ファーバーカステルの万年筆のおすすめ人気ランキング【2025年】

六角形軸を採用したヘキサやオンドロは、持ちやすさを重視したい人におすすめです。六角形軸は、ペンを支える親指・人差し指・中指がしっかりとフィットする形状。鉛筆のように握りやすく、長時間の筆記でも疲れにくいことがメリットです。

カジュアルに使いたい人はヘキサ、素材特有の質感を楽しみたい人はオンドロがぴったり。ヘキサはアルミニウム製で、軽量ながらも耐久性に優れています。オンドロは木やメタルなどを使用しており、経年変化や重厚感が楽しめるでしょう。

また、豊富に展開されているカラーもチェックしましょう。ヘキサは、ブラック・シルバー・ブロンズ・ブルーなどの落ち着いたカラーが特徴です。オンドロは、木製のほかにオレンジ色のレジン製もありますよ。ただし、輸入状況によって販売カラーや素材が変わることもあるので、販売サイトを確認してください。

しっかりと握れる太めの万年筆が好みなら、エモーションがおすすめです。デッサン鉛筆をイメージしたシガーシェイプデザインで、手に馴染みやすいことが特徴。持ちやすさを重視したい人にもぴったりです。

エモーションの軸は存在感があるので、使用している素材によっても見た目の印象が大きく変わります。軸の主な素材は、レジン・木材・メタルなど。とくに、梨の木を使った軸は、ブラウン・ダークブラウン・ブラックなどカラーが豊富で、好みや用途に合わせて選べます。

なお、木製軸は水分に弱いため、濡れた手での使用や湿度の高い場所での保管は避けましょう。木の風合いを維持したいときは、乾いた柔らかい布で定期的に拭き取り、過度な湿気や直射日光を避けて保管するなど、細やかなケアが必要です。

携帯性を重視するなら、ネオスリムやアンビションがぴったりです。スリムなボディが特徴なので、仕事で持ち歩いたり手帳やノートと一緒に携帯する場面などで活躍します。

金属製のボディが好みの人にはネオスリム、素材を吟味したい人にはアンビションがおすすめです。ネオスリムは、深いブルーやマットグリーンなど、落ち着きあるカラー展開×金属ボディが魅力。アンビションは木製・レジン・金属など素材のバリエーションが豊富で、好みやスタイルに合わせて選択できます。

なお、どちらも細身で軽量なので、自分の手に合うサイズか考慮して選びましょう。細身の万年筆は手が小さい人のほうが扱いやすく、手の大きい人は持ちにくさを感じる可能性があります。万年筆は筆圧がかからないように書くことが基本なので、リラックスした状態で握れるかの見極めが大切です。

子どもにはじめての万年筆を選びたい場合には、スクール万年筆がおすすめです。子どもが思わず使いたくなる、ブルー・レッド・グリーンなどのカラフルな見た目が特徴。カラーを一緒に選ぶことで、お気に入りの一品になるでしょう。

スクール万年筆の特徴は、子どもが使いやすいように設計された機能性です。イリジウムを採用した丈夫なペン先で、筆圧の安定しない子どももスムーズに筆記ができます。グリップ部分は三角形で握りやすく、正しい持ち方を自然と身につけられるのも大きなメリットです。

なお、スクール万年筆はカートリッジとインクを吸い上げて使うためのコンバーター両用式ですが、購入時はカートリッジインが付属しています。コンバーターを使いたい場合は、別途購入が必要です。

高級万年筆をはじめて購入するなら、エントリーモデルのタミシオをチェックしましょう。エントリーモデルとは、初心者向けに作られた商品。伯爵コレクションのなかでも手頃な価格帯なので、上質な万年筆を気軽に楽しみたい人にぴったりです。

メタルパーツ×マットラッカー仕上げの、個性的なボディの対比が特徴。細やかに波打つリブ模様が、シンプルながらも洗練された印象です。エントリーモデルですが、伯爵コレクション特有のトランペットシェイプのキャップトップも備えています。

なお、タミシオには通常モデルと特別モデルがあることも注目のポイントです。ボディカラーとメタルパーツの対比がはっきりとした通常モデルに対し、特別モデルのブラックエディションはすべてブラックラッカー仕上げ。ブラックエディションは価格設定がやや高いので、予算も考慮して選びましょう。

装飾の美しさを楽しみたい人やデザイン性にこだわりたい人は、ギロシェに注目しましょう。ヨーロッパの伝統的な彫刻が施された、美しいボディが特徴。独特の模様が生み出す陰影が、上品で洗練された印象を与えます。

カラーバリエーションが豊富であることも魅力です。ブラックやダークブルーなどの落ち着いた色合いから、華やかなエレクトリックピンクやバーントオレンジなど、個性的なカラーがそろっています。目を惹く鮮やかなボディカラーの万年筆がほしい人にもぴったりです。

なお、ギロシェは使用する素材や彫刻の模様によって価格が変動するので注意しましょう。全体がブラックでコーティングされたものやヘリンボーン模様仕上げのものは、通常のギロシェよりも価格が上がります。

クラシックコレクションは、上質な素材で作られた万年筆がほしい人におすすめです。ボディには、グラナディラやマカサウッドなどの高級木材、プラチナコーティングが施された金属などを使用。それぞれ異なる質感や風合いが楽しめます。

よりデザインにこだわりたい人は、クラシックコレクションのなかでもアネロシリーズをチェックしましょう。アネロは、クラシックコレクションをベースに、ボディに複数のメタルリングを施したデザイン。異素材の組み合わせによる、美しいコントラストが楽しめます。

なお、ギロシェと同様に、同じクラシックコレクションでも素材によって価格が大きく異なるので、選ぶ際には注意が必要です。スターリングシルバーとプラチナコーティングなど、見た目がよく似ているものもあるので、素材と価格をしっかり確認したうえで購入しましょう。