テレビブースターのおすすめ人気ランキング【2025年】

今と同レベルのテレビブースターを購入するなら、まずは屋内用か屋外用かを確認しましょう。テレビブースターには屋内用と屋外用があり、どこにあるか場所を把握します。一般的に屋内用は室内のテレビ周辺にあり、増幅部と電源部が一体のタイプです。

屋外用はアンテナの下や屋根裏に設置してあるブースターのこと。増幅部がアンテナの下に、電源部がテレビ裏・浴室の点検口・屋根裏などにあり、基本的に増幅部・電源部の両方を交換します。なお、屋内用・屋外用問わず、手が届く場所にあるなら自分で確認・交換可能です。

ただし、目に見えない屋根上にある場合は気をつけて作業しましょう。自分で確認・交換すると落下して、事故・ケガの原因になる可能性があります。自分で作業できない場所にあるなら、無理をせずアンテナ業者に依頼しましょう。

問題なくテレビを見られている人は、使用しているブースターの利得（ゲイン）と近いモデルをチョイスしましょう。利得とは、アンテナが受信した電波をどれだけ増幅できるかを表す数値。dBで記載され、数値が大きいほど増幅効果が高くなります。今より利得が低いと映像が悪くなることがあるため注意しましょう。

ただし、基本的に利得は本体に記載されていません。本体を見ても利得がわからないため、使用している商品をネットで検索して調べてください。もし商品を調べてもわからないときは、可能な限り利得が高いモデルがおすすめです。

そのほか、周波数帯域が同じかもチェックしましょう。周波数帯域とは、対応している放送のことで、周波数帯域が異なるとブースターの効果が得られません。また、BS・CS用ブースターを使用している人も対応したブースターを選択してください。

手軽に設置したいなら、机に置く卓上型や壁・窓に貼るタイプの屋内用を要チェック。ブースターとテレビ端子・テレビを繋ぐだけで接続でき、簡単です。屋外用と比較すると増幅効果は低いものの、少し映像が悪い程度なら屋内用で十分活躍します。

また、分配機を使い複数のテレビを使用している家庭にもおすすめです。受信電波を安定させる目的で使うので、1台ごとの電波が弱いときにも活用できます。室内に設置するため、マンションのようにアンテナ工事できない集合住宅で使えるのもメリットです。

一方で映像がとくに悪かったり映らなかったりするなら、屋外用がぴったり。アンテナの電波を直接増幅するため、屋内用よりも高い増幅効果が見込めます。ただし、屋外用は基本的に工事が必要。設置には専門知識が必要だったり、高所作業がともなったりします。知識がない人は業者へ依頼しましょう。

しかし、4K以上でテレビを見ないなら対応モデルは不要です。4K対応だと未対応モデルより5,000円ほど高い傾向があり、安いものでも7,000円ほど。今後4K・8K対応テレビを購入するなら検討するのも手ですが、現状必要ないなら安く手に入る未対応モデルでよいでしょう。

映像の乱れを直したいなら、テレビのアンテナレベルに合わせて利得を決めましょう。テレビメーカーや視聴する放送によって必要な利得は変わりますが、一般的に50dB以上で映像が安定します。例えば、アンテナレベルが30dBであれば、利得が20dB以上のモデルがおすすめです。

あわせて利得調整機能をチェックしましょう。利得は低すぎても高すぎても映像に乱れを起こし、数値が少し違うだけでも映り方が変わります。利得を調整できるモデルなら、必要に応じて電波を調整し安定させられて便利です。

利得調整機能は、電波妨害の防止にも役立ちます。利得が大きすぎると電波が入力信号に流れ、増幅された電波が広範囲に放射されると、テレビ・携帯電話など通信障害の原因になる場合も。テレビの映り具合を確認しながら調整して、適した数値を保つことが大切です。

乱れのない映像を楽しみたいなら、定格出力の数値が大きいものに注目。定格出力とは安定した電波を送信できる出力範囲のことで、dBμVで表されます。定格出力が大きければ、入力電波が大きくてもきれいに映せますよ。範囲を超えると映像が劣化したり、受信できなかったりするので必ず確認してください。

また、定格出力を超えると接続機器の故障に繋がる可能性があるため注意が必要です。例えば、定格出力が80dBμVの場合、アンテナレベル40dB+利得50dBだと90dBになり範囲を超えます。安定した映像を視聴するためだけでなく、機器の故障を防ぐためにも定格出力の上限が大きいものを選びましょう。

状況に応じて映像を安定させたい人は、利得調整や入力ATTなど入力レベル範囲を調節できるモデルが向いています。入力レベルは大きくても小さくても映像に乱れが出るため、きれいな映像を見るために調節が必要です。環境に適した入力にできるよう、調節機能がついているか確認しましょう。

なお、調節できる幅は0～20前後がおすすめです。調節範囲はモデルによって異なりますが、幅が広いとどのような環境でも対応できます。また、定格出力を超えた場合も入力を抑えられ、映像の乱れだけでなく機器の故障も防げて便利です。

性能や価格など好みに合わせて選びたいなら、マスプロ電工をチェックしましょう。マスプロ電工は愛知県にある受信機器メーカーで、商品の製造・販売のほか取りつけ工事も請け負っています。屋内用・屋外用と種類が多く、設置する場所に合わせて選べるのがメリットです。

また、高性能モデルがある点も魅力。増幅部と電源部の接続に異常があると表示灯で知らせる機能搭載モデルや、雑音指数が1dB以下のモデルなどがあります。さらに、家庭用だけでなく集合住宅向けの共同受信器があり、住居によって選択できるのもポイントです。

家の外観や室内のインテリアにこだわる人は、シンプルで目立ちにくい商品を展開するDXアンテナが向いています。DXアンテナは、エレコムの子会社でテレビ用受信アンテナの製造・販売を行うメーカー。電波の受信にこだわりがあり、Wi-Fi・携帯電話の電波に影響されにくい高性能なモデルを製造しています。

品質にこだわるなら、日本アンテナをチョイスしましょう。日本アンテナはテレビアンテナ・受信用電子機器を製造・販売していて、海外にも進出しているメーカーです。電波法より厳格な基準で開発していて、性能の高さに定評があります。

また、ほかのメーカーと同様にラインナップが豊富です。室内用・室外用のほかにBS・CS対応モデルがあり、目的に合わせて選べます。商品サイズも通常の大きさのものからコンパクトタイプまであり、設置場所に合わせて選択できるのも魅力です。