ポンプの吸い込み側で使われるサクションホース。給排水を中心に、農業・工業などの幅広い分野で活躍します。しかし、東拓工業・カクイチといった多くのメーカーが販売しており、40mm・80mmなどホース径の選択肢も豊富。耐圧性・耐熱性が高いものから軽量ホースまでさまざまで、どれにすべきか迷いますよね。
そこで今回は、サクションホースのおすすめ人気ランキングと、その選び方をご紹介します。灌漑農業や土木建築向けのホースだけでなく、食品用や薬品用も解説。サクションホースの点検や補修方法も説明します。ぜひ本コンテンツを参考に、用途に合ったサクションホースを選んでください。
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サクションホースとは、主に灌漑農業・土木建築・工業などの現場での給排水に用いるホースのことです。ポンプの吸い込み口に設置して液体の移送に使います。ポンプの吸い込み側は圧力がかかるため、潰れないようにワイヤーなどで補強されており、ほかの一般的なホースより耐久性が高いことが大きな違いです。
サクションホースは使用場所や流れる液体の種類により、求められる性能が異なります。たとえば、水田耕作や畑作での灌漑用は屋外で使用するため、耐候性が重要。工場で使う場合は、流体に合った耐薬品性・耐熱性を備えたホースが必要です。井戸水の組み上げ用には、汚れにくいホースが使われます。
なお、サクションホースは、ニップルなどのジョイントを使ってホース同士の連結固定が可能。ホース先端にストレーナーを取りつければ、ゴミの吸い込みを防げます。長距離でホースを接続したいときや、衛生的に給排水したいときなどには、あわせてそろえておきましょう。
サクションホースを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「5つのポイント」をご紹介します。
ホースを接続するポイントやポンプが決まっている場合、接続場所に適合する外径・内径のホースを選びましょう。外径はホース外側を含む全体の直径、内径は内側の空洞部分の直径です。基本的に内径が合っていれば接続可能ですが、固定器具やジョイントは外径が大きすぎると使えない場合もあるので注意してください。
内径・外径は、75mm・80mmなどのmm表記のほか、50ΦのようにΦ単位でも表示。Φは直径を意味する記号です。2インチ(約50mm)・4インチ(約100mm)のように、一部はインチ単位で記載することがあります。
ちなみに、コネクター・ジョイントなどを活用すれば、適合外サイズのホースの接続も可能です。ただし、パワーの少ないポンプで大きいホースを使う利点はあまりなく、パワーの大きいポンプで細いホースを使うと高負荷がかかるので破損リスクが高まります。基本的には直径を合わせて使うのが無難です。
ホースの長さは、水源などからポンプを設置したい場所までの距離+2m程度が目安。ホースは長いほど圧力損失が発生するため、ポンプにパワーが求められます。長すぎると求める水圧で吸引できない場合もあるうえ、重量が増えて運搬も困難になるので、必要以上に長すぎるホースを準備するのはおすすめできません。
なお、井戸水の汲み上げなどに使うなら、ポンプ側の吸入揚程もチェックしましょう。吸入揚程とはポンプが汲み上げられる高低差を表し、ポンプと給水源などの高さが違う状況で使用するときには重要な数値です。吸入揚程は距離の目安にもなるため、ホースの長さを選ぶときにも参考にしてください。
サクションホースには、水の流れが見える透明ホース・持ち運びに適した軽量ホース・巻きやすいホースなど、さまざまな種類があります。用途に合わせて使いやすいサクションホースを選びましょう。
水が正常に流れているか確認できるものがよいなら、透明なサクションホースがうってつけ。ポンプの先が中の見えないタンクや別のフロアの場合、ポンプがしっかり水を吸引しているのか確認しにくく困るケースがあります。サクションホースが透明なら、少なくともポンプまで水が来ているかは確認できて便利です。
透明ホースはゴミや泥などによる水の汚れや、ホースの詰まりも目視で確認しやすい点もメリット。予期せぬ汚水の給水によるトラブルや、ポンプの故障などの事故を未然に防ぐのにも役立ちます。ホース自体の汚れ具合もわかるので、交換時期も見極めやすいでしょう。衛生的に給排水したい人にぴったりです。
作業場に運搬することが多いなら、軽量なサクションホースがベター。つけっぱなしにせず外して保管したり、別のポンプにつけ替えて使ったりするなら軽いサクションホースが重宝します。テフロン(フッ素)・塩ビなどで作られたホースは軽い傾向があるため、優先的にチェックしましょう。
一方、同じポイントにつけっぱなしにするなら、ゴム製ホースでもOK。内面にゴムを使用したホースは重さはあるものの耐熱性・耐圧性が高いので、工業用向きです。同じ2インチの場合、塩ビ製は805g/mなのに対し、ゴムを使用したホースは1,395g/mと差があります。使い方を考慮して素材と重さを確認しましょう。
都度取りつけて使うサクションホースは、巻き癖がつきにくいものがよいでしょう。巻き癖がつきやすいホースは伸ばすのが大変で、接続に苦労する可能性があります。巻き癖のつきやすさは素材などでは判断しにくいため、口コミやレビューをチェックしておきましょう。
ライン入りのサクションホースならねじれを視覚的に確認できるため、巻いて収納するときのねじれを防ぐのに有効です。ねじれは巻き癖の原因にもなります。巻いたり使ったりを繰り返すなら、ライン入りのサクションホースがよいでしょう。外側に補強糸を施し、保形性を高めているホースも狙い目です。
ちなみに、円状に巻くとねじれた状態のまま巻き続けてしまいやすく、巻き癖がつきます。8の字に巻くと交差するタイミングで巻く向きが反転するため、ねじれが悪化しません。できるだけ手軽に巻き取りたいなら、軽いホースのほうが扱いやすくなります。ホースの取り扱いにも注意して巻き癖を防ぎましょう。
