【徹底比較】多頭飼い向けのキャットタワーのおすすめ人気ランキング

キャットタワー専門店のMauが販売する「Mauタワー コメット」。最上段のベッドは幅70cm・奥行54cmと2匹でも十分に使える広々サイズが特徴です。ベージュのほかにピンクのカラーも展開しています。

実際に猫が暮らす部屋に設置し、使っているところを観察しました。最上段のベッドで2匹が一緒に寝たり、常にハンモックでくつろいだりと、かなり気に入っている様子でした。小さいハンモックでも深さが15cmほどあるため、くつろぎやすいといえるでしょう。

しかし、麻縄素材の爪とぎが1か所しかないので、布地の支柱で爪をといで素材の毛が抜けたり、穴が開いたりして3週間でボロボロになった支柱もありました。

安定性の検証では、推定6kgを超える猫がほかの台から勢いよく飛び乗っても、大きな揺れはなく安定していました。土台が幅・奥行ともに55cmと大きく、重量があるので全体的に安定性は高いといえるでしょう。

機能の充実性の検証ではハンモックが3つあり、そのうち1つは45cmと大きめである点は好印象です。しかし、ハウスがなかったり爪とぎが1か所しかなかったりする点が評価を下げました。組み立てやすさの検証では、接続パーツが38か所と多く組み立てに時間と体力を使うことから評価が伸び悩んだといえます。

触り心地がふわふわしていて見た目もかわいらしいデザインで、しっかりと安定感のあるキャットタワーが欲しい人はぜひチェックしてくださいね。

家具やインテリアを幅広く販売しているタンスのゲンの「ファブリック キャットタワー」。2本支柱の突っ張りタイプで高さ230〜253cmまで調節できるため、活発な猫を飼っている人におすすめです。

実際に猫が暮らす部屋に設置し、使っているところを観察しました。最上階で毛繕いしたりハンモックでくつろいだりと、すべての機能を使っており満足している様子でした。「おもちゃを見せてもキャットタワーから降りてこない」とスタッフの方から声をいただくほど気に入っていることがわかります。

しかし、ハウスがあるステップ板の穴から登っても降りるときは飛び降りてしまう様子が見られ、全体的に動線は確保しづらい構造だといえます。

安定性の検証では、支柱が7cmと少し細いため、人為的に揺らした際にぐらつきが大きい印象ですが、実際に猫が飛び降りたときは大きな揺れは見られませんでした。支柱2本とも突っ張り部分は布に覆われているため、ネジが緩んでいないか定期的に確認するようにしましょう。

機能の充実性の検証では、支柱の全面に麻縄の爪とぎがついている点や階段がついている点は好印象ですが、ハンモックが多い代わりにベッドがない点が評価を下げました。

組み立てやすさの検証では、高さがあるぶん接続パーツが39か所と多かったり、全面爪とぎ仕様でありながら軍手がついていなかったりと、組み立てに時間がかかってしまうことから評価が伸び悩みました。

ネオリードの「キャットタワーStadium SLIMOA」は、スリム構造はそのままで猫の動線を確保するデザインにリニューアルした商品です。低ホルム接着剤を使用しているので、開封時のキツいにおいが少ないのが特徴です。

実際に猫が暮らす部屋に設置し、使っているところを観察しました。特に最上階のベッドで外を眺めたり、ハンモックでくつろいだりする様子が伺えました。また、ジグザグの動線が確保されているので登りやすそうな印象です。

しかし、最上階のベッドから降りるときは中央部にある見晴らし台が小さく着地スペースが十分に確保できないためか、勢いに任せて降りないといけない様子でした。

安定性の検証では、土台が幅61cm・奥行49cmと大きく下部は比較的安定していますが、最上階のベッドで猫が動いているとそれに合わせて上部がゆらゆらと揺れてしまう様子が見られました。

機能の充実性の検証では、ベッド・ハンモックがそれぞれ2つずつある点は好印象。しかし、爪とぎが麻縄素材ではない点が評価を下げました。実際、爪とぎはほとんど使われておらず、3週間経っても組み立て時と変わらないきれいな状態でした。

組み立てやすさの検証では、説明書がイラストと文章でわかりやすくスムーズに組み立てられましたが、接続パーツが31か所と多いため評価が伸び悩みました。