能 | |
除菌機能 | |
脱臭機能 | |
チャイルドロック機能 | |
タイマー機能 | |
スマホ連携可能 | |
キャスター付き |
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取扱説明書に記載されているフィルターのお手入れ方法・注意点は以下のとおりです。
<集じんプレフィルター>
<集じん清潔HEPAフィルター>
<スーパーナノテク脱臭フィルター>
(参照:公式サイト)
花粉やハウスダスト対策で使う場合は、本体を平らな場所に床置きするのがおすすめ。部屋の空気を効率よく循環させるために、本体の左右と上方を壁や家具、カーテンから30cm以上離して設置しましょう。後方の壁からは約1cm以上離せば、効率よく使用できます。
(参照:公式サイト)
パナソニック 加湿空気清浄機 F-VXV90の取扱店舗は、ヨドバシカメラやビックカメラなどの家電量販店。値段はオープン価格でが、公式ストアでは税込99,000円で販売されています。
価格は執筆時点・公式サイト参照
自宅で購入する場合は、公式オンラインストアを利用するのがおすすめです。1回の注文金額が税込5,000円以上の場合は、送料が無料になりますよ。フィルターをはじめとした消耗品も買えるので、交換のときに便利。集じんフィルターと脱臭フィルターの交換目安は、10年に1回程度です。
また、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなど大手ECサイトでも販売が確認できました。普段利用しているサイトもチェックしてみてください。
最後に、お手入れのしやすさやスリムなサイズが好評だった商品をご紹介します。
Acerpure Cool 2 in 1 エアサーキュレーター付 空気清浄機は、360度のあらゆる方向から空気を吸引する商品。サーキュレーターが一体化しているのが特徴で、集じん力・脱臭力の検証では高い効果を発揮しました。フィルターの掃除が簡単なので、普段のお手入れを楽に済ませたい人におすすめです。
象印 空気清浄機 PU-SA35-WAは、パワフルな集塵力とコンパクトさを謳った静音設計モデル。最大風量で設定しても稼働音が大きすぎず、音を抑えながらホコリや花粉をしっかり除去できるのがメリット。スリムな薄型デザインで、空気清浄機を置くスペースが限られている人に向いています。
タイプ | 空気清浄機 |
---|---|
最大適用畳数 | 27畳 |
加湿最大適用畳数 | |
設置方法 | 据え置き |
適用床面積 | 約27畳 |
適用床面積. | 約27畳 |
水式 | |
ペット向けフィルターあり | |
集塵フィルター | HEPAフィルター |
脱臭フィルター | 活性炭フィルター |
除去可能な物質 | 花粉、ほこり、ウイルス、PM2.5、ハウスダストなど |
幅 | 25.3cm |
奥行 | 25.3cm |
高さ | 85.0cm |
コードの長さ | 約1.8m |
重量 | 6.34kg |
充電方式 | ACアダプター |
清浄時間 | 不明 |
連続稼働時間 | 24時間 |
運転モード | 静音モード、お気に入りモード |
フィルター交換頻度. | 約1年に1回 |
フィルター交換頻度 | 約1年に1回 |
別売りフィルター | HEPAフィルター(ACF173) |
集塵方式 | ファン式 |
対応センサー | PM2.5、ニオイ |
加湿機能 | |
加湿方式 | |
除湿機能 | |
除湿方式 | |
適用床面積(加湿時) | |
最大加湿量 | |
タンク容量 | |
稼動音 | 25~54dB |
最強モード運転音 | 54dB |
最弱モード運転音 | 25dB |
最大消費電力 | 65W(定格) |
スマートスピーカー対応 | |
自動お掃除機能 | |
除菌機能 | |
脱臭機能 | |
チャイルドロック機能 | |
タイマー機能 | |
スマホ連携可能 | |
キャスター付き | |
アロマ機能 | |
扇風機一体型 | |
ハンドル付き | 不明 |
LEDライト搭載 | 不明 |
1か月あたりの電気代(実測値) | 不明 |
特徴 | |
用途 | 据え置き |
Acer エアサーキュレーター付き空気清浄機 AC551-50Wをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
タイプ | 空気清浄機 |
---|---|
最大適用畳数 | 16畳 |
良い
気になる
加湿最大適用畳数 | |
---|---|
適用床面積 | 16畳 |
集塵フィルター | アレル物質抑制除菌フィルター |
脱臭フィルター | アレル物質抑制除菌フィルター |
除去可能な物質 | 花粉、ほこり、ウイルス、PM2.5、ハウスダストなど |
運転モード | 標準モード、弱モード、静音モード、AUTOモード |
フィルター交換頻度 | 2年に1回 |
集塵方式 | ファン式 |
加湿機能 | |
加湿方式 | |
除湿機能 | |
タンク容量 | |
稼動音(弱モード) | 30.2dB |
稼動音(強モード) | 45.9dB |
スマートスピーカー対応 | |
自動お掃除機能 | |
除菌機能 | |
脱臭機能 | |
チャイルドロック機能 | |
タイマー機能 | |
スマホ連携可能 | |
キャスター付き |
象印 空気清浄機 PU-SA35-WAをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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