スムーズに給排水するためには、適切な性能を備えたサクションホースが必要です。さまざまな使用条件において、求められる性能を確認しておきましょう。
高所からの給水に使う場合は、耐圧性の高いホースが適しています。耐圧性の高さは、粘性のある液体を扱うときや、高低差・傾斜のある場所での給排水時に重要です。泥水はもちろん、井戸水の給水・海水の汲み上げ・水中ポンプなどで使うなら、耐圧性に着目してください。
ポンプ側の水圧を確認し、対応できるサクションホースを選択しましょう。樹脂製ホースに補強コードを巻きつけた製品の耐圧は、おおむね0.5MPa前後。粘性の高い液体も給排水することがあるなら、内面をゴムで補強して許容圧力を1.0MPa以上まで高めたホースがベターです。
温水の給排水を行うなら、耐熱性を備えたサクションホースを用意しましょう。耐熱性が足りないと変形や破損のリスクがあります。耐熱ホースは食品向けが多く、食品油・飲料水・酒類などの輸送にも便利。熱湯消毒が可能なホースだと、内部を清潔に保つ必要がある用途で重宝します。
耐熱性のあるサクションホースの材質は、テフロン・ゴムなどの素材が代表的。耐熱特殊素材を使用したホースもあります。耐熱ホースは80℃前後まで流せるものが多い傾向です。液体と熱風とで耐熱温度が違う場合があるため、100℃以上に耐えると記載があるホースも高温の液体を流せるのかは確認しておきましょう。
飲食物の輸送に使うなら、食品衛生法に適合するホースを選んでください。飲料・食品などを輸送できるホースは食品衛生法で定められ、厚生省告示第370号に記載があります(参考:厚生労働省)。フタル酸系可塑剤を使用せず、無臭で溶出物がないホースが該当。撥水性がよく流体が内部に残りにくいものが理想です。
薬品用に使うなら、耐薬品性の高いホースを探しましょう。内部表面をフッ素でコーティングしているホースなどが該当します。ただし、ホースの耐薬品性は輸送する成分ごとに有効性が異なり、内部の素材にもよるので一概に判断できません。各ホースの薬品適合表・説明書などをよく確認して選びましょう。
商品 | 画像 | 最安価格 | ポイント | 詳細情報 | |||
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素材 | ホース長さ | ホース口径 | |||||
1 | タイガースポリマー クリスタルホースF-3型 | ![]() | 軽量で曲げやすくサクション・デリバリー用にぴったり | 軟質PVC、硬質PVC | 20m | 不明 | |
2 | カナフレックスコーポレーション V.S.カナラインA | ![]() | 軽量でフレキシブル、補強コード入りのサクションホース | 軟質PVC、硬質PVC | 30m | 不明 | |
3 | 十川産業 ゴールドフレックスL|GFL-25 | ![]() | 塩化ビニールを使用した軽く柔軟なサクションホース | 軟質PVC、硬質PVC | 20m | 不明 | |
4 | タイガースポリマー タイパワーホース WS型 | ![]() | 軽量で耐圧性・柔軟性に優れている点が特徴 | 硬質PVC、軟質PVC | 20m | 不明 | |
5 | カナフレックスコーポレーション サクションホース V.S-C.L型 | ![]() | 平滑でスムーズに持ち運べるサクションホース | 硬質塩化ビニール(PVC)、軟質塩化ビニール(PVC) | 50m | 不明 | |
6 | カクイチ アースフロー L サクションホース | ![]() | 軽量でハンドリングが容易。外から輸送物の確認も可能 | PVC | 5m | 不明 | |
7 | コンヨ SUN UP|サクションホース | ![]() | 直径25mm。優れた耐久性・保形性が特徴 | 不明 | 5m | 25mm | |
8 | カクイチ インダスCX | ![]() | ハードに使えて安定した流体輸送も可能 | 硬質PVC螺旋芯、軟質PVC層、補強糸 | 不明 | 不明 | |
9 | クラレプラスチックス ネオライト | ![]() | 輸送物の確認ができるのが特徴。カットマーク付き | 軟質PVC、硬質PVC | 8m | 不明 | |
10 | カクイチ インダススパイラルGM2 | ![]() | 流量や圧力の損失を抑え、外から輸送物の確認もできる | 軟質PVC層 | 20m | 不明 |
サクションホースの点検は、使用前点検・定期点検の2つが推奨されています。使用前点検は、見た目に異常がないかを目視でチェックするものです。異常があった場合は交換するか、ホース用の補修テープなどで一時的に対処します。ホースは内圧で伸縮するので余裕を持って配管したうえで使用してください。
定期点検は、3か月に一度を目安に実施しましょう。使用前点検より丁寧に見た目を検査します。具体的には、補強コードの破損、ホース表面の傷・ひび割れ、潰れ・膨張・折れといった変形がないかを確認してください。曲げたときの感触が硬化している場合は、劣化の可能性があるため交換を検討しましょう。
農業・ガーデニング作業を行う人は、散水用のホースやリールもチェックしましょう。以下のコンテンツで詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
1位: タイガースポリマー|クリスタルホースF-3型
2位: カナフレックスコーポレーション|V.S.カナラインA
3位: 十川産業|ゴールドフレックスL|GFL-25
4位: タイガースポリマー|タイパワーホース WS型
5位: カナフレックスコーポレーション| サクションホース V.S-C.L型
